MSFSアドオンレビュー:Oshkosh Striker fire truck

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)向けのフリーウェアのアドオンソフトのレビュー。

今回は飛行機でもヘリコプターでもなく、空港でよく見かける“消防車”のアドオンを入手しましたので、地上を走り回ってみました!

MSFSは地上の景色や建物をBingマップを元に構築しているので、クルマのモデルであちこち探検してみたいと思います。

Table of Contents

実車について

実車はアメリカの“オシュコシュ・コーポレーション”の開発した空港用化学消防車で、ここ数年で日本国内の民間空港や、自衛隊の航空基地に配備されている“グローバル・ストライカー3000”と呼ばれるモデル。

航空自衛隊仕様(Wikipediaより引用)

グローバル・ストライカー3000は現在陸海空3自衛隊の共通の防衛省仕様書にて規格化されている消防車の一つで、仕様書上の名称は”救難消防車IB型”となっています。

ちなみに救難消防車IB型にはグローバル・ストライカー3000の他に、オーストリアのローゼンバウワーの開発した“パンサー6×6”が含まれ、防衛省としてはこの2種類のうちいずれかを購入することになっているようです。

グローバル・ストライカー3000に関しては、防衛省仕様書に記載される数年前に航空自衛隊が採用していて、2012年頃から順次配備されているようです。

実は私が航空自衛隊に在籍していた時の上司の一人がこの採用に関わっており、一度その話を聞いたことがあるんですが、採用の決め手は『当時販売されていた消防車の中で一番カッコよかった』からだそうで…。

もちろん必要な性能を満足しているので採用に当たり問題は無かったそうですが、国産の消防車に比べると多少お値段が張るため、その辺りを説得するのに苦労したとか。

最終的には『ダサい消防車じゃ隊員の士気にかかわるし、隊員募集にも悪影響だ!』と上司を説き伏せて半ば強引に採用に踏み切ったそうです。

自衛隊の内情を知らない人からするとアホらしい話なんですが、意外とこれが効果てきめんで、カッコいい装備品が採用されると隊員のモチベーションは上がりますし、信じられないことに『この消防車に乗りたくて自衛隊に入りました!』なんて言う新人が本当にいたりするので、カッコいいを理由に装備品を選定するのも意外とアリだったりするんですよね。

値段が多少高くても、他の部分を考慮するとコストパフォーマンスが高く、結果的には全体のコストを減らすことに繋がっていたりします。

ダウンロード

アドオンのダウンロードはいつも通り“Flightsim.to”から↓

上のリンクをクリックして移動した先のページを下にスクロールし、ページの中ほどにある“Download”のボタンをクリックすると、zip形式で圧縮されたファイルがダウンロードされます。

インストール方法

まずは、ダウンロードしたzipファイルをPC上の任意の場所に解凍します。

解凍したら“wombiiactual-aircraft-truck_r-x-x-x_Q2Xuk”(“x”の部分にはバージョンによって違う数字が入ります)というフォルダが作成されるのでこれを開き、

その中に格納されている“wombiiactual-aircraft-truck”というフォルダをMSFSのCommunityフォルダに移動します。

これでアドオンのインストールは完了です。

それではMSFSを起動してみましょう!

リバリー

MSFSを起動して、まずはリバリー(機体の塗装データ)を確認してみました。

デフォルトの状態で用意されているリバリーは5種類で↓

アメリカなどで使用されている蛍光イエローや、ヨーロッパで使用される赤のカラーリングなどがあります。

このモデルはまだ開発中なので、今後もリバリーのバリエーションが増える可能性がありますし、有志が他のリバリーを開発してくれる可能性もありますね!

MSFSの機体データのファイル構成に詳しい人なら、外装のテクスチャを弄って自分の好きなリバリーを作ることも可能です。

エクステリア

3Dモデルはかなり細かい所まで作りこまれていて、下手な有償版のアドオンよりも出来がいいです!

MSFSの空港車両にも消防車があるんですが、それと比較するとこんな感じ↓

実は以前からデフォルトの消防車に違和感があったんですけど、並べて見るとMSFSの消防車は再現度は高くないし縮尺が狂ってるしでなかなか酷い…。

デフォルトの消防車のデータをストライカーと入れ替えたら空港がもっとリアルに見えるようになるかもしれませんね。

コクピット

コクピット(?)のモデリングもなかなか良く出来てます。

コンソールにはたくさんのスイッチが配置されていますが、操作できるのは4割程度。

バッテリースイッチやスタータースイッチ、パーキングブレーキの他、外部照明やサイレン、放水銃のスイッチがあり、これらのスイッチはアニメーションに連動しています。

アニメーション

このモデルの肝は何といっても放水のアニメーションでしょうね!

消防車の屋根の上に取り付けられている放水銃から“水が出ているように見える”アニメーションが表示されます。

MSFSの雨のエフェクトに連動して地面がぬれたり、フロントガラスに水滴が付いたりすると面白いんですが、流石にフリーウェアにそこまで望むのは酷な話。

そもそもMSFSには火災や炎のエフェクトが無いので、消防車があったところで放水する対象もありませんしね!

水が出ているように見えるだけでも消防車っぽくなって面白いんじゃないかと思います。

テストドライブ

モデリングとアニメーションがフリーウェアとは思えないくらいによく出来ているんですが、この消防車は走行性能もなかなかのもの。

予想以上に普通に走れます!

フライトシム用のクルマのアドオンというと、単発レシプロ機にクルマの3Dモデルを被せたものが多く、走行性能は完全にベースとなっているレシプロ機のタキシング性能と同じというのが一般的ですが、ストライカーの場合はレシプロ機の足回りや重心のデータを多少書き換えているようで、挙動がクルマのものにかなり近いです。

流石に後輪駆動にすることは出来ないようで、アクセルを全開にしてもトラクションがかかっている感じが全くありませんが、カーブするときの安定性や操作感は、飛行機ではなくクルマにかなり近づいているように感じます。

見た目に反して変な癖もなく、異常なくらいに運転しやすいクルマなので、空港の中だけを走るのはもったいない!

自走で空港から脱出しようとしましたが…。

橋を渡れないので、自力では空港の外に行くことができないようですね…。

仕方がないのでSLEWモードを使い、渋谷駅前のスクランブル交差点へ移動してみました↓

ここから渋谷の街をドライブしてみようと思ったんですが、東京の街は立体交差文字通り壁になってしまい、ほとんど移動することができません…。

飛行機で飛ぶのが正しい遊び方ですしね。

飛行場以外の場所を走り回ることは想定されていないので仕方がないといえば仕方がない。

もちろん、建物や道路のモデリングをもっと精確にすればドライブも可能でしょうけど、そんなことしたらデータ量がとんでもないことになってしまいますから…。

ドライブするなら再現度の低い田舎の方に行くべきでしょうね。

そのうちバイクでツーリングしたルートをMSFSで走ってみたいと思います。

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