フライトシムで日本旅行 レグ115 防府北基地→岩国飛行場

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中の飛行場を巡りながら旅行した気になろうというシリーズ。

今回は防府北基地を出発して岩国飛行場まで飛んでみました。

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岩国飛行場

岩国飛行場は山口県岩国市にある海上自衛隊とアメリカ海兵隊が共同使用する飛行場。

飛行場コードは

  • ICAOコード:RJOI
  • IATAコード:IWK

基地に隣接して山口錦帯橋空港が設置されています。

1938年に旧日本海軍が建設した飛行場がルーツで、太平洋戦争中には岩国海軍航空隊が置かれて教育隊、練習隊の基地として使用されていた他、太平洋戦争末期には海軍兵学校岩国分校も設置されていました。

太平洋戦争終結後は他の軍事基地と同じくGHQに接収され、当時中国地方と四国の占領に当たったイギリス連邦占領軍の空軍基地となっています。

この頃には駐留軍向けではあるものの英国海外航空やカンタスの定期便が乗り入れていたようで、当時から今のような軍民共用の飛行場として使われていたみたいですね。

1952年に日本の占領が解除されると基地の管理権はアメリカ空軍へ移管しますが、1958年にアメリカ海兵隊へ移管され、海兵隊は現在も岩国基地に駐留しています。

海上自衛隊の部隊が岩国基地に配置されるのは1957年から。

当初はパイロット候補生に訓練を行う教育部隊が配置されていましたが、現在は情報収集を行う部隊や艦隊防空訓練での仮想敵となる部隊などが配置されています。

岩国基地の飛行部隊

2021年時点では海上自衛隊とアメリカ海軍、海兵隊の飛行部隊が岩国飛行場に配置されています。

海上自衛隊

第31航空群

  • 第71航空隊(US-2)
  • 第81航空隊(EP-3、OP-3、UP-3、U-36)

航空集団直轄

  • 第111航空隊 (MCH-101)

横須賀地方隊 砕氷艦「しらせ」

  • しらせ飛行科(CH-101)

アメリカ海軍

第5空母航空団(CVW-5)

  • 第27戦闘攻撃飛行隊“Royal Maces” (F/A-18E)
  • 第102戦闘攻撃飛行隊“Diamondbacks” (F/A-18F)
  • 第115戦闘攻撃飛行隊“Eagles”(F/A-18E)
  • 第195戦闘攻撃飛行隊“Dambusters”(F/A-18E)
  • 第141電子攻撃飛行隊“Shadowhawks”(EA-18G)
  • 第125空中早期警戒飛行隊“TigerTails”(E-2D)
  • 第30艦隊兵站支援飛行隊第5分遣隊”Providers” (C-2A)

アメリカ海兵隊

第12海兵航空群

  • 第121海兵戦闘攻撃飛行隊“Green Knights”(F-35B)
  • 第242海兵戦闘攻撃飛行隊“Bats”(F-35B)
  • 第152海兵空中給油輸送飛行隊“Sumos”(KC-130J)

山口錦帯橋空港

岩国基地にイギリス空軍の駐留していたことから定期便が就航していましたが、これは人員ではなく貨物輸送をメインに運航されていたようで、軍が借り上げた民間機を軍の輸送機として扱っていたといった感じなんでしょうね。

という訳でこの頃の航路は民間路線ではないとして、本格的に民間のエアラインによる旅客輸送が始まるのは1952年のアメリカ空軍管理の時代に“岩国空港”として開港したあたりから。

一時期は国際線も就航していたようですが、1964年に定期便がなくなり、民間航空の利用が中断。

以来長い事米軍チャーター以外の民間機の就航はありませんでしたが、2005年に日米両政府が民間航空の再開に合意、2012年に“山口錦帯橋空港”として再び民間機が就航するようになります。

山口錦帯橋空港への就航路線

“岩国空港”時代には国際線も就航していましたが、現在は国内線のみが就航しています。

  • 全日空(ANA):羽田、那覇

岩国飛行場の飛行場施設

MSFSに収録されている岩国飛行場の滑走路は

  • 滑走路長:7,992ft(約2,500m)
  • 滑走路方位:02/20

航法援助施設はVOR DME(コールサイン:NEU)が1基と

ローカライザーDME(コールサイン:IIJO)が1基設置されています。

フライトプラン

岩国といえば錦帯橋が観光名所として有名ですよね。

MSFSはBingMapの航空写真の標高情報や建物のシルエットをAIが解析、ビルや工場などの建物の3Dモデルを自動生成しているらしいのですが、このように自動生成される3Dモデルには橋も含まれています。

瀬戸大橋や関門海峡大橋のようなメジャーな橋なんかだとAIの自動生成ではなく、人の手によってかなり精密に作りこまれた“ハンドメイドオブジェクト”と言われる3Dモデルが置かれているんですが、錦帯橋はどうなんでしょうね。

