バカなりの英語の勉強法 その5:1つ?沢山ある?

語学・言語

普段日本語で話したり読み書きしたりているとあまり気にしませんが、英語では“物の数”というものを結構気にしないといけないようですね。

例えば

“私はリンゴを持っている”

と書かれていても日本人なら誰もこの文章から違和感を感じませんが、これをそのまま英語にして

“I have apple”

なんて書くと英語圏の人達にはこのリンゴが1つなのか?それとも2つ以上あるのか?ってのが分からないことに違和感があるようです。

日本語しか知らない日本語話者にしてみれば『そんなもん誰が何個持っていても勝手だろうよ』なんて思うものですが…。

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複数形

という訳で今回は複数形のお話し。

日本人には理解しがたいこの概念ですが、英語をはじめとしたインド・ヨーロッパ系の言語には大体この概念が含まれているため、英語以外にもフランス語やドイツ語、あるいはスペイン語を習得する上では絶対に避けて通れないわけですが、言語によって複数形のルールが違うためかなり複雑になっているようですね。

今回は英語での複数形ですが、英語の複数形の基本的なルールは

“対象となるモノ(名詞)が複数あった場合、語尾に“s”を付けて複数形の形をとる”

というもの。

かなり乱暴ですが大体これくらいの理解で問題ないかと思います。

ただし、何でもかんでも名詞の後ろにsを付ければいいという訳ではなく、古英語や他の言語から引っ張ってきた例外が多数あるのでそう簡単に覚えられるものではないんですよね…。

複数形のスペル

口語的には名詞の後ろに“~ズ”と付ければ何でもかんでも複数形に出来るためあまり深く考える必要は無さそうですが、一応文語的な表現方法を覚えておきましょう。

スペリングによっては発音も多少変わりますしね。

語尾に“s”を付けるパターン

ほとんどの名詞はこれに該当しますが、一応これにもルールがあり

  • 単語が母音(a,e,i,o,u)で終わる。

または

  • 歯擦音(しさつおん:シューという発音)で終わらない

という名詞が該当します。

(例:apple → apples、cat → cats)

語尾に“es”を付けるパターン

このパターンは

  • 歯擦音で終わる。

という名詞が該当しますが…

(例:brush → brushes)

例外的に語尾が“~e”で歯擦音で終わる名詞の場合は“es”とならずに“s”が付けられます。

(例:case → cases)

また、語尾が“子音+o”で終わる名詞も語尾に“es”を付けます。

(例:tomato → tomatoes)

語尾が“ies”になるパターン

元々の単語のスペルを変化させてその後ろに“ies”と付けて複数形とするパターンもありますね。

個人的には『語尾が“~y”の名詞』がすべて該当すると思っていたんですが、改めて調べてみると

  • 子音+yで終わる。

という名詞だけがこの形をとるようです。

(例:lady →  ladies、cherry → two cherries、city → cities)

語尾が“ves”になるパターン

“ies”と同じように元々の名詞の語尾のスペルを変化させて複数形となるパターンで、この場合は

  • “f” か “fe” で終わる

という名詞が該当します。

(例:leaf →  leaves、shelf →  shelves)

ただし、roof → roofs、cafe → cafes といった例外もあるため、『“f” か “fe” で終わればすべて“ves”になる』という訳では無いのが難しい所…。

これは地道に覚えていくしかなさそうですね。

単語そのものが変化するパターン

ここまで来ると法則もへったくれもありませんが、古英語や他の言語由来の単語中には単数と複数で単語自体が変化するなんてものも…。

  • 母音 oo を ee に変える

(例: foot → feet、 goose → geese)

  • 語尾のouse を ice に変える

(例: mouse → mice、louse → lice)

  • 語尾に en を付ける

(例: child → children、ox →oxen)

ところがこの変化には例外が多く、例えば『母音 oo を ee に変えるパターン』ではfoolはfeelではなくfoolsに、『語尾のouse を ice に変えるパターン』ではhouseはhoiceではなくhousesになったりするため、結局のところ法則性で覚えるよりも単語で覚えてしまったほうが楽なのかもしれません。

