サバゲ装備レビュー:SWATⅡベスト(フロンティア)

サバイバルゲーム

サバイバルゲームは極端な話

  • エアガン
  • ゴーグル

の2つがあればだれでも参加できます。

でもどうせならもうちょっとそれらしい格好をしたいところ…。

“コスプレしたい”という訳でもないんですが、使いやすい装備をそろえているとそれなりにどこかの国の特殊部隊みたいな格好になってきたりするわけですが、サバゲ初心者には何がどういう風に使い勝手が良いのかなんてわからないと思います。

てなわけで、私が過去に使ってきたサバゲ用装備をあれこれレビューしつつ、アイテムの良し悪しを書いてみようと思います。

今回は私が初めてのサバイバルゲームに投入した、東京赤羽のフロンティアというお店で過去に販売していた“SWATⅡベスト”のレビューです。

タクティカルベスト

タクティカルベストというのは主にエアガンの予備マガジンや無線機といったサバゲで使うアイテムを収納しておくためのベスト状の装備品です。

Wikimediaより引用

今では割と多くの人が身に付ける一般的な装備なんですが、私がサバイバルゲームに参加し始めた1990年代には一般的なアイテムではありませんでした。

当時のサバイバルゲームの装備というとベトナム戦争当時のアメリカ軍の“ナム戦装備”や↓

Wikimediaより引用

当時の“米軍現用”だったALICE装備といったものが主流で↓

Wikimediaより引用

いずれもサスペンダーでつるしたピストルベルト(ガンベルト)に予備マガジンを収納するためのマガジンポーチや小物を収納するための汎用のポーチを取り付けるといった感じ。

あの頃すでに電動ガンはサバイバルゲームの主流となってはいたんですが、今のように初速規制も無い時代だったので外部ソースのガスガンもまだ活躍していていた時代。

エアタンクを収納するために巨大なバックパックを背負ってフィールドを走り回る猛者もいましたねぇ…。

この頃の装備は割と野戦向け、つまり雑木林のような木の生い茂ったフィールド向きでしたし、当時の戦争もそういった場所を主戦場としていたため、多くの人がこういった装備でも特に不自由なく戦えたわけです。

タクティカルベストも当時からいくつか出てはいたんですが、あの頃のサバイバルゲーマーの認識としては『タクティカルベストはSWAT部隊のような警察の特殊部隊が都市部で戦う時の装備』という認識で、『市街地向けの装備を雑木林で使うとか無いわ~w』なんて思われていたような記憶があります。

SWATⅡベスト

私もそういう認識だったため、当初はALICE装備をそろえようかと思っていたんですが、あの頃は今のようにネットが普及していない時代…。

アメ横の中田商店まで出向き、とりあえず報道写真やホビー雑誌に出ているアメリカ兵っぽい装備にしようということで、ピストルベルトとサスペンダーにマガジンポーチを2つ…といった具合に揃えようなんて思ってたんですが、買いそろえようとすると意外と高い上に組み立てが地味にメンドクサイ…。

当時のメインウェポンは東京マルイの電動ガン“M16A1”で、これに多弾マガジンを持って行くつもりだったため、予備マガジンが3本も入るマガジンポーチは2つもいらないんですが、マガジンポーチ1つだとなんとなく格好も悪い…。

『もっと安くて組み立ての手間が省け、使い勝手が良さそうな装備は無いものかね?』なんて考えながら当時よく顔を出していた赤羽のフロンティアに行って見つけたのがSWATⅡベスト。

このベストはサバゲやシューティングが好きな人達の間で“赤風呂”として知られる赤羽のフロンティアというショップが展開していたオリジナルの商品。

1990年代頃のフロンティアには1~3号店があり、たしかサバゲ用の装備品は当時の3号店で取り扱っていた記憶があります。

装備品を扱う店舗は”トルーパーズ”に屋号を変えて現在も営業中ですが、残念ながらオリジナルアイテムとしてのタクティカルベストは取り扱っていないようですね。

かなり前にカタログ落ちしたうえに私も手放してしまったため現物の画像が無いんですが、オリジナルアイテムといいつつもある種のコピー品だったため、実は今でも類似品を手に入れることが出来ます↓

ベストの正面には

  • 小物を入れる汎用のポケット
  • ショットガンの弾のホルダー
  • ピストル用のマガジンポーチ×2
  • サブマシンガン(MP5系)用のマガジンポーチ×2
  • M16シリーズ用マガジン2本が入るポーチ×2
  • 大型のユーテリティポーチ

背面には

  • 無線機用ポーチ
  • ユーティリティポーチ
  • フラッシュッバンポーチ
  • ハンマーホルダー(兼ショットガンホルダー)

が着いていて収納力がかなり高いデザインになっていました。

元々のデザインは1990年代中頃に香港警察の特殊部隊(Special Duty Unit:SDU)のために作られた“SDUベスト”と呼ばれるもの。

背面に色々なポーチが取り付けられているのはSDUの隊員が建物に突入する際に使用する機材を収納するための物で、基本的には本人ではなく隊列を組んだすぐ後ろの隊員が使いやすいように作られていたりします。

SWATⅡベストはどうもそのSDUベストを製造していたメーカーの関連企業が生産していたとかいう噂があったような?

