フライトシムで日本旅行 レグ124 岡南飛行場→神戸空港

フライトシム

”Microsoft Flight Simulator”(MSFS)には約34,000の空港が収録されているそうで、世界のほぼすべての飛行場が収録されているとか。

日本国内の飛行場も余程小さなグライダー用の滑空場でもない限りは収録されているようですね。

しかもMSFSは衛星/航空写真ベースのフォトリアルな地上の風景に加え、AIの作成する比較的リアルな地上の建物があるため、今までのフライトシミュレーターとは比較にならないほどに地上の表現がリアル!

せっかくなのでMSFSに収録されている日本国内のすべての飛行場に行きつつ、日本国内のメジャーな観光名所やランドマークを空から見てみようということであちこち飛び回っています。

今回は岡山県にある岡南(こうなん)飛行場を出発して、兵庫県神戸市の沖合にある“神戸空港”まで飛んでみました。

Table of Contents

神戸空港

神戸空港は大阪市の西約26㎞、神戸市の中心部、三宮の南約8㎞の場所に位置する地方管理空港。

飛行場コードは

  • ICAO:RJBE
  • IATA:UKB

神戸空港の開港は2006年と比較的最近の話。

元々海だったところを埋め立てて建設した空港なので、ルーツとなる飛行場はありません。

神戸空港への就航路線

近隣に関西国際空港や伊丹空港があるため開港当初は採算性が不安視されていましたが、どちらの空港も発着枠のキャパシティに近い運行本数があるため、神戸空港は国内線のみ就航することで上手い事住み分けが出来ているようです。

  • 全日空(ANA):新千歳、羽田
  • スカイマーク(SKY):新千歳、仙台、茨城、羽田、長崎、鹿児島、那覇、下地島
  • AIRDO(ADO)(※全日空と共同運航):新千歳
  • ソラシドエア(SNJ)(※全日空と共同運航):那覇
  • フジドリームエアラインズ(FDA)(※日本航空と共同運航):青森、花巻、松本、高知

神戸空港の飛行場施設

MSFSに収録されている神戸空港の滑走路は

  • 滑走路長:8,158ft(約2,500m)
  • 滑走路方位:09/27

地図で見ると結構東西からズレているように見えますが、これは

  • 地図表示上の北(真北)と方位磁石の表示する北(磁北)がズレている
  • 滑走路の表記は実方位の±10°で1桁目切り捨てというルールがある

ということから。

国土交通省航空局の発行する資料を確認すると、滑走路の磁方位は滑走路09が84°、滑走路27が267°となっていて正確に09/27ではありません。

そしておそらくこの数値は現地での実測値で、磁気偏差の影響も受けているため地図上の東西とのズレが大きいということなんでしょうね。

飛行場周辺にはいくつか航法援助施設が設置されていて↓

滑走路の南側、やや東寄りに神戸空港VORDME

  • コールサイン:KCE
  • 周波数:111.250MHz

滑走路の東側にランウェイ09への着陸進入を誘導するローカライザーDME

  • コールサイン:IKO
  • 周波数:109.150MHz

があります。

フライトプラン

飛行ルート

岡南飛行場から神戸空港までの直線距離は約120㎞。

岡南からまっすぐ神戸に飛んでもいいんですが、ルートの殆どが海なのでそれほど景色に変化も無さそうですし、まっすぐ飛ぶだけじゃ面白くない…。

という訳でMSFSのワールドマップから航法援助施設を探し出して、これらを経由地として設定↓

小豆島と淡路島を経由するルートを作成しました。

フライトログを表示させるとこんな感じです↓

岡南飛行場を離陸したら小豆島にあるVORDME(STD:117.80MHz)のコース112を捉えて小豆島へ向かい、STDの上空で今度はコース130へ。

針路を130°に維持したまま淡路島の南西にあるVORDME(AJD:115.60MHz)を目指し、AJD上空で今度はAJDのコース56に乗り換え、淡路島を縦断するような感じで北東方向に進んで神戸空港に向かう。

というルートになります。

基本的にはこのルートで飛ぶつもりですが、地上に面白そうなものがあれば都度コースを外れて上空から見物してみようという感じです。

岡南飛行場~小豆島

岡南飛行場のランウェイ27からテイクオフ。

離陸したら速やかに左に旋回して進路を112°へ向けて小豆島方面へ。

VORDME(STD)の電波をキャッチするために小豆島に向かいますが、小豆島に上陸しても航法計器に反応がありませんね…。

MSFSの無線機器って結構うまい事シミュレートされてて、航法援助施設からの距離が遠すぎたり、山のような大きな障害物が陰になっていると受信できなかったりするんですよ。

今回もそういうもんだと思って特に気にせずに飛んでいたんですが、かなり接近しても受信できず…。

周波数間違えてたのかと思ってたんですが、どうもVORDMEには高高度用の物と低高度用の物があるようで、小豆島VORDMEは高高度用らしくある程度以上の高度を飛んでいないと受信できないようです。

