フライトシムで日本旅行 レグ112 北九州空港→小月航空基地

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)に収録されている日本の空港をあちこち巡って旅行した気になろうというシリーズ。

今回は北九州空港から海上自衛隊の“小月航空基地”までフライトしてみました。

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小月航空基地

海上自衛隊小月航空基地は山口県下関市にある海上自衛隊の管理する航空基地。

飛行場コードは

  • ICAO:RJOZ
  • IATAコード:無し

民間機の定期航路が就航していないため、IATAコードは付与されていません。

1937年に逓信省の下関飛行場として着工、1940年3月に竣工。

同年4月に飛行場の管理が逓信省から旧日本陸軍へ移管し下関陸軍飛行場へ改称されます。

開設当初は下関飛行場と呼ばれていましたが翌年には小月飛行場と呼ばれるようになり、それ以降この飛行場のある場所は小月(おづき)と呼ばれるようになります。

太平洋戦争中は主に戦闘機部隊の駐留する基地として北九州地区の防空を主に担当していたようですが、終戦により連合軍によって接収され、1948年から50年までの間アメリカ軍とニュージーランド軍の部隊が駐留していたそうです。

1950年に連合軍による接収が解除されると警察予備隊の小月訓練所が開設されますが、ここから自衛隊黎明期の1960年代までの約20年の間で基地の管理者と名称がころころ変わることに…。

1950年に警察予備隊が発足するとまずは小月訓練所が開設され、2年後の保安隊への組織改編時に小月駐屯地に名称変更。

1954年に保安隊が陸上自衛隊になった時は名称こそ変わりませんが、この辺りはほぼ毎年のように部隊の編成や移駐が起こっているようです。

1956年には航空自衛隊の第1操縦学校が移駐し、翌年になると陸上自衛隊は撤収して航空自衛隊に移管されます。

ここからしばらくは航空自衛隊小月基地となりますが、1964年には航空自衛隊の部隊(第11飛行教育団)が小月から静浜へ異動。

同年に航空自衛隊から海上自衛隊へ移管されて現在に至ります。

小月基地所属の飛行部隊

2021年時点で小月航空基地に配置されている飛行部隊は

小月教育航空群

  • 小月教育航空隊
  • 第201教育航空隊:T-5

小月教育航空隊は、航空学生や防衛大学校、または一般大卒業生を対象とした部外幹部候補生のパイロットコースに進んだ人達の基礎教育(座学)を担当する部隊です。

ここでの教育を修了すると第201教育航空隊へ進み、T-5練習機を使った実機での訓練課程に移行し本格的な飛行訓練が始まります。

ちなみに海上自衛隊では海上保安庁の固定翼機パイロットの訓練を受託しているそうで、海上保安官の訓練生もこちらで教育と訓練を受けるそうです。

小月航空基地の飛行場施設

MSFSに収録されている小月飛行場には滑走路が2本“くの字”形に配置され、滑走路長と方位は

  • 12/30:2,928ft(約890m)
  • 17/35:3,898ft(約1,190m)

航法援助施設は2本の滑走路の交点の付近にVOR DME(コールサイン:OCT)が1基設置されています。

北九州空港からダイレクトに飛ぶ場合、このVOR DMEをターゲットにして飛んでいけばランウェイ35にアプローチしやすいかも?

フライトプラン

北九州空港から小月飛行場までは直線距離にして約20㎞。

今回はどこにも寄り道しないでダイレクトに目的地を目指す事にしました。

出発地の北九州空港は滑走路が比較的長いので割とどんな飛行機でも問題なく離陸させることが出来ますが、目的地の小月飛行場はそれほど滑走路が長くないのでなるべく短距離で着陸できる飛行機が良いですね。

それと飛行距離が短いのであまり飛行速度が速い飛行機だと離陸したらすぐに着陸の準備を始める必要があり、準備に忙しくなって空から地上を眺める余裕がなくなってしまう…。

となると単発のレシプロ機を飛ばすと都合がいいんですが、セスナもいい加減飽きてきたので↓

今回はビーチクラフトの“ボナンザ G36”という単発のレシプロ機を飛ばしてみることにしました。

海上自衛隊が小月でパイロット学生の訓練に使用しているT-5という練習機があるんですが、T-5のベースになったT-34メンターという練習機はボナンザの派生モデルの一つだったような?