このためほぼフルコピーと言ってもいいような作りだったんですが、一部改良が加えられ、両肩の部分にスエードが貼られて銃を構えた時にストックが滑らないようになっていました。

残念ながら現在新品で入手可能な物は肩の部分のスエードがありませんが、今はエアガンのストックに滑り止め加工がされていることが多いのでスエードが無くても特に困ることは無いでしょうね。

インプレッション

良かったところ

今でこそリアルカウントゲームでドMな戦い方をしていますが、当時の私のサバイバルゲームでの戦い方は多弾マガジンを数本持ち『とにかく撃って走り周る』というスタイル。

という訳で予備マガジンを入れるポケットはそれほど必要なかったので、マガジンポーチが4本分しかなくても問題はありませんでした。

マガジンポーチはピストルベルトに取り付けた状態よりも少し高い位置に来るので、恐らく当時のALICE装備よりもマガジンチェンジがしやすかったのではないでしょうか?

また、マガジンポーチ周りは使い勝手が良くなるようM16のマガジンよりもが少し大きめにデザインされていたようで、ゲーム中にもマガジンの出し入れが簡単にできた記憶があります。

当時は今のように空のマガジンを収納するダンプポーチなんか発想すらなかった時代ですからね。

撃ち終わって空になったマガジンはマガジンポーチに仕舞うしかなく、ゲーム中は今よりも頻繁にマガジンの出し入れをする必要があったため、このデザインはなかなかよく考えられていたように思います。

マガジンポーチ周りもなかなか良く出来てましたが、右肩に縫い付けられたスエードもストックの滑り止めとしてうまく機能していましたね。

肩の部分の滑り止め自体は他のメーカーの似たようなベストにも付けられていることがありますが、ほとんどはゴム系の素材なんですよ。

ゴムの方が滑り止めとしては効果が高いんですけど長期間使用していると劣化する心配があるので、多少効果は落ちてもスエードになってる方が長く使えて良いのではないでしょうか?

ダメなところ

SWATⅡベストに限った話ではないんですが、この頃のベストはポーチが全てベスト本体に頑丈に縫い付けられているので、ポーチの付け替えが不能で、今までと違うサイズのマガジンを収納しようとすると、ポーチのサイズが合わないなんてのがよくありました…。

まぁこの頃は“M16用”とか“MP5用”みたいな感じで『エアガンごとにベストが用意されていた』というような時代でしたしね。

それとすべてのポーチの蓋がベルクロ止めになっているため、マガジンを交換しようとするとバリバリうるさい…。

奇襲をかけるための移動中にマガジンを変えようとしたらベルクロの音で見つかってしまったことや、何かに引っ掛けてベルクロがはがれてしまい、その時に出た音で集中砲火を浴びたなんてこともありました…。

現代のタクティカルベストのマガジンポーチでも蓋をベルクロ止めしているものが結構あるので、この問題はSWATⅡベストに限った話でも無いですけどね。

SWATⅡベストに限った話になると、どういう訳か大柄な白人男性向けのサイズとなっているうえ、調整の範囲が狭いので細身の日本人が着るとブカブカになってしまうため、ベストのポーチに色々突っ込んだ状態で走ると、ベストが振り回されて走りづらいといったところ。

ベストの振れ止めにゴムバンドが付属していて、これをベストの腰の部分から股を通してお腹の部分に止めるようになっていたんですが、ゴムが弱くてあまり効果が無いうえ、あっという間にゴムが劣化してダルンダルンになってしまい、全く意味のないものに…。

あまりお勧めできませんが、こういった場合はベストの下にレプリカの防弾チョッキを着てみましょう。

こうすることで多少はベストの安定性が良くはなるんですが、ゲーム中に被弾したことに気づきづらくなってゾンビになりやすいですし、何より夏は着こむことで熱中症のリスクが…。

動きやすい、あるいは走りやすいベストを選ぶ際には

  • 可能な限り小さめ
  • カマーバンドで体にベストを固定できる構造

といったものを選びましょう。

総評

ポーチの付け替えがが出来なかったり、サイズが合わなかったりといった問題点はありましたが、今のそれなりに肥えた目で見てもそれなりに完成したベストだったと思います。

ここ数年はガスブローバックライフルでリアルカウントばかりやっているため、予備マガジンが2つしか収納できないのは厳しいですが、“狭いインドアフィールドで少人数のゲーム”というシチュエーションなら、ベスト一着でゲームに必要なすべてのアイテムを収納できるので十分戦えるのではないかと思います。

ぶっちゃけお金と収納場所に余裕があれば今でも欲しいくらい!

メインウェポンがM16系で、電動ガンで球をバラまく戦術のままだったら、多分今でもSWATⅡベストを使っていたんじゃないでしょうか?

今でも類似品が販売され、フィールドで見ることも多いベストなので使い勝手は決して悪くない、お勧めのベストの一つです。

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