フライトシムで日本一周 レグ121 広島空港→笠岡ふれあい空港

フライトシムで日本旅行

Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中の飛行場を巡りながら妄想日本旅行をするシリーズ。

前回は高松空港から瀬戸内海を抜けて広島空港までフライトしました↓

今回は広島空港から岡山県にある笠岡ふれあい空港という農道飛行場までフライトしてみたいと思います。

Table of Contents

フライトプラン

笠岡ふれあい空港

笠岡ふれあい空港は岡山県笠岡市の笠岡干拓地の中央部に農林水産省が農道離着陸場整備事業として整備した農道空港。

航空法上は場外離着陸場扱いになっているため空港ではなく、ICAOやIATAの飛行場コードは割り当てられていません。

正式名称は“笠岡地区農道離着陸場”で1991年に開場(←空“港”ではなく飛行“場”なので“開場”となります。)。

計画当初は『農道を利用して高価格の農作物を関西圏、首都圏の市場に素早く出荷する』といった目的があったようですが、飛行場の開場後に発展した道路交通網により農作物を安く高速で輸送できるようになった事、さらにバブル崩壊後の経済情勢の悪化によりトラックに比べて高コストで少量の貨物しか輸送できない軽飛行機が敬遠された事などから飛行機を出荷に利用するアドバンテージが無くなります…。

農水省の旗振りで日本各地に農道飛行場が作られたものの、どこも開場直後に似たような状況に陥ってろくに利用実績を積めないまま廃止や休止となっているようですね。

今の感覚だと『事業見積もりが甘い』とか『税金の無駄遣いだ!』とか言われそうな農道空港の整備計画ですが、計画当時はバブル経済の真っただ中で景気は毎年良くなる一方。

多少値が張っても高付加価値であれば…というか当時は価値ではなく価格で買い物していたような時代、野菜が多少値上がりしたところで誰も困らないという夢のような時代だったわけで、少量の野菜を高コストで出荷しても採算が取れるはずだったんですよ。

それに人口や経済の東京への一極集中が進み、地方の過疎化が深刻化しているという時代背景でしたからね…。

農業なんか今以上に不人気で儲からない仕事だったため、多少なりとも当時の若者が魅力を感じられるように様々な施策が検討・実行されていたというのもありました。

まぁ結果としては皆さんご存じの通りバブル経済は崩壊…。

バブル期に建設された今にして思えばアホみたいな建造物は一夜にして無用の長物と化してしまったわけです…。

2021年現在も滑走路は健在ですがラジコン飛行機の飛行場や航空関係のイベント会場として使用されることが主で、当初計画されていた“農作物の飛行機での輸送”は行われていないようです。

ただし、運用が休止されているという訳でもなく、事前に申請すればだれでも使用可能ということで、自家用機のパイロットがトレーニング用に使っていたりはするようですね。

飛行場情報

MSFSに収録されている笠岡ふれあい空港は

  • 滑走路長: 2,622ft(約800m)
  • 滑走路方位:03/21

飛行場施設は滑走路とそこに付随する駐機場(エプロン)のみで、駐機スポットは滑走路脇とランウェイ21のスレッショルド側に設定されています。

航法援助施設はありません。

飛行ルート

前回はなんとなく『広島といえば世界遺産の厳島神社があったな~、せっかくならMSFSで上空から見てみるか!』ってな感じで、フライト前からなんとなくコースを決めていたんですけど、今回は広島-笠岡間の地理情報に疎いため、とりあえず飛びながら面白そうなものを探すという方向で…。

まずはGoogleMapで大まかに方角と直線距離を割り出すと↓

広島空港から東北東の距離に約50㎞の所に笠岡飛行場があることがわかります。

ルートの近くに尾道市がありますが、残念ながら尾道を舞台にした大林宣彦監督の“尾道三部作”を見たことが無く、個人的な思い出も特にないので今回は経由地から外してます。

まぁ映画の舞台となっていても上空からではよくわからないですからね…。

とりあえずこのルートで飛びながらPOI(Point Of Interest)を見つけたらその周辺を上空から見てみる感じで飛んでいきましょう。

迷子にならないために地上にある航法援助施設を使用したいんですが、残念ながら今回の目的地である笠岡ふれあい空港には航法援助施設がありません。

そこで今回の出発地、広島空港の敷地内にある広島VOR DME(HGE)と、笠岡ふれあい空港の近くにある岡山空港にある岡山VOR DME(OYE)を使って電波航法をしていく事にしました。

これらの飛行場の位置関係はこんな感じ↓

HGEのコース091とOYEのコース233の交点に笠岡ふれあい空港があることがわかると思います。

という訳で、基本的なプランとしては

  1. 広島空港を離陸
  2. HGEのコース091に乗って東へ
  3. OYEのコース233との交点付近で地上を捜索
  4. 笠岡ふれあい空港へ着陸

といった感じで飛んでいきましょう。

今回は2つのVOR DMEの電波を同時に受信する必要があるので、

航法無線機

  • NAV1:HGEの周波数(117.90MHz)
  • NAV2:OYEの周波数(111.00MHz)

航法計器

  • VOR1:091°
  • VOR2:233°

にそれぞれ設定しておきます。

恐らく福山市の市街地上空を抜けるか抜けないかくらいの辺りでVOR2の針が動き出すはずなので、そのタイミングでコクピットの右下あたりを探せば笠岡ふれあい空港が見つかるはずです!