仕方がないので地図を頼りにSTDに向かい、上空で針路を変更することにしました。

地図の表記だとSTDはこの星ヶ城山の中腹辺りに設置されているはず…。

ここで右に旋回して針路を130°へ変更し淡路島の南西の端にある淡路島VORDMEを目指します。

ところで小豆島といえば壷井栄が原作の小説を書き、何度も映像化されている『二十四の瞳』の舞台ということで有名です。

映像作品では“小豆島の小学校に赴任した新任教師の奮闘と成長の記録”みたいな描かれ方をされていますが、実は原作では先生の赴任先が“瀬戸内海べりの一寒村”としか説明されていない上、その後も一切具体的な地名が出てこないんだそうで。

小説発行の2年後の1954年、木下惠介監督・脚本、高峰秀子主演で映画化されますが、この時に木下惠介が舞台として設定したのが原作者の壷井栄の出身地だった小豆島。

この映画は大ヒットを飛ばし、これ以降もリメイク版やドラマ、さらにはアニメといった映像化作品がいくつも制作されることになるわけですが、いずれも木下惠介の映画を下敷にして舞台を小豆島としているため、二十四の瞳の舞台が小豆島として定着しているんだそうです。

ちなみに小豆島には1987年版の映画「二十四の瞳」の小豆島ロケのオープンセットを活用した『二十四の瞳映画村』という観光施設があるようですね↓

小豆島~淡路島

小豆島VORDMEからの電波を捕まえることが出来ないので次の経由地淡路島VORDME(AJD)の電波を捕まえたいところですが、こちらも高高度用VORのためか捕捉できません…。

仕方がないのでここから先は地上の地形や景色を参考にしながらの地文航法で飛んでいきましょう。

一応当初の計画通りにAJDの設置されている淡路島の南西の端から上陸し、島を縦断して北東方向に抜けていきます。

淡路島の上空を飛びながら面白そうなものを探してみましたが…

POIマーカーが表示されるのは山か公園くらいしかありません。

上空から見てわかるほどの地上オブジェクトというと淡路島と本州を結ぶ明石海峡大橋くらいでしょうか?

コースから少し外れてしまいますが、せっかくなので明石海峡大橋に寄り道してみました。

このサイズの橋となるとMSFSの中でもメジャーなランドマークとして設定されているらしく、AIによる自動生成ではなく人の手によってかなり細かく作りこまれています。

その気になれば着陸出来そうですが、設定でクラッシュ検知をONにしていると橋に接触した瞬間にどういう訳か水没扱いに…。

橋を見ると飛行機で下を潜って見たくもなりますが、これも橋のクラッシュ検知ONだと橋の真下にきた瞬間に水没してしまいます。

こういうアクロバットをする時はクラッシュ検知をOFFにする必要があるようです。

MSFSは今までのフライトシムと違って飛行中にもOPTIONメニューからクラッシュ検知のON、OFFを切り替えることが出来るので、『クラッシュ検知を切り替えるために一度シミュレーションを終了させる』という手間が無いのは良いですけど、せめてハンドメイドの橋くらいはクラッシュ検知ONでも着陸出来たり潜れたりして欲しかったですね。

淡路島~神戸空港

明石海峡大橋まで飛ぶことで、当初計画していたルートからだいぶ離れてしまいました。

ここから元のルートに戻るのも面倒なので、明石海峡大橋の北詰から海沿いを飛んで神戸空港を目指します。

上の画像は神戸市垂水区の高丸周辺。

この辺りの地上オブジェクトやシーナリーはデフォルトのままなんですが、建物の形や高さがそれっぽい感じでかなりリアルに見えます。

垂水区上空で右に旋回すると神戸空港が見えてきました。

そのまま着陸しようかと思ったんですが、この神戸空港はデフォルトの空港ではなくアドオンの空港なので、一旦空港の周辺を飛んで上空から作りを見てみましょう。

確かこのアドオンは空港のターミナルや滑走路だけではなく、空港島そのものを作り替えてたような…

地表のテクスチャーはGoogleかBingから、建物はゼロから起こしたという感じですね。

ターミナルの西の方にはエアバスヘリコプターズジャパンとヒラタ学園神戸エアセンターの施設もありましたが、こちらはもしかしたらデフォルトの建物かも?

アドオンシーナリーも色々見てきましたけど、これはなかなか良く出来てると思いますよ。

気になる方はこちらからダウンロードしてみてください↓

神戸空港を上空から見物したところで管制塔に着陸許可を貰い、かなり大きめのトラフィックパターンを通って神戸空港のランウェイ27へ着陸。

MSFSの気象条件の設定でクリアスカイの状態だとローカライザーの誘導のある滑走路へ優先的に誘導されるかと思っていたんですが、必ずしもそうではないようですね。

3ノットでも西風が吹いていることには変わりないので、AIが杓子定規に判断して誘導してるんですんかね?

サマリー

今回は岡山の岡南空港から兵庫県にある神戸空港まで飛んでみました。

計画段階では航法援助施設をいくつか使って電波航法で飛ぼうと思っていたものの、電波がつかめなかったので急遽地形と地図を参照しながらの地文航法にコンバート。

どうなることかと思いましたが案外スムーズに目的地にたどり着くことが出来ました!

とはいえ今回は分かりやすいランドマークがあったから上手くいったという感じはしますね~。

しばらくは電波航法ではなく、地形を参照しながら目的地に向けて飛んでいくという基本的なスキルを使ってみたいと思います。

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