バイク修理:クラッチレバー交換

カスタム・整備

立ちゴケしてバイクのクラッチレバーを曲げてしまいました…。

信号待ちで左足を付けようと思ったら、パンツの裾をステップ周りのパーツに引っ掛けて足が出なかったんですよね…。

実は前にも同じことをやらかしていて、クラッチレバー交換は2回目です。

Table of Contents

パーツ購入

純正品の取り寄せを考えたんですが、今回もサードパーティー製のカスタムパーツを購入。

今はバイク用品店以外にも色々なネット通販で購入できて便利ですよね!

ただ、純正品や400Xの完全互換を謳っているものは結構高いので、今回は“ホンダバイク用汎用品”という安いパーツを買ってみました↓

商品説明によると適合機種は

400cc

  • CB400SF(NC31)
  • CB400SF/SBハイパー
  • VTECspec2/spec3(NC39)※初期SPEC1(NC39-1030000までは不可)※ABS車は不可
  • CB400SF/SBハイパーVTECrevo(NC42)※NC42-1600000までの2008-13年モデルのうちABS車は不可
  • CB400SF/SB(NC42)NC42-1900001以降全てに対応
  • VFR400R(NC30)
  • RVF(NC35)
  • CBR400R/CBR400RR(NC23/NC29)※2013年以降のCBR400R(NC47)は不可
  • CB400FOUR(NC36)
  • CB-1(NC27)
  • CL400(NC38)
  • CB400SS(NC41)
  • VRX400(NC33)
  • VT400S(NC46)

となっていて2019年型の400X(NC56)はリストに入ってません。

入ってないですけどホンダのバイク、しかも可能な限りの低コストでの生産を目標にして開発された400Xですから、恐らく他の400㏄のバイクから流用できるパーツを使っているはず…。

ってことで今回はこのクラッチレバーとブレーキレバーのセットを購入したわけです。

ちなみにセットで買うとブレーキレバーが無駄になってしまうように思うかもしれませんが、実はこちらもしばらく前に停車中に倒して先端が折れてます…。

機能上は支障が無いんですけど、先端部分が無いと車検通らないらしいんでなんにせよ直さないといけないんですよ。

↑今は先端部分にテープを巻きつけてごまかしてます。

どちらのレバーも倒れた時に自ら折れ曲がってダメージを軽減する『可倒式』のタイプなんですけどね…。

肝心のヒンジ部分は全く曲がらず↓

ヒンジの大分手前で折れたり曲がったり…。

アレですかね?

車のドアミラーと同じ理屈で駐車してる時に邪魔にならないように曲げておくみたいな?

たしかにそれなら倒しても倒されてもレバーが折れることは無さそうですけど。

ってそんなアホな話が有るか?

パーツ交換

準備作業

レバーの交換前にレバーをハンドルに固定しているクランプを緩めておきます。

クランプは2本の6角ボルトで固定されているのでこれを緩めてやれば、レバーの取り付け角度をある程度自由にしてやることが出来るので交換作業が簡単になります。

が、別に緩めなくても作業は出来ます。

ただしツールを差し込みづらくなるので緩めたほうが作業は楽ですね。

ブレーキレバー

今回のメインの作業はクラッチレバーの交換になるんですが、とりあえず先に構造が簡単なブレーキレバーからやっつけちゃいましょう。

取り外し

ブレーキレバーの取り外しは簡単で、

ブレーキレバーの付け根にあるピボットボルトを取り外すだけでポロっと外れます。

ただしこのボルトの取り付け方が若干ややこしく、ボルトの反対側のナットを外してもボルトが抜けないんですよ…。

実はこのボルト、ナットではなくレバーの取り付け部に直接切られたネジで止められているんです。

なので手順としては

  1. ボルトを固定した状態でナットを外す
  2. ボルトを反時計方向に回して外す
  3. レバーを取り外す

といった感じになります。

1の時にボルトを固定せずにナットだけ緩めようとするとボルトが締めこむ方向に周ってしまい、レバーの取り付け部に切られたネジが毟れてしまう可能性があるので必ずボルト側に当てレンチをしましょう!

交換しようと思ったけど…

ついでのつもりで取り外しましたが、なんと新しく買ったブレーキレバーが取り付けられないことが判明!

左は取り外したレバー、右が新品のレバーなんですけど、ボルトが通る部分の厚さが全然違うんですよ…。

これじゃあ交換できませんね…。

ただし、ボルト貫通部分の厚み以外はほぼ同じ寸法のようなので、何らかの方法で厚さを合わせてやれば問題なく取り付けられそうではあります。

この厚くなっている部分はアルミ製なので、こんな感じの↓

ベルトグラインダーでも使えば簡単に削って寸法を合わせることが出来そうですが、残念ながら手元に無いので棒ヤスリでも使ってチマチマ削っていきましょうかね…。

せっかく外したブレーキレバーですが、今日の所は交換できないので元に戻しましょう。

取り付けもそれほど難しくはなく

  1. ブレーキレバーをはめ込む
  2. ボルトを締め付ける
  3. 回り止めのナットを締める

という手順で簡単に取り付けられます。

気を付けないといけないのはボルトを締める時ですね。

あまりキツく締めこむとレバーの取り付け部に切られたネジ山が毟れてしまうので気を付けましょう!

恐らくですが、構造的にレバー取り付け部のネジだけではボルトを固定できないんでしょうね。

それで回り止めのナットを使っているんじゃないかと思われます。

で、回り止めのナットを締める時はボルトへの当てレンチをお忘れなく。

当てレンチをしないとせっかく締め付けたボルトが緩んでしまいますからね。

クラッチレバーの交換

取り外し

ブレーキレバーが残念なことになり一抹の不安を感じますが、果たしてクラッチレバーの方はどうなんでしょうね?