他の言語からの流用

英語は自然発生的に生まれた言語ではなく、既存のいくつもの言語が組み合わさって出来た比較的新しい言語なので、色々な言語をルーツに持っていて、特にギリシャ語・ラテン語をルーツとしている単語は、元の言語の複数形がそのまま使われている場合も。

例えば…

  • “sis”か“xis” で終わるほとんどの名詞は“ses”、“xes”で複数形になる

(例: oasis →  oases、axis → two axes)

  • “ix”か“ex”で終わる語は“ices”で複数形になることがある

(例: matrix → matrices、index → indices)

  • “us” で終わる名詞はこれを“i”に置き換えて複数形になることがある

(例: cactus → cacti、fungus → fungi)

  • ”um”か“on” で終わる名詞の一部は“a ”に置き換えて複数形にする

(例: forum → fora、criterion → criteria)

これまたややこしいのが『こういう形で複数形になることがある』という点で、全部が全部該当するわけじゃないところ。

これも法則や規則性で覚えるのではなく、単語単位で覚えてしまったほうが楽っぽいですね。

複数形になる条件

基本的には『2個以上のモノについて表現するときは名詞が複数形になる』と覚えておけば間違いはありませんが、もう少しマニアックに使いこなそうとすると

  1. 自然数の1は常に単数形
  2. 分数は単数形
  3. ゼロ(ない場合)は複数形

仮にリンゴ(apple)の量の変化を表現しようとすると

  • 0個:no apples
  • 3/4個:3/4 apple または three quarters of an apple
  • 1個:an apple または one apple
  • 2個:two apples

という感じに表現するようですが、実は決まった表現方法があるわけでは無く、方言や流儀によって違いがあるとか。

なので同じ英語を使っているはずでも、国や地方、組織、団体によって『小数の表現は複数形』とか『ゼロは単数形』とか、色々な表現方法があるようですね。

とりあえず共通しているのは

  • 2個以上は複数

という所だけで、あとはまちまち…。

なので分数を複数形で表現してもゼロを単数で表現しても絶対的な間違いではないようです。

冠詞

名詞の変化を覚えるのも大事ですが、忘れた行けないのが名詞の前に付けられる冠詞。

単数形の場合は“a”か“an”が付きます。

この2つの使い分けは複数形の変化ほど難しくはなく、シンプルに

  • 名詞が母音から始まる場合は“an”
  • 名詞が子音から始まる場合は“a”

(例:an apple、a pen など)

ただし、モノの数量を表現している場合は冠詞は不要で、“I have a one pen”といった表現はしません!

これを無理やり日本語にすると『私は1本のペンを1つ持っている』ってな感じになると思いますけど、これは明らかにおかしいですよね?

この場合は“I have a pen”か“I have one pen”となりますが、恐らく前者のように“I have a~”という表現をするのが一般的でしょうね。

“I have one ~”という表現ももちろんありますが、この場合は『それが1つしかないんだ!』といったことを強調したい場合に使うことが多いようで、“one”と“a”の使い分けでニュアンスがだいぶ変わってきます。

例えば

“Do you have a pen?”

『ペン持ってる?』という質問に対して

“Yes, I have a pen.”

なら『ペンなら持ってるよ』くらいのニュアンスですが

“Yes,I have one pen.”

だと『1本しかないよ(あるけど貸せないな~)』といった感じのニュアンスになったりするようです。

これに加えてその時の会話のトーンだったり相手との関係性、会話の流れといった日本人の大好きな『場の空気』というものもあるため、このやり取りが正解とも言い切れませんが…。

まとめ

日本人にはなじみのない複数形ですが、多分なじみがないだけでなく、名詞の複数形への変化の仕方があまりにトリッキーで例外が多いため、『中学英語の複数形で挫折した』なんて人も結構多いんじゃないでしょうか?

私も偉そうなこと書いてますけどその一人で、中学どころか今に至ってもイマイチよく解ってなかったりします…。

ただ、文法に拘らなければ実はそんなに難しいことは無く、ごくシンプルに

  • 2つ以上の物は複数形で表現する
  • 複数形は名詞の後ろに“s”が付く

ということさえ気にしていれば日常会話の上ではそれほど問題になりません。

そしてこれに気を付けて話しているうちに自然と使いこなせるようになってくるので、まずは複数形の使い方に気を付けて話す、または書くことから始めてみてはいかがでしょうか?

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