2021年4月の定例アップデートでついにMSFSが日本語に対応しました!
これまで英語やフランス語などにしか対応していなかったため、日本人には若干敷居の高いゲームでしたが、これで日本人にもだいぶプレイしやすくなったのではないでしょうか?
これを機にMSFSに手を出してみようなんて言う人も増えてきそうな気もするので、今回はそんな人たちにお勧めのアドオン“World point of interesut – Japan”をレビューしてみたいと思います。
Table of Contents
今回レビューするアドオンで遊ぶためにはMicrosoft Flight simulatorの購入とダウンロードが必要になります↓
MSFSの言語設定の方法 - 言語を日本語へ変更
アドオンのレビューの前にMSFSの日本語表示への変更方法について。
最近のソフトやアプリケーションはPCやスマホの本体の言語設定(システムロケール)を自動で判別して言語設定を勝手に変更してくれるんですが、残念ながらMSFSはシステムロケールを読み込まないようで、言語設定はユーザーが自分で行う必要があります。
設定方法はOptionメニューの“GENERAL”から

MISC(ミスレイニアス)を選択し

“LANGUAGE”の左右の矢印をクリックして言語を切り替えて


言語設定を“JA-JP”に変更する必要があります。

これで“F11キー”を押すか、ウィンドウ下部の“SAVE & APPLY”をクリックすれば言語の変更が適用されますが、一度MSFSを再起動しないと日本語にはなりません。
再起動するとこんな感じ↓になるはず。

HOMEのパネルも日本語で表示され

細かい設定も日本語化されて調整がしやすくなりました。

シミュレーションの中身の日本語化も重要ですけど、こういう普段触らないような裏の細かい所が日本語化されるのはありがたいですね。
英語を読めないわけじゃないんですけどたまにしか触らないような項目を変更する時、英語だと結構探し回る羽目になるんですが、日本語なら割とスムーズにできるので助かります。

ただし、ATCメニューは文字化けしていたり翻訳がおかしくなっているので日本語化は微妙な感じですね…。
何なんだよ“グラウンチE”って…。
ちなみにATCメニューは日本語化するとバグるようで↓

管制機関からの指示に対する返答が出来ません…。
まぁATCサービスを使わなくても飛べるので問題は無いといえば無いんですけどね。
ここはもう少し頑張って欲しかったな~。
恐らく今後のアップデートで改善されるはずなので気長に待ちましょう!
World point of interesut - Japan
前置きが長くなりましたが、今回の記事の本題、アドオンのレビューをしていきましょう。
今回レビューするアドオンは“World point of interest – Japan”というアドオン。
MSFSの機能の一つにPoint of interest(POI)というものがあり、地上のランドマークにマーカーを表示して上空から探しやすくするというものがあります。
デフォルトの状態でも世界中のあらゆる場所にPOIが設定されているんですが、このPOIのデータを強化する=増加させるアドオンが“World point of interest”。
ちなみに日本国内に設定されているPOIはデフォルトの状態で100か所程度。

ワールドマップで地図上に置かれている“水色のピンマーク”がPOIです。
デフォルトの状態でもそれなりにPOIが設定されてますが、東京や大阪、名古屋、福岡、仙台といった主要都市とその近郊のランドマークにしかPOIが設定されていないんですよね…。
田舎に住んでいる身としてはもう少し地方のランドマークにもフォーカスして欲しいわけですけど、それを叶えるのが今回のアドオンになります。
ダウンロードとインストール
ダウンロード
ダウンロードはいつも通りflightsim.toから↓
データ量は約70KBとかなり小さいのであっという間にダウンロードが完了します。
インストール
ダウンロードしたZipファイルをPC上の任意の場所に解凍し、解凍後のフォルダをCommunityフォルダに格納すればインストールは完了です。
インストールしたら早速MSFSを起動してみましょう!
レビュー
ワールドマップを開いて日本周辺のマップを確認すると

POIマーカーはそれほど増えていないように見えますが、マップ上に白い点が増えているのが分かると思います。
この白い点の一つ一つが今回のアドオンで増加したPOI。
もう少しマップを拡大すると↓

日本列島を覆いつくし、気持ち悪いほどまでに増加したPOIマーカーが…。
このアドオンで設定されているPOIは
- 高層ビル
- 球場や陸上競技場といったスタジアム
- 競馬場、競輪場、オートレース場
- 遊園地
- 公園
- 古戦場
- 城郭
- 遺跡
- 湖沼
などで、制作した人がアドオンの紹介として掲載しているコメントを見ると、2,500か所以上のPOIを設定しているそうです。
デフォルトのPOIと合わせれば日本国内のメジャーなランドマークや名所旧跡、観光地などがほぼすべてカバーされ、各地方の比較的マイナーな観光地などもある程度はカバーされることになるんじゃないでしょうか?
POIを表示した状態でフライトしてみると

このようにシーナリー(地表のグラフィック)にPOIのマーカーが表示され、自機に一番近いマーカーにはランドマークの名前と自機からの距離が表示されます。
マーカーが表示されるのは自機の半径6マイル程度かつ、視界に入っているもののみとなっているので、あまり遠いものは表示されないようになっているようです。

POIを増やしても地上のオブジェクトは基本的にはデフォルトのまま変化しないため、地方都市の城郭や高層ビルなどに近づくとお城が雑居ビルみたいな建物だったり、高層ビルのはずが平屋になっていたりと、かえって粗が目立つような感じに…。
まぁ地上の3Dオブジェクトはアドオンを追加していけばより正確にすることが出来ますし、そういったアドオンを追加してもPOIの表示がずれるといったことも無いようなので、必要に応じてシーナリーを強化していきましょう。
サマリー
元から設定されているPOIだけでも十分ではあるんですが、今回レビューしたアドオン“World point of interest - Japan”を導入することで割とマイナーなランドマークや観光地などにもマーカーが表示されるのでよりフライトが楽しくなります。
自分の住んでいる土地なら土地勘もあるのでPOIが無くてもランドマークや観光地の場所がすぐに分かりますけど、そうでない場所でランドマークを探すのは結構大変ですからね。
このアドオンを導入することで過去に住んでいた場所や、旅行に行ったことのある場所、またはこれから旅行に行ってみようという場所の上空を飛んでみるといった新しい遊び方ができるようになります。
もちろん同じことはGoogleMapやBingMapをつかえばマウス操作で簡単にあちこち飛び回ることも出来ますし、常に最新の情報に更新され、より詳細な情報を得ることが出来ます。
でもあえて操作のしづらい飛行機やヘリコプターなどを使うというのも面白いのではないでしょうか?
ちなみに今回レビューしたアドオンは日本国内のPOIにフォーカスしたものですが、日本以外にもアメリカやいイギリス、フランス、ドイツにフォーカスしたものもあります。
新型コロナのおかげでしばらくは自由に旅行に出来ませんが、このアドオンを導入すればいつでも気軽に旅行気分が味わえますね!
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