使用する航空機

今回は目的地の飛行場の滑走路が短いので使える機種は限られてきます。

といってもデフォルトの機体は殆どが小型のプロペラ機なので、7割くらいは問題なく笠岡に降りることが出来ますけどね!

あまり選択肢が減っていないので悩ましい所ですが、今回もセスナ172を使う事にしましょう。

笠岡ふれあい空港へのフライト

三原城

POIを探していると予定のコースから少し離れたところに三原城跡というマーカーが出てきました。

三原城は永禄10年(1567年)頃に、小早川隆景によって整備が始められたとされるお城で、2017年には“続・日本の名城100選”にもえらばれています。

築城された当時は海に面していたようですが、現在は海側が埋め立てられてしまっている上に、お堀の一部はJR三原駅となってい待っているため往時の面影はみることが出来ないようです。

現在はお堀の一部と天守台のみが遺され、天守閣はありません。

天守台は三原駅のコンコースと接続されているため、天守台を見学するためには駅構内に入らないといけないようですが、見学のためであれば入場料は不要なんだそうです。

電車の乗り換え待ちとかでふらっと見学するのも面白いかもしれませんね。

広島県立びんご運動公園

POIマーカーでは“尾道しまなみベースボールスタジアム”と“ビンゴアスレチックフィールド”と表示されていましたが、実際には“広島県立びんご運動公園”の野球場(しまなみ球場)と陸上競技場です。

野球場や陸上競技場の他、テニスコートやプール、オートキャンプ場などがある総合運動公園といった感じですね。

スキージャンプの練習用のスロープがあるようで、夏季の練習用に使われたりしているようです。

MSFSの世界では何故か野球場に家が立ち並んでますが、これはMSFSの仕様です…。

福山市街

福山の市街地の上空を通過しましたがPOIが何とも微妙な物ばかり…。

ハンドメイドの3Dモデルが立ち並ぶような街なら良かったんですけど、AIによる自動生成の街並みだと、公園の上を飛んでも周囲の山林と見分けがつきませんよね。

“高層ビル”というカテゴリーのランドマークがあったりもするんですが、残念ながら周囲の建物と高さが同じに表現されているため何がどう高層なのやら。

福山城の天守閣が雑居ビルのような3Dモデルではないだけマシではあるんですが、これじゃ田舎の庄屋さんの家みたいな感じ。

これでも今まで見てきたAI作成のお城の中では一番雰囲気が出てそれっぽく見えますけどね。

といった感じで散々こき下ろしてますが、実際のところは私の遊び方に問題があって、本当ならこんな低空飛んじゃダメなんですよw

近隣に飛行場も飛行場への進入経路も設定されていないはずなので、普通の人ならこんな低高度を飛ばないはずなんですよね。

だから最低でも5,000ft(約1,500m)くらいの高度で飛んであげないと地上の建物や地形の粗が色々と目立っちゃうわけです。

まぁ逆にそういう粗の中から面白いものを探し出すという遊び方もあるんですけどね。

笠岡ふれあい空港

予想では福山市街地を抜けたあたりでVOR2が反応するはずだったんですが、実際はもう少し先にならないと反応しませんでしたね。

岡山VOR DMEのコース233と広島VOR DMEのコース091の交点は笠岡ふれあい空港の1㎞くらい東になってしまうようでした。

もう少し精密なNAVが欲しい所ですが、VOR DMEを使った航法ではこれが限度なんじゃないですかね?

さらに精密さを求めるのであればGPSナビでも使うしかなさそうです。

という訳で今回は一度飛行場の北側を通過した後、GPSナビで飛行場の位置を把握しつつ右パターンのトラフィックパターンでランウェイ03に着陸しました。

笠岡ふれあい空港の滑走路は遠目に見るとただの道路にしか見えないので探すのが結構大変でした…。

そこそこ大きな飛行場施設や航空灯台、誘導灯なんかがあると見つけやすいんですけど、そういった灯火類が一切ないので、せっかく見つけても見失うと再発見するまでに結構時間がかかりそうです。

今回はGPSナビ搭載の飛行機だったからよかったものの、非搭載の飛行機だったらどうなっていたことか…。

サマリー

今回は複数の航法援助施設からの電波を使って目的地の飛行場を目指してみましたが、思っていたほど単純なものではありませんでしたね…。

そもそもこの方法が正しいのかどうかは定かではないんですが、やり方としてはそれほど間違っていないはず?

航法に詳しい方がおられましたら是非アドバイスをよろしくお願いします!

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