とはいえ外してみないと何とも言えないので、いったんクラッチレバーも外すことにしましょう。

クラッチレバーの組付け方はブレーキレバーと同じなので取り外し方法も一緒なんですが、こちらはクラッチワイヤーが付いているのですんなりとは外れません。

まずはボルトを取り外してからクラッチレバーをフリーにして。

クラッチワイヤーのエンジン側(クラッチ側)の端(クラッチアーム)についているボールを外してやります。

こうすればワイヤーにかかるテンションが抜けるので、クラッチレバー側(ハンドル側)のボールが取り外しやすくなります。

取り付け

取り外したクラッチレバーを新品と比べてみると↓

取り付け部分の厚さが同じになってるので無加工で取り付けられそうです!

分かりづらいですが重ねた時の形状も同じ↓

これなら問題なく取り付けられます。

まずはクラッチワイヤーハンドル側のボールをレバーの根元に取り付け↓

ブレーキレバーの時と同じ手順でクラッチレバーを組付けていきます。

レバーを組付けたらエンジン側のクラッチワイヤーのボールを取り付けます↓

クラッチアームにはスプリングでテンションがかけられているので組付けづらいかと思いますが、そう言う時はオープンレンチをアームの根元に掛けて回してやると作業しやすいかもしれません。

この時に『アームに力をかけづらいから…』といってペンチを使う人がいるかと思いますが、ペンチでやるとアームに傷が付きますし、最悪アームに無理な力を加えて曲げてしまうこともあるので、ペンチは使わないほうがいいですね。

レバー位置の調整と復旧

準備作業で緩めていたブレーキレバーとクラッチレバーの取り付け基部のクランプを締めて復旧します。

レバーの取り付け角度を確認しながらの作業になるので、バイクに跨った状態でやるのがいいでしょうね。

クランプを締める時の注意点ですが、このクランプはボルト2本で締め付けるタイプのクランプなので、ボルトは可能な限り均等に締め付けてやる必要があります。

厳密にはこういったシックネスゲージという隙間計測や調整用のゲージを使ったほうがいいですが↓

無ければ定規で隙間の長さを確認しながら締めてもOKです。

まぁそこまで厳密にやる必要は無いかもしれませんが、不均等に締めこむとボルトが曲がってしまったりしますからね。

ここのボルトは比較的長尺なのでボルトが曲がってしまうと抜けないどころか回せなくなってしまうので、こうなると後々ハンドル周りを整備したりカスタマイズしたりするときに面倒なことになります…。

クラッチの調整

クラッチレバーの位置決めが出来たらシフトを何度か変えてクラッチの当たりを調整しましょう。

まずはエンジンを掛けずにクラッチを握って、クラッチレバーにテンションがかかっているか確認します。

クラッチレバーにテンションがかかっていないとシフトチェンジも出来ないですし、万が一ニュートラル以外のポジションに入っていた場合、エンジンかけられなくなっちゃいますからね。

クラッチレバーがいつもの感覚で握れることと↓

クラッチレバーから手を放した状態でクラッチワイヤーが適度に張っていて遊びがないこと(ワイヤーを触ってもクラッチアームがガタつかない)を確認します。

クラッチレバーを握ってみていつもより遊びがあるように感じたり、クラッチワイヤーが緩いようであればワイヤーのトラベル量を調整します。

ワイヤーのトラベル量はワイヤーシース(クラッチワイヤーを覆っているチューブ)の両端、ハンドル側かクラッチ側についているナットを緩め↓

シースの取り付け位置を調整することで変えることが出来ます。

シースの取り付け位置を変えるとなぜワイヤーの遊びが減るのか?

理屈としては

ワイヤーが屈曲して取り付けられていてシースが2か所以上で固定されている場合、シースの固定位置でシースの長さを変える(=シースの締め込み量を変える)ことでシースの全長が変わり、シースに引っ張られる感じでワイヤーのトラベル量も変化する

ということになるんですが、この説明だと理解しづらいでしょうね…。

こうすればもう少し分かりやすいかな?↓

シースの長さを調整して回り止めのナットを締めこんだらエンジンをかけて何度かシフトチェンジをしたり、クラッチの当たりを確認してみましょう。

今回はクラッチの当たりがイマイチ気に食わなかったのでシースを少し伸ばしてクラッチの遊びを少し減らす方向に調整してみましたが、ワイヤーのトラベル量で調整できるのは2㎝前後といった所なので微調整しかできません。

あまりに遊びが大きい場合はクラッチワイヤーが伸び切っている場合があるのでワイヤーを交換しましょう!

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ブレーキレバーとクラッチレバーの交換はそれほど難しい作業では無いので、機械いじりが好きな人なら30分程度もあれば出来るでしょうね。

そうでない人も上の動画でも見ながらやれば1時間もあれば出来るのではないでしょうか?

初心者のうちはうっかり立ちゴケしたり、駐車するときに転がしたりしてレバーを折るかもしれませんし、カスタム目的でカラフルなレバーを取り付けたいなんて人もいるかもしれませんね。

もちろんディーラーやバイク用品店に行けば安全確実に交換してくれますが、自分で整備するとバイクに愛着がわきますし、バイクの構造を知ることが出来るのでトラブルが起きた時にも対応がしやすくなります。

流石にエンジン部品とか電装品の交換まではお勧めできませんが、こういった簡単なものは可能な限り自分で交換してみてはいかがでしょうか?

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