Chromebook(クロームブック)は使えない?

レビュー

Youtubeでしょうもない動画を見るのが好きなんですが、スマホでは画面が小さいので字幕なんか表示されてると文字が小さすぎて見づらいけど、わざわざパソコンを立ち上げてまで見るほどのものでもない…。

なにかちょうどいい感じに使いやすいデバイスでもないものか?というわけで、結構昔からandroidタブレットを愛用しているんですが、5年程前に買ったタブレットはそろそろバッテリーの寿命が…。

そんなわけで、新しいタブレットを物色していて見つけたのが、androidと同じくGoogleの開発したChrome OSを搭載した“Chromebook”。

買う前にレビューをいろいろとみてみると、なかなかに使いづらいことで評判なんですが、果たして実際のところはどうなのか?

人柱になるつもりでポチって見ました!

Table of Contents

Chromebookって何者?

そもそもChromebook(クロームブック)とは何なのか?

冒頭でも少し触れてますが、Chrome(クローム)というのは、Googleマップやネット検索でおなじみのGoogleが開発したOSです。

OSというのは、WindowsやMac、あるいはアンドロイドといった、パソコンやスマホに搭載されている基本ソフトのこと。

Chromebookは、WindowsやMacの代わりに、ChromeというOSが入っているパソコン的なものだと思ってもらえればOKです。

Windowsの入っているパソコンは、いろいろなメーカーから販売されていますが、Chromebookも同じようにいろいろなメーカーから販売されています。

この記事を書いている2021年の12月の時点でChromebookを販売しているのは

この5社のようですね。

基本的にはノートパソコン型のような折り畳み式の本体のものが多いのですが、中にはキーボードが取り外せるものや、キーボードを完全にモニターの裏側まで曲げてしまえるものなどもあり、iPadsurfaceのような使い方ができる機種もあるようです。

買ってみた!

私の場合は、今まで使っていたタブレットの買い替えになるので、キーボードを取り外すことができる機種が欲しい!

探してみると↓

ASUS Chromebook Detachable CZ1”という機種が、キーボードを取り外すことができるので、タブレットの代わりには調度よさそうな感じ。

値段もそこそこお手頃で、サイズは今まで使っていたタブレットとそう変わりません。

さっそくAmazonでポチって見ました!

1週間ほど使ってみて

というわけでAmazonでChromebookを注文して、手元に届いたのが1週間前の話。

1週間ほど使ってみた感想を交えつつ、『Chromebookは使えない』といわれる理由について書いてみたいと思います。

Googleアカウントが必須!

Chromebookを使う上で絶対に必要になるのが“Googleアカウント”!

Googleアカウントが無いとChromebookのセットアップができません…。

アンドロイドスマホか、アンドロイドタブレットを使っている人なら絶対持っているはずなので特に問題はないかと思いますが、iPhoneユーザーだとGoogleアカウントを持っていないという人がほとんどではないでしょうか?

まぁ、仮にGoogleアカウントが無かったとしても、Chromebookのセットアップの時に作ることができるので特に問題はないんですが、セットアップがちょっと面倒になります。

Wi-Fi接続が必須!

Chromebookをセットアップする時には、Wi-Fiでインターネットに接続する必要があります。

Wi-Fiが無いと機器の認証ができないため、Chromebookを使うことすらできません。

それと、Chromebookはインターネットに接続した状態で使うことを前提としているため、アプリ以外のデータ、例えばワープロソフトや表計算ソフトで作成したデータは、基本的に“Googleドライブ”というネット上の保管場所に保存されるようになっています。

なので、Wi-Fiが使えない場所ではデータの保存はできませんし、そもそもデータを呼び出すことすらできません!

Chromebookを使う場所でWi-Fi接続できないという人は、スマホのようにsimカードを挿入して携帯電話向けのデータ通信回線に接続できる機種があるので、そちらを選んだ方がいいでしょうね!

WindowsやMac向けのアプリが使えない!

ノートパソコン向けのOSとして一般的なのはWindowsかMacですが、これらのOS向けに開発されたアプリは、当然のことながらChromebookでは使えません。

WindowsやMacなら、個人や企業などが作成してホームページ上で一般向けに公開しているアプリケーションを、ユーザーが自由にダウンロードしてパソコンにインストールすることができますよね?

ところがChromebookの場合は、アンドロイドスマホと同じように、Googleプレイで公開されているアプリしかインストールすることができません。

基本的にはGoogleプレイで公開されているアプリは安全性を検証済みなので、セキュリティを考えればこちらの方が安心安全なんですが、『ネットで見つけた便利そうなアプリをお試しでインストールしてみたい』ってことはできないので、その点は不便です。

Microsoft Office が使えない!