気になるので錦帯橋に寄り道してみることにしました。

まずは防府北基地から錦帯橋までの飛行ルートを設定します。

GoogleMapで調べてみると、錦帯橋は防府北基地から東北東に約60㎞、岩国飛行場からは西北西に約6㎞程の場所に位置指定しているみたいですね。

フライトプランや飛行ルートを作成するためのワールドマップを開いて場所を確認してみると↓

岩国飛行場の北西にそれらしきマーカーがあるのを発見しました。

このマーカーはPoint Of Interest(POI)というもので、地上のランドマークやハンドメイドオブジェクトなどに付けられているもの。

ただし、ここに表示されているPOIはデフォルトの物ではなく、私が追加で導入しているアドオンで新たに表示されるようになったマーカーになります。

アドオンのマーカーについては過去にレビューしてますので、興味のある方はこちらをどうぞ↓

ワールドマップ上にPOIとして表示されているのは岩国城と吉香(きっこう)公園だけで、錦帯橋はありません。

残念ながら錦帯橋は3Dモデルが置かれていないどころかランドマークとしても認知されていないということになりますね…。

それでもMSFSではどんな風に表現されているのか気になるので、とりあえず錦帯橋の上空まで行ってみましょう!

錦帯橋は吉香公園の東側を流れる錦川に架かる橋で吉香公園の南東にある、という事までは分かったので仮の経由地として吉香公園を設定する事にしましょう。

まずは出発地として防府北基地を設定した後、最終目的地に岩国飛行場を設定。

さらに吉香公園を経由地として追加します↓

防府北と岩国に設置されているVOR DMEといった電波航法用の航法援助施設からの電波を拾い、2つのVOR DMEのコースの交点に錦帯橋を置いて…みたいな感じで錦帯橋まで飛ぶことも出来ないことは無いんですが、ちゃんとした航空地図を持ってないと難しいんですよね…。

なので今回はシンプルにPOIを経由地として設定して飛行ルートを設定し、コクピットのGPSナビに表示されたルートをトレースするという方法で飛んでいきます。

最近はスマホやタブレットのアプリにフライトプランの作成を補助してくれるというものがあるようなので、そういう物を使うと本格的でリアルな飛行ルートが作成できそうですが、あれ結構高いんだよな~。

今回のフライトで使うのは前回に引き続きエアバスヘリコプターズのH135というヘリコプター。

地上のオブジェクトを探しながら低空飛行をするにはヘリコプターが都合がいいですからね。

ちなみにこの機体もデフォルトではなくアドオンで追加したものになります↓

岩国飛行場までのフライト

防府北~錦帯橋

今回のフライトは防府北基地のエプロンからスタート。

防府北基地は固定翼機での初等訓練を行う基地なのでヘリコプターがエプロンに駐機してあるのもなんか違和感を感じますが、一応陸上自衛隊のヘリコプター部隊も駐留しているので別にそこまでおかしくももないんですかね?

まぁなんにせよ民間機が駐機している光景は何とも不思議な感じではありますが…。

リアルさを追求するならエプロンからランウェイまで低空でタキシングし、ランウェイから離陸するべきでしょうが、シミュレーション上のお遊びみたいなものなのでエプロンからいきなり離陸してしまいます!

正直なところタキシングが難しすぎてなかなかランウェイまで到達できないので…。

離陸したら進路を東北東に取り、事前に設定した飛行ルートを辿って錦帯橋まで飛んでいきます。

錦帯橋周辺

錦帯橋にはPOIが置かれていなかったので、とりあえずのターゲットとして設定していた吉香公園を目指して飛んでいきます。

ここから高度と速度を落として錦帯橋の周辺を飛んでみることにしましょう。

正面に見える川が錦川。

手前に見える橋は吉香公園との位置関係からすると山口県道112号線の臥龍橋のようですね。

臥龍橋の方はAIが自動生成した3Dモデルになってますが…。

残念ながら錦帯橋の方は3Dモデルすらなく、航空写真から生成されたテクスチャーが川と一緒に張り付けられているだけでした…。

恐らくですが、AIが橋かどうかを判断する基準が“車の往来の有無”なんでしょう。

たぶんスマホから取得した位置情報のデータを活用してMSFSの世界の道路のデータベースが構築されていると思うんですけど、ある一定量以上のスピードで移動する物体がそれなりの数通行していないと道路として認識されないんじゃないでしょうか?

そしてその道路と認識されたものが水面の付近に存在した場合、そこは橋として認識されてAIが自動で橋の3Dモデルを構築するんじゃないかな?

錦帯橋は車両通行禁止の人道橋。

交通量のデータが道路として認識できるほどに蓄積できなかったため、MSFSの世界では橋にならず、川に張り付くようなテクスチャーになってしまったといったところでしょうね。

ちなみにこの状態だとMSFSの世界では完全に水面として扱われているはずなので、飛行艇で降りた場合は橋の上を滑走できます。

もしかすると橋脚部分が中州として認識されている可能性があるので、あんまり川の真ん中を走ると座礁するかもしれません。

Wikipadiaより引用

実際の錦帯橋はご存じの通り、石積みの橋脚に木製の橋桁が渡された美しい五連のアーチ橋で、岩国市の観光名所となっています。

また、錦帯橋の辺りは錦帯橋温泉という温泉地にもなっていて

客室や露天風呂から錦帯橋を望む絶景を楽しむことのできる温泉宿が沢山あるようです。

今年はもう終わってしまいましたが、毎年の桜のシーズンになると多くの観光客で賑わうようなので、新型コロナが終息したら是非訪れてみたいですね!

せっかくなので吉香公園と岩国城も上空から見てましたが、吉香公園は住宅地みたいな感じになっていて公園には見えませんね…。

GoogleMapの航空写真と比較するとなんとなく雰囲気は再現されているような?そうでもないような?

実際の吉香公園は錦帯橋と共に“日本の桜の名所100選”に選ばれるほどの桜の名所。

元々は旧岩国藩藩主の吉川家の氏神社である吉香神社とその境内だった土地で、吉向神社が現在の場所に移設されるのに合わせて庭園として整備されたのが起源となるそうで。

日本歴史公園百選にも選ばれる歴史的で美しい公園で、錦帯橋にも近いことから地元民だけでなく観光客でも賑わう公園のようですね。

この吉向公園の北に位置する横山にかつて存在したのが岩国城。

現在は復元された天守閣が横山山頂に建てられていますが↓

Wikipadiaより引用

MSFSの世界ではお城じゃなくて掘っ立て小屋みたいな建物がいくつか置かれるのみとなっています…。

まぁ仕方ないですね。

とはいえ調べてみると岩国城は山城だったようなので、案外往時の姿はこんな感じに櫓が建っていただけだったりするのかもしれません。

そう考えるとこれはこれでリアルなのかも?

という訳で錦帯橋の周辺は何とも残念な感じでしたが、アドオンを入れればさらにリアルな風景にすることも可能です!

アドオンがあればの話ですけどね…。

錦帯橋~岩国飛行場

錦帯橋の再限度がかなり残念な感じでしたが、気を取り直して今回の目的地である岩国飛行場へ向かいましょう。

岩国飛行場は山口県岩国市にある海上自衛隊と在日アメリカ海兵隊の共同管理する飛行場。

ランウェイ20側の上空から基地を見下ろすとこんな感じ。

在日アメリカ軍の基地はどこもそうですけど広いですね~。

昔出張で岩国基地に行ったことがあるんですけど、あまりに広くて迷子になる可能性があったので、あまり基地内をウロウロ出来ませんでした。

うっかり変な所に迷い込むとアメリカ軍の憲兵隊に逮捕されて憲兵事務所に連れていかれちゃいますからね!

そういえば沖縄の嘉手納基地はセキュリティ上の都合からか広大な飛行場に滑走路と誘導路があるだけで、建物はほどんど設置されてませんでしたけど、岩国基地はなんとなくそれっぽい感じで建物が配置されてます。

形やサイズはどうあれ、それらしき物が飛行場施設として配置されているとなんとなくリアルな感じになって良いですよね。

理想を言えばこれにAIが飛ばす戦闘機や対潜哨戒機のオブジェクトでもあれば申し分ないんですが、そこはアドオンを入れてどうにかするしかなさそうです。

岩国飛行場のディテールが分かったところで着陸!

このエプロンは駐機スポットの位置関係からすると海兵隊の戦闘機部隊が使用している場所ですね。

私の機体もアレですが、周囲のAI機が小型のプロペラ機ばかりなのがなかなかシュールです。

サマリー

今回は山口県防府市にある航空自衛隊防府北基地から、同じく山口県の岩国市にある岩国飛行場までフライトしました。

岩国といえば錦帯橋で有名ですが、MSFSでは川のテクスチャーと一体になってしまっていて何とも残念なことに…。

よりリアルな風景にするためには何らかのアドオンを入れるしかないんですが、世界的にマイナーなランドマークだとなかなか作ってくれる人がいないので、解決するためには自力で錦帯橋の3Dモデルを作るしかなさそうです…。

ところで山口の観光名所といえば錦帯橋の他には秋吉台も有名ですが、流石に洞窟は飛行機で上から見ても何が何だかわからないですよね…。

カルスト台地くらいなら見えたりするんでしょうか?

次のフライトはこちらから↓

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