航空無線通信士の試験対策:英語1(試験内容)

パイロットへの道のり

航空無線通信士の試験には

  • 無線工学
  • 関連法規
  • 英語

の3つの科目があります。

個人的な勉強も兼ねてこのブログで無線工学と法規についての解説をしていますが↓

英語に関しては解説のしようがない…。

まぁ、解説のしようが無いこともないんですけど、英語の語学的な部分は試験向けの解説書やテキストで勉強するよりも、一般的な英語の参考書でも使ったほうがよさそうな気がしますね↓

という訳で、英語については語学的な解説ではなく、まずはシンプルに試験の内容について解説してみたいと思います。

Table of Contents

試験内容

英語の試験には筆記試験とリスニングがあり、それぞれ無線従事者規則で航空無線従事者において求められる英語能力が次のように規定されています。

  1. 文書を適当に理解するために必要な英文和訳能力
  2. 文章により適当に意思を表明するために必要な和文英訳能力
  3. 口頭により適当に意思を表明するに足りる英会話能力

出題内容と合格点

実際の試験の出題内容は次のとおりです↓

区分

内容

出題数

解答方法

配点

合計点

合格点

筆記試験

英文解釈

(一般的な内容)

5問

三者択一

4点×5

20点

60点

英文解釈

(国際法規)

4問

三者択一

5点×4

20点

和文英訳

(一般的な内容)

5問

穴埋め(5か所)

2点×5

10点

和文英訳

(航空関連の内容)

5問

穴埋め(5か所)

2点×5

10点

和文英訳

(航空通信に関する内容)

5問

穴埋め(5か所)

2点×5

10点

英会話

一般的な内容

3問

四者択一

5点×3

35点

航空通信に関する内容

4問

四者択一

5点×4

試験区分に英会話とありますが、実際にはリスニングの試験が課せられるので、受験者が英語で話す能力は確認されません。

科目の合格点は、筆記とリスニングの合計が60点以上となっていますが、仮に合計点が60点以上だったとしても、リスニングの点数が15点未満の場合は不合格となります。

難易度

航空無線通信士試験の英語の難易度は英語検定準2級~2級レベル、TOEICで言えばリスニングとライティングを行う“TOEIC L&R”の合計点550点程度ということなので、高校卒業程度の英語力があれば合格は難しくないようです。

ただし、一般的な英語の試験と違い、航空分野の専門用語が頻出するので、必要なボキャブラリーに偏りがあって独特の難しさがあるかもしれません。

とはいえ高校卒業程度=センター入試相当の試験といいつつも、出題数(31問)に対して試験時間が長い(90分)うえに選択式の問題しかありませんので、相対的にはそれほど難易度は高くないかも?

出題傾向

ある意味航空分野に特化した試験なので、試験対策をする上では出題傾向をある程度把握しておく必要がありそうです。

英文解釈(長文の読解)

大問として近年の航空業界のニュースやトピックに関する長文があり、これに対して5問の小問が出題されます。

出題範囲が意外と広く、“空飛ぶクルマ”の話題や“ドローン”、更には自然科学や旅行業界に関する話題などが出題されているため、ヤマを張って試験対策するのはほぼ不可能。

といっても、その分野の専門知識を問う訳ではなく、単純に『何について書かれているのか?』『誰が何をしたのか?』といったことを問われるので、文章が読めればそれほど難しい問題では無いでしょう。

英文解釈(短文の和訳)

こちらの問題は国際電通信連盟(ITU)の法規について出題されます。

ITUの定める無線通信規則のうち、航空無線通信に関連するところが出題されやすい傾向にありますが、『この規則では何を規定しているのか?』を問う問題となっているので規則を丸暗記する必要までは無いでしょう。

無線通信規則を一通り読めれば間違いなさそうですが、量的にかなり難しいと思うので↓

航空無線通信士養成講座の標準教科書で勉強するのが効率がいいでしょうね。

国際法規に関しては、ほぼこの教科書に記載している範囲の中からしか出題されないようです。

英訳

英訳には

  • 一般的な内容
  • 航空関連の内容
  • 航空通信に関する内容

の3つがあります。

一般的な内容と航空関連の内容では、日本国内の航空関連ニュースやトピックについて出題される傾向があるので、ネットニュースなどで情報を収集しておきましょう。

航空通信に関する内容では、無線法規についての問題が出題される傾向にあります。

リスニング

リスニングの試験では

  • 一般的な内容
  • 航空通信に関する内容

が出題されます。

過去の問題を見ると一般的な内容については、TOEICのリスニングに近いようですが、旅行に関するものや飛行機に関連するものが多いようです。

リスニングの練習をするなら

TOEIC700点台以上の獲得をターゲットとするテキストで、音声のCDが付属していたり、ダウンロードができるものがあると良いかもしれません。

もう一つの航空通信に関する内容ですが、これは一般的な航空交通管制(ATC)ではなく、通信規則や手順についての問題が出題されています。

『リスニング対策としてにエアバンド(航空無線)を聞く』というのもいいかもしれません↓

航空無線通信士のリスニング試験では、一般的な英語検定と比較すると、航空に関する専門的な用語が出てくる割合が高いので、TOEIC用のテキストではカバーできそうにありませんが↓

市販されている試験問題集の中にはリスニングもカバーしているものがあるので、これがあると試験対策がしやすいかもしれません。

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