仕事でChromebookを使う上でネックになるのが、文書作成や表計算ソフトのデファクトスタンダードであるMicrosoht Officeが使えないというところ…。

一応互換性のあるアプリはChromebook向けに公開されていはいるんですけど、完全互換ではないので、Officeで作成されたファイルを読み込むと、文書の表示がおかしくなったり、表計算の出力結果が変わってしまったりします。

さらに前述のとおり、作成したファイルの保存先がGoogleドライブになってしまうので、インターネットに接続していないと使いものにならない…。

一部には内部ストレージにデータを保管できるアプリがありますが、ChromebookはWindowsやMacのようにデスクトップにショートカットを作ることができないので非常に使いづらいです。

とはいえ、これはまだ使い慣れていないからなんでしょうね。

Googleドライブにデータが格納されるのも、決して悪いことでもないんですよ。

例えばパソコンとスマホで並行して作業することを考えると、いちいちUSBメモリやmicroSDでデータの移動をしなくて済むので便利です。

また、複数のデバイスの間でデータやり取りを行うと複数のコピーが発生するため、どれが最新のファイルなのかわからなくなってしまうなんてこともありますが、Googleドライブに保存されるのは常に最新のデータになるので、最新版を探す手間が省けて仕事の効率アップにつながります。

性能が微妙…

残念ながらChromebookは一般的なノートパソコンに比べると性能がそれほど良くありません…。

今でこそ計算処理を行うCPUに、一般的なノートパソコンと同程度のものを搭載していますが、数年前は聞いたこともないようなメーカーの謎のCPUを使い、処理能力を表す数値も微妙なものが多かった印象があります。

データを格納するストレージの容量も64GBくらいで、20年位前のノートパソコンとそれほど変わらなかったり…。

とはいえ、Chromebookは安価でそれなりに動くことを目的に作られているので、CPUやストレージの数値が低いからと言って性能が悪いわけではありません!

OSやアプリの処理負荷がとんでもなく低くなるように設計されていますし、ストレージが足りない分はGoogleドライブに保存すればいいようになってますからね。

なので、性能を表す数値だけで『Chrombookは使えない』と判断するのはナンセンスです!

ネット閲覧には最強かも?

Chromebookを使う上での色々なデメリットをピックアップしてみましたが、個人的には結構使いやすくて気に入ってます!

私の場合はデスクトップパソコンがあるので、文章の作成や表計算などの事務処理をデスクトップパソコンで行い、内容の確認やちょっとした手直しをChromebookで行う、といった感じで使い分けています。

これならOffice互換のアプリでも何の問題もなく作業ができますからね。

それと、趣味のYoutubeしょうもない動画の鑑賞や、ネット閲覧のように、わざわざパソコンを立ち上げるほどもないようなことは、すべてChromebookでやってます。

Chromebookの性能的に、内部で複雑な処理を行うことが必要な作業には向いていませんが、Youtubeの動画やインターネットの閲覧のように、外部で処理しているものをただ見るだけなら何のストレスもなく表示してくれます。

Youtubeもネットもスマホがあれば何の問題もなく見ることができますが、やっぱり大画面の方が見やすいですからね!

まぁ、わざわざChromebookを買わなくても、アンドロイドタブレットがあれば十分な気もしますが…。

ちなみにChromebookの性能的には、動画の編集作業もできないことはないんですが、そのあたりはこれからですかね?

まだ1週間なので、これからアプリをいろいろと探してみたいと思います。

Chromebookがお勧めな人、そうでない人

Chromebookを使う上でメリット、デメリットはありますが、これは何を目的に使うかによってかなり話が変わってきます。

例えば

  • Youtubeやネットの閲覧
  • メール
  • チャット

ように、スマホの延長線上で使うような人にはおすすめ!

スマホに比べるとはるかに画面が大きいので、画面に表示される文字が見やすいですし、キーボードもついているので入力も簡単!

キーボードの手前側にはマウスがついているので、普通のノートパソコンと同じようにカーソルを操作できるうえ、画面のタッチにも対応しているので、ノートパソコンよりも操作しやすいというのもおすすめのポイント!

また

  • 家族共有のパソコンのほかに、自分専用にもう1台パソコンが欲しい
  • メインのデスクトップ機のサブにもう一台欲しい
  • 外出先でも作業がしたい

という人にもChromebookはおすすめ。

WindowsやMacを搭載したノートパソコンと比較するとはるかに安いですし、本体が薄くて軽量なモデルが多いので、持ち運ぶのにも便利ですからね!

逆におすすめできないのが

  • 学生(特に大学生)

大学の授業や課題の作成にパソコンを使うことが多いかと思いますが、使用が推奨されているアプリはほとんどがWindows向け。

これでは全く使い物にならないので、貴重なお金をドブに捨てるようなものです。

『大学入学を機に自分用のパソコンが欲しい』なんて人にChromebookではなく、Windowsを搭載したノートパソコンを買いましょう!

まとめ

一般的なノートパソコンと比較するとどうしてもスペックが見劣りしますが、性能に見合った使い方や、ある種の割り切りをしてしまえば途端にものすごく使い勝手のいいデバイスに一変するのがChromebookの面白いところ!

なかなか人を選ぶデバイスなので、どんな人にもお勧めというわけではないものの、小型軽量で安価というのが魅力的に映る人も多いのではないでしょうか?

今回はChromebook全体のメリットやデメリットについて触れてみましたが↓

私が実際に購入した“ASUS Chromebook Detachable CZ1”にフォーカスして、もう少し踏み込んだレビューをしてみましたので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください↓

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