MSFSアドオンレビュー:Mil Mi-2

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)向けのフリーウェアのアドオンレビュー。

今回は旧ソビエトで開発された“Mil Mi-2”というヘリコプターのフライトモデルを飛ばしてみます。

実機について

実機は旧ソビエトで開発・設計され、ポーランドのPZL-シフィドニクという航空機メーカーで製造されていた小型の汎用ヘリコプター。

Wikipediaより引用

原型機の初飛行は1961年ということなので、60年ほど前に設計されている、かなり古いタイプのヘリコプターです。

機体は小型ですが出力に余裕があったようで、操縦訓練や人員・物資の輸送、救急医療や捜索救難なども行えるかなり使い勝手のいいヘリコプターとして旧東側諸国の軍や警察などで使用されていました。

機体規模的には以前このブログでもレビューした↓

エアバスヘリコプターのH135に近いですね。

ダウンロード

フライトモデルのダウンロードはいつも通り“Flighsim.to”から↓

上のリンクをクリックして移動した先のページを下にスクロールし、ページの中ほどにある“Download”のボタンをクリックすると、rar形式で圧縮されたファイルがダウンロードされます。

インストール

まずはダウンロードされた圧縮ファイルを解凍しましょう。

解凍すると“Freeware_Mil_Mi-2_hKWXb”というタイトルのフォルダが作成されるはずです。

次に解凍したフォルダ“Freeware_Mil_Mi-2_hKWXb”を開いて“beekay-aircraft-mi-2-hoplite”というタイトルのフォルダを、MSFSのCommunityフォルダへコピーします↓

Communityフォルダへにコピーができたら、“Freeware_Mil_Mi-2_hKWXb”にある“airlandfs_Mi-2.cfg”というファイルを、AirlandFSの“Plofiles”フォルダにコピーします。

AirlandFSはヘリコプターのフライトモデルのフライトダイナミクスをMSFS上で再現するために必要なアプリケーションです。

このアプリケーションが無いとMi-2を飛ばすことが出来ませんので、導入されていない方はこちらからダウンロードしてください↓

AirlandFSの導入方法はこちらで解説していますので、導入手順が分からない方は参考にしてみてください↓

フライトモデルのインストールは以上で完了となります。

インストールが完了したところで早速MSFSを起動させてみましょう!

機体のリバリー

MSFSを起動したら、まずは収録されているリバリー(機体の塗装データ)を確認してみましょう。

デフォルトの状態で用意されているリバリーは3種類で、ハンガリーのドクターヘリ(?)と、軍用ヘリっぽい緑のヘリに、スズメバチの塗装を施したエアショー用らしきカラーリングがあります。

他のアドオンに比べるとデフォルトでのリバリーの種類が少ない気もしますが、リリースから1カ月もすればユーザー有志がリバリーをFlighsim.toにアップしてくれると思いますので、気長に待ちましょう。

機体データのフォルダから機体外観のテクスチャーのファイルを探し出し、個人で勝手にリバリーを書き換えるのも面白いかもしれませんよ?

機体のモデリング

Mi-2の3Dモデルはフリーウェアのフライトモデルの中では割と良く作りこまれている方ですね。

実機が60年ほど前の旧ソビエトで設計された機体ということで、あの頃の東側諸国の工業製品らしい武骨さや剛健さがよく表現されてます。

旧ソビエト製の航空機は当時のアメリカやヨーロッパ諸国とは違う、曲線を多用した独特なデザインのものが多く、デザイン的な好みが分かれるところではありますが、個人的にはこのヘリコプターの丸みを帯びたデザインは可愛らしく見えるので好きですね。

頭でっかちで下側が膨れているデザインがなんとなく和金とか琉金といった金魚っぽいような?

Wikipediaより引用

細かい所に目を向けると、メインローター周りの造形や、メインギヤのストラットなど、細かい部分のモデリングもかなり正確に作りこまれていますが、機体表面に見えるリベットは全てテクスチャーで再現されているので、実は機体表面はかなり滑らか。

リベットまで3Dで表現するのは大変ですからね!

この辺りはモデリングとテクスチャーのバランスをとって上手くやってるみたいですね。

もちろんリアルさに拘るのならリベットも3Dで表現して欲しい所ですが、このフライトモデルはフリーウェアですからね!

コクピット

外観はよく出来ていますがコクピットの方というと…。

パッと見た感じはなかなかリアルなんですが、実は機器類は全て実機の写真を貼り付けてるだけ…。

スイッチも後述するギミックに関係するもの以外は写真なので、クリックすることは出来ません!

ちなみに輸出用の機体のコクピットの写真を使っているようで、一部を除き英語表記になっています。

どうせならキリル文字の使われているコクピットの写真を使って欲しかったですね…。

計器の方もほとんどがダミー…。

まともに動くのは

  • 高度計
  • 昇降計
  • 大気速度計
  • エンジンのトルク計
  • メインローターのトルク計

くらいです。

姿勢指示器が動かないので水平の維持が難しいですが、これだけ計器が動いてくれればとりあえず飛ぶことは出来ます。

ちなみにこれらの計器はメートル・グラム系の単位になっていますので、フライトシムで普段はフィート・ポンド単位系で飛行機を飛ばしている人は注意しましょう!

ギミック

計器パネルの右下にギミックの操作パネルが付いています。

ボタンは左から

  • MEDIC(救急隊員?)の表示/非表示
  • ケガ人の表示/非表示
  • 医療機器の表示/非表示
  • コ・パイロットの表示/非表示

となっていますが、これらのギミックを表示させても非表示にしても機体の搭載重量は変わらないっぽいので、表示はお好みで!

ちなみにコ・パイロット以外はすべてコクピット後方のキャビンに表示されますが↓

どう見ても手遅れなケガ人と、すべてを諦めて呆然と佇むメディックというなかなかエグイものなので、表示しないほうが精神衛生上よろしいかと…。

フライト

フライトする前にはAirlandFSを起動しておく必要があります。

AirlandFSを起動すると自動的にMi-2のプロファイルが読み込まれますが、万が一読み込まれない場合は↓

“Load Plofile”をクリックして、インストール時にAirlandFSのPlofilesフォルダに格納した“airlandfs_Mi-2.cfg”を読み込ませてください。

コンフィギュレーションファイルを読み込んだらエンジンをスタートしますが、コクピットのスイッチは殆どが操作不能なのでショートカットキーを使ってエンジンを始動します。

エンジン計器が動かないのでいつになったら飛べるのかがわかりづらいですが、エンジン始動から10秒程度で離陸準備が完了するようです。

フライトの様子はこちらからどうぞ↓

まとめ

最近リリースされたヘリコプターのフライトモデルはすべてそうなんですが、Mi-2もAirlandFSのリアリティー設定を操作することで飛行特性を大きく変えることができます。

100%でも飛ばせないことは無いですが、安定性が極端に低下した状態でかなり強めのカウンタートルクが発生するので、まっすぐ飛ぶのも一苦労といった感じでした。

逆に0%にすると、カウンタートルクは発生しない上に安定性が強いので、ヘリコプターでは無くドローンでも飛ばしているような感じになります。

色々試してみましたが、50%前後が一番飛ばしやすいですね!

先行してリリースされているヘリコプターのフライトモデルと比較すると、UH/MH-60程の安定性はななく、R44程の機動性もありませんが、逆に言えば双方のちょうど中間といった感じの扱いやすいヘリコプター。

ヘリコプターの好きな人だけでなく、ロシア製の飛行機が好きな人にもお勧めできるアドオンです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました