フライトシムで日本旅行 レグ114 山口宇部空港→防府北基地

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中を飛び回って旅行した気になってみようというという訳で、今回は山口宇部空港を出発して航空自衛隊の“防府北基地”まで飛んでみました!

この辺りにはシン・エヴァンゲリオンの舞台となった宇部新川駅や、日本最長の私道として一部の人達には有名な宇部興産の専用道路など、遊覧飛行するには面白そうなポイントがあるので、今回はそういったところを飛んでみたいと思います。

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防府北基地

防府北基地は山口県防府市にある航空自衛隊の管理する飛行場

飛行場コード

  • ICAOコード:RJOF
  • IATAコード:無し

民間の定期航路の就航がないためIATAコードは割り当てられていません。

防府“北”基地となっているのは同じ防府市にもう一つ航空自衛隊の基地があるから。

もう一つの基地は防府“南”基地という名称で、防府北基地の500m程南にあります。

防府南基地は新隊員課程や初任空曹課程(3曹昇任者に下士官としての知識技能の教育を施す)、上級空曹(1曹昇任者にマネジメント教育を施す)といった各種教育を行う教育専門の基地で、そちらには飛行場施設はありません。

防府北基地も同じく教育・訓練をメインとしている基地ですが、こちらはパイロット候補生に対する地上訓練を行う基地。

高卒者を対象とした航空学生課程、幹部候補生学校を卒業してパイロットコースに入った隊員への地上教育や基礎的な飛行訓練を行う基地になります。

GoogleMapで見てみると滑走路が2本十字を描くようにして配置されているのが特徴的な基地ですが、ここでの飛行訓練で使用するのはT-7というプロペラの練習機。

ジェット旅客機や戦闘機に比べれば離着陸に必要な滑走距離が短いので、2本ある滑走路はどちらも航空自衛隊の基地の一般的な滑走路よりもよりかなり短くなっています。

同じ機種を使用して同じ教育をしている静浜基地もやはり滑走路が短く、滑走路が1本しかないためかなりこじんまりとした基地なんですが、防府北は滑走路が2本、しかもクロスしているため静浜基地と比較すると基地の面積がかなり広いようです。

自衛隊基地の周辺を車で走っていると基地内をランニングしている隊員を見かけることがあるかと思いますが、これだけ広い防府北基地の隊員はさぞかしランニングのし甲斐があるでしょうねぇ。

防府北基地所属の飛行部隊

防府北基地には2021年時点で航空自衛隊と陸上自衛隊の飛行部隊が配置されています。

航空自衛隊

航空教育集団

  • 第12飛行教育団
    ・ 第1飛行教育隊(T-7)
     ・第2飛行教育隊(T-7)

陸上自衛隊

  • 第13旅団
    第13飛行隊(UH-1J)

防府北基地の飛行場施設

MSFSに収録されている防府北飛行場の滑走路は

  • ランウェイ12/30:4,817ft(約1,500m)
  • ランウェイ01/19:3,846ft(約1,200m)

MSFSにデフォルトで収録されている大型旅客機でも燃料や貨物、乗客などの搭載重量を調整すれば降りられないこともありませんが、降りたが最後離陸できないのではないかと思います。

航法援助施設は2本の滑走路の交点の北西にVOR DME(コールサイン:FMT)が1基設置されています。

フライトプラン

山口宇部空港から防府北基地までは直線距離にして約30㎞。

この短距離を普通に飛んでもつまらないので、何か面白いものでもないかと思ってGoogleMapを見ていて思い出したのが、宇部から美祢の山中に伸びる宇部興産の保有する『宇部興産専用道路』。

日本最長の私道として道路マニア界隈では有名な興産道路ですが、MSFSにも再現されているんでしょうかね?

当たり前ですが興産道路は航空機の運行に全く関係ない施設なので、VOR DMEやNDBといった航法援助施設が道路に置かれているわけではありません。

MSFSのワールドマップで興産道路の周辺を見てみると…

興産道路の北側の終点付近にウェイポイントがあるようです。

宇部興産専用道路

一応興産道路の終点あたりに偶然ウェイポイントが設定されてはいますが、ワールドマップには等高線や道路の表示が無いのでそこが本当に終点なのかどうかはかなり怪しい感じですし、肝心の始点がどこにあるのかこの地図では分かりません。

興産道路の起終点をWikipadiaで調べてみると

  • 起点:宇部市大字小串1978-2 宇部興産宇部セメント工場
  • 終点:美祢市伊佐町伊佐4768 宇部興産伊佐セメント工場

山口宇部空港に近い宇部セメント工場からスタートしたいわけですが、もちろんセメント工場にウェイポイントが設定されているわけもないので、周辺の特徴的なランドマークを探してみました。

とはいえMSFSでは東京や大阪といった大都市ならともかく、宇部の辺りには特徴的な建物は再現されていないでしょうね。

となると、河川や海岸線などから工場の場所を割り出す必要があるんですが、これはそれなりの高度を飛んでいないと難しい。

なるべく低空からでも判別がしやすく、MSFSにも再現されているものは何かないかと考えてみたら、鉄道の線路があることを思い出しました。

改めてGoogleMapで宇部セメント工場周辺を探してみると…

セメント工場の北東に宇部新川駅がありますね。

シン・エヴァンゲリオンのエンディングに出てくるということで有名になった駅です。

よく見ると宇部新川駅の正面のロータリーから伸びる道路が興産道路に繋がっているので、まずは宇部新川駅まで向かう事にしましょう。

宇部空港のすぐ北にある草江駅と宇部新川駅はJR宇部線で接続されているため、宇部空港を離陸して草江駅から線路を辿って行けば割と簡単に宇部新川駅までたどり着けそうです。

宇部新川駅の上空で南西方面に機種を向け、瀬戸内海沿いに広がる宇部興産の工場群に飛んでいけば興産道路がすぐに見つかるはず。

後は興産道路に沿って美祢の山奥まで飛んでいくという予定です。

興産道路を辿って美祢の山中に入ると、終点には宇部興産の伊佐セメント工場とセメントの原料となる石灰石の採掘場があります。

たしか採掘場は露天掘りになっていたはずなので、MSFSでも採掘場の様子が上手く再現されているかもしれません。

採掘場まで行ったら今回の最終目的地となる航空自衛隊防府北基地まで飛んでいきます。

この区間の飛行距離は直線距離で約30㎞。

この区間には特に気になることや思い出話が出来るような場所がありませんが、飛びながら何か見つけたら寄り道してみましょう。

そういえばネットで宇部興産の事を色々調べていたら、宇部興産の関連会社“宇部興産建材”の材料を使って珪藻土バスマットを作ってるみたいですね↓

宇部興産の製品はBtoBなアイテムが多いのでなかなか一般に目にすることがありませんが、意外と加工品として身近なところにあったりするようです。

使用機種

小型の固定翼機で駅を探したり線路や道路をトレースして飛ぶのは結構大変なので、今回はヘリコプターを使う事にします。

セスナとかカブとかでもやってやれないことは無いんですけど、流石にヘリコプター程小回り効かないですからねぇ。

防府飛行場へのフライト

宇部新川駅へ

山口宇部空港を離陸したらまずは宇部新川駅へ。

宇部空港の北にある草江駅を探そうと思ったんですが、わざわざ草江駅から律義にJR宇部線を辿ることも無いと思い、大まかに宇部新川駅の方向を目指しつつ線路を探しながら飛ぶことにしました。

赤い矢印の部分が線路。

道路と線路の違いがイマイチ分かりづらいですが、高度を落としてよく見ると車が走っているのが道路、車が走っていなくて比較的直線的なところが線路という風に見分けることが出来ます。

線路を辿っていくと宇部新川駅にたどり着きましたが…

一応駅舎らしきものが線路脇に経っていて、周辺の建物も3Dモデルとなっているものの、プラットホームなんかはテクスチャーになってますね。

似たような角度でGoogleMapをキャプチャーしたのがこちら↓

こうして比べると建物の造りが全然違うことがはっきりわかりますが、まぁ大体雰囲気は出てるのかな?

地上を車で走るならともかく、それなりの高度から街を見下ろせばそこまで違和感はなくなってきます。

興産道路

宇部新川駅から南西方面に進路を向けると、宇部興産の工場群が立ち並び、その工場の中央を縦断するような形に興産道路が通っています。

よく見ると道路上に車が走っているのが見えますが、確かこの道路は専用のフルトレーラーしか走ってなかったはず…。

乗用車のような小さな車が走っているとなんか違和感がありますね。

興産道路の両脇には、セメントの焼成工程で使うであろう石炭のヤードが広がっています。

興産道路を走るトレーラーはここで石炭を積み込んで伊佐のセメント工場へ。

伊佐では近くの採石場で採掘された石灰石に粘土やケイ素などと混ぜ合わせて焼成して“クリンカー”と呼ばれる半製品を生産していているそうで、そこで生産されたクリンカーはトレーラーに積まれて宇部のセメント工場に運ばれ、宇部工場でようやくセメントになります。

