マイクロソフトフライトシミュレーター(MSFS)は、マイクロソフトのリリースするフライトシミュレーターの老舗タイトル。
もともとは1979年に、SubLOGICというソフトウェアメーカーがApple ComputerのAppleⅡ向けに開発したゲームだったんですが、1980年代初期にマイクロソフトがSubLOGICを買収し、社内の開発部門として“ACE studio”を設立。
これ以降はマイクロソフトが開発・販売を手掛けるタイトルとなったものの、2006年にリリースされた“Fligth simulator X”を最後にACE studioは解散。
その後、ACE Studioのメンバーと、マイクロソフトが持っていたフライトシミュレーターの知的財産権はアメリカの航空宇宙企業の大手、ロッキード・マーティンが買収し、Flight simulator Xをベースにして“Prepar3D(Prepared:プリペアード)”としてリリースされることになります。
全世界のファンが『マイクロソフトはこのままフライトシミュレーターから手を引いてしまうのか?』なんて思っていたところ、前作から14年ぶりにリリースされたのが、最新作の“Microsoft Flight Simulator(MSFS)”です↓
当初はパソコン向けにオンラインでのみ販売されていましたが、現在はDVD10枚組の日本語パッケージ版や↓
マイクロソフトの家庭用ゲーム機“Xbox”向けのバージョンもリリースされています↓
フライトシミュレーターというと、戦闘機を飛ばして空中戦をすることがメインの“エースコンバット”シリーズを思い浮かべる人が多いかもしれませんが↓
MSFSでは一切戦闘がありません!
飛行機を飛ばして好きなところに行くことが目的のゲームです!
自分で何らかのゴールを作らないといけないので、いわゆる“お使いげー”が好きな人は『何をやったらいいんだろう?』なんて思うかもしれませんが、何も考えずに飛ぶのも楽しいですよ!
最新作のMSFSのいちばんのセールスポイントは、クラウド上に再現された地球を自由に飛び回れるというところ。
例えばセスナ機で東京の上空を飛んで、旅客機からは見ることのできない景色を眺めてみたり↓

プライベートジェットでマンハッタンの街並みを見下ろしてみたり↓

飛行艇に乗ってヴェネツィアでのクルージングを楽しんでみたり↓

といった感じで、世界中のあらゆる場所を飛び回ることができます。
とはいえ飛行機を飛ばすのは車に比べるとそれなりに難しい…。
ゲームといいつつも、物理法則や空力の再現度がそこそこ高いので、エースコンバットのように簡単に飛べないんですよ。
一応、AIが操縦してくれる“AIパイロット”という機能があるので、出発地と目的地を設定すれば遊覧飛行も楽しめますが、どうせなら自分で好き勝手に世界中を飛び回りたいですよね?
そんな人におすすめしたいのが、一般的なゲームのチュートリアルにあたる“飛行訓練”です。
フライトシムのチュートリアルというと
- 飛行機の姿勢を変える
- 左右に旋回する
- 上昇・下降する
- 離着陸する
くらいしかなかったりしますが、MSFSの場合は“視点切り替えの方法”といったゲームの根幹となるような基本操作の仕方の説明から始まり…
- 飛行姿勢の変え方
- 定常旋回(高度を保ったままの旋回)
- 離着陸
- トラフィックパターン(飛行場周辺の周回経路)の飛行方法
という感じでかなり本格的!
どうも実際の飛行学校のカリキュラムをベースに、トレーニングのシナリオを作っているらしいです。

シナリオが終わると項目別に採点してくれるので、トレーニングのどこが悪かったのかがわかりやすい!

トレーニングを一通りこなせば、本物のパイロットと同じレベル!とまではいかなくても、MSFSをはじめとするフライトシミュレーターの中で自由自在に飛び回ることができるだけのスキルを身に付けることができるはずです。
というわけで早速やってみたのがこちらの“イントロダクション”↓
まずはコクピット内での視点の切り替えや、計器類の形や場所なんかを覚えていきます。
この時点ではマウスとキーボードだけ十分ですが、さすがに操縦するのはかなり難しい…。
最低でもゲームパッドは欲しいところですね↓
コクピット内のスイッチ類は、マウスでカーソルを合わせてクリックすると操作することができますが、操縦桿とスロットルを操作しながら、ほかのスイッチも触るというのはほぼ不可能です…。
せめてXboxコントローラーか、フライトシム用のジョイスティックは用意しておきましょう↓
ジョイスティックとスロットルのセットがあれば完璧です!
ちなみにここで紹介している“Xboxコントローラー”と、“Thrustmaster TCA Office Pack Airbus Edition フライトスティック Airbus A320”は、パソコンに接続してMSFSを立ち上げるだけで勝手にキーの割り当てが最適化されるようになっているのでお勧めですよ!
視点切り替えのやり方、計器の種類と場所を覚えたら、今度は飛行機の基本的な操作方法の説明へ。
この時点でも飛行機は飛ばないどころか1㎜たりとも動きませんが、地上に停まっていれば墜落する心配は全くありません!
安心してゆっくりと操縦桿の動かし方や、ラダーペダルの動かし方などを練習することができます。
これで一通り飛行機の操作の仕方が分かってきたところで、次のステップに進みましょう。
3つ目のシナリオでようやく飛行機が飛び始めますが…。
いきなり空中からスタートするので戸惑いがあるかもしれませんね。
といっても、インストラクターの指示に従って軽く旋回や上昇・下降をするだけなので、それほど難しいこともありません。
コツは外の景色を見ないで、計器に注目することですかね?
姿勢指示器に気を配って飛行機の姿勢の変化をつかみ取るのと、速度計に気を配って失速しないように気を付けることができれば、割と簡単にハイスコアが狙えます。
ここまでは採点も緩いので、少し練習すれば簡単にハイスコアをたたき出すことができますが、ここから先が結構難しい…。
別にライセンスを取るわけではないので、必ずしもハイスコアを取る必要もありませんが、どうせやるならできる限りいい成績を取りたいところ。
一通りトレーニングをやってみた感想を交えつつ、ハイスコアをたたき出すためのコツや、MSFSに収録されているいろいろなアクティビティを紹介してMSFSをしゃぶり尽くしてブログの記事を作っていきますので、興味のある方はぜひブックマークをお願いします!
コメント