Wikipediaより引用

機体規模も大体同じくらいで、実際にボナンザで操縦訓練を行っている軍もあるみたいですね。

MSFSに収録されているモデルは最新型のようで、コクピットの計器が液晶ディスプレイに統合されたグラスコクピットになっています。

ある程度飛行機の計器に詳しい人であれば状況の把握がしやすいグラスコクピットですが、実はあまり初心者向けではないなんて話を聞いたことがありますね。

なんでも重要な計器が集中しすぎているため、初心者は情報過多になって処理しきれなくなってしまうとか。

そのため、パイロットスクールの中には最初期の訓練はアナログ計器を搭載した機体で行い、慣れてきたらグラスコクピットの機体に変更するなんてところもあったりするみたいです。

自衛隊の航空機もグラスコクピットの機種が増えてきたため『初等練習機から実用機と同様のグラスコクピットの機体を使うべき』なんて話が出ていたりするようですが、これからどうなっていくんでしょうね?

いい加減T-4の後継機の選定も始めないといけないですし、そろそろT-5とT-7も後継を検討し始める時期だと思うんですが、いったいどうなることやら?

今後の動向が気になる所です。

小月飛行場へのフライト

飛行距離が短いので今回の動画は空中よりも地上の方が長く成ってしましました…。

いつも通り動画を編集して飛んでいるところをメインにしても良かったんですが『たまには地上での準備の様子を入れてみるのも面白いかもしれない』ということで、チェックリストを見ながらエンジンスタートするところもノーカットでいれてあります。

車の場合はエンジンキーを捻れば車の各システムが自動的に立ち上がりますが、飛行機の場合はシステムごとに電源を入れていかないといけないのが面倒なところ…。

チェック項目も多いので完全静止状態から動き出すまで5分くらいかかります。

車のようにスイッチ一つですべてのシステムが立ち上がってくれると楽なんですけどね。

もちろん技術的には全システムの統合も可能ではあるですが、上空である特定のシステムに不具合が発生した場合、機体全体にシステムの不具合が波及しないように不具合の合ったシステムだけ切り離すことが出来るようになっていると聞いたことがあります。

一部のサーキットブレーカーがコクピットに配置されていたりするのも同じ理由からのようです。

サーキットブレーカーに関しては整備後の各種試験でも抜き差しするのでコクピットにあったほうが使い勝手が良いというのもあるんでしょうけどね。

機体のセットアップが出来たら滑走路に移動してテイクオフ。

北九州空港を離陸したら周防灘を北上して小月に向かいます。

気象条件をクリアスカイにしているため雲一つなく、風も無いので飛ばしやすいです。

進行方向左に見えるのは門司の辺り。

反対側にはうっすらと四国が見えます。

北九州空港を離陸してから5分ほどで小月飛行場上空へ到達。

くの字に接続された滑走路が特徴的な飛行場です。

小月飛行場上空を旋回して小月基地の様子を上空から眺めてみますが、アドオンの気球がエプロンにあるのがなかなかシュールですねw

気球のアドオンはなかなか面白い飛行特性なんですけど、導入するとやたらと色々な所に出現するんですよ。

そのへんをプカプカ浮いてるだけならいいんですけど、空港のエプロンに出現するのは勘弁してほしいですね…。

飛行場の周りを1周してランウェイ30へ着陸。

エプロンに気球が浮かんでるのもシュールですけど、海上自衛隊の航空基地にカラフルな民間機が駐機されているのもなかなかシュールですよね…。

FSXやP3Dなんかだと、軍用飛行場に表示するためのAI機のアドオンなんかがあったりするんですが、MSFSにもそういうのは出るのかな?

多分『特定の場所に特定のタイプの飛行機だけ出現させる』みたいなプログラムが組めるはずなので、何とか頑張れば自分でそういうアドオンを作れないことも無い?

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