昔は国鉄の貨物線で石炭とクリンカーの輸送をしていたそうですが、昭和後期の度重なる運賃の値上げとストライキによる運休の多発で効率的なセメントの生産が難しくなり、宇部興産が自前で道路を建設して資材運搬までやることにしたというのが興産道路建設に至った経緯。

興産道路には興産大橋と呼ばれる立派な橋や

高速道路並みの高規格な道路が整備されていますが、これはすべて宇部興産の資金で建設・整備されているため、興産道路は『日本最長かつ最大規模の“私道”』と呼ばれているわけです。

基本的には宇部と美祢の工場に資材を運搬するトレーラーが走っていて、そのトレーラーも道交法や車両運送法の適用されない特殊仕様の物。

興産道路を走るためには大型自動車とけん引の免許の他、宇部興産の社内講習を受けて特別な免許を取得する必要があるようですね。

私道なので一般車両の進入は原則的に禁止されていて、2か所ある一般道との平面交差では事故防止のために踏切が設置されているそうです。

衛星写真ベースの地表テクスチャが張り付けられているので興産道路はちゃんと表示されているんですが、一般車両が進入することが無いため走行データが蓄積されていないようですね。

このためMSFSでは道路としては認識されていないらしく、石炭ヤードから先はたまに衛星写真に写りこんだトレーラーのシルエットが見えるくらい。

AIの車は出現しなくなりました。

これだけ立派な道路を宇部興産の資材運搬以外に使わないのも勿体ないと思った人がいるかどうかは分かりませんが、平成6年の広島アジア競技大会では興産道路が自転車競技のコースに設定されていた他、『大人の社会科見学』と銘打って宇部興産のセメント工場の見学に合わせて観光バスで興産道路を走るというツアーが開催されているそうです。

社会科見学のツアーは面白そうなので新型コロナの流行が終息したら参加してみたいですね。

興産道路の終点、山口県美祢市の宇部興産伊佐セメント工場。

セメント工場のすぐ隣には原料の石灰石を採掘するための伊佐鉱山があり、ここでは石灰石が露天掘りで採掘されています。

山が階段状に掘削されている所まで再現されているのが細かいですよね。

ヘリコプターなら採掘場の底の部分にも着陸出来そうですけど、調子に乗って墜落したら恥ずかしいので着陸せずに防府北基地を目指しましょう。

防府北基地へ

伊佐鉱山から南東方向に飛んで山口市の上空へ。

この辺りはJR宇部線の周防佐山駅付近ですかね?

面白そうなものを探してみましたが、特にこれといって見つからず…。

またこの辺りの土地勘も無いので特に思い出すような物も無く…。

フライト中にPOIマーカーを表示するように設定変更してみましたが、残念ながら何も表示されませんでした…。

結局何も見つけられず、特に思い出すことも無く防府市へ。

左前方に見えるのが防府北基地ですね。

防府北基地に行く前に防府南基地の方へ少し寄り道。

防府南基地は川を挟んで南北に分かれていて、北側に隊舎や教室などがあり、南側の敷地は訓練場となっています。

大昔に2回ほど出張で行ったことがありますけど、あの時もこんなんだったかな?

今度は防府北基地を上空から。

こちらも1度出張で訪れたことがありますが、居住地区のごく一部と体育館くらいにしか用は無かったのであまり詳しいことは知らないんですよねぇ。

まぁ仮に知ってても言えませんけど…

なかなかヘリの操縦が上達しませんが、どうにかこうにかランウェイ30へ着陸。

ヨタヨタしながらエプロンまでやってきました。

サマリー

今回は山口宇部空港を出発して宇部興産専用道路をヘリコプターで辿り、防府北基地まで飛んでみました。

宇部興産専用道路は“日本最長・最大規模の私道”ということで一部では有名ですが、一般車両の走行が禁止されているため、普通の人はまず走ることが出来ません。

そんな道でもフライトシム上に再現されていれば道沿いに飛ぶことであたかも走っているかのような体験ができます。

まぁ飛んでしまっているので車で走るのとはまた違いますけど…。

今回はヘリで飛んでみましたが、このフライトの後でこんなものがアドオンとしてリリースされたので↓

これで走って見るのも面白いかもしれませんね。

新型コロナで外出もままならないGWの暇つぶしにいかがでしょうか?

次のフライトはこちらから↓

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