浜松市美術館『みほとけのキセキ』展

お寺

浜松市美術館で開催されている『みほとけのキセキ』展に行ってきました。

そんなに信心深いわけでもなく、美術品にそこまで詳しい訳でもありませんが、このイベントは何やらなかなか珍しいことをしているそうで…。

今回展示される仏像は、静岡県西部の遠州地方と愛知県東部の三河地方と呼ばれる地域にあるお寺から出展しているわけですが、今でこそ2つの県に分かれているこの地域、昔から歴史的にも文化的にも深いつながりがあります。

明治の廃藩置県の時や、その後の県の合併のタイミングでこの2つの地方を合併させて1つの県にしようという話が有ったなんて話を聞いたことがあるくらいで、現在でも遠州と三河を合併して44個目の県にしようなんて話もちらほら出てくるくらいですからね。

たぶんこの手のイベントを地方の公立美術館で開催する場合、自分の所の県や地方の仏像のみが展示対象となることが多いんでしょうけど、そうすると歴史や文化的な背景から中途半端になりがち…。

ところが今回は歴史や文化に絡めての展示をするために三河地方のお寺にも声をかけ、遠州・三河地方の仏像が一堂に会するという大変珍しい展示になっています。

その時点でも珍しいんですが、さらに珍しいのが展示方法。

普通ならガラスケースに収められた状態の展示品を鑑賞するわけですが、今回は一部の展示品を除いてガラスケースは無し!

どうしてもガラスケースのおかげで展示品との距離感を感じたり、別の空間にある、何か非現実的なもののように感じてしたりしまいがちですが、観客と展示品を隔てる物が無いため、仏像と直接向き合う緊張感というか、現実感があります。

特に立像は直接荒々しさを感じ、そこだけ空気が張り詰めているような感じ。

普段お寺に安置されている時よりも近くで見れるので余計にそう感じるのかもしれませんね。

仏像によっては360°あらゆる角度から観賞することが出来るうえ、かなり近くで見ることも出来るので、普段見ることのできないような角度から眺めたり、細部を詳細に観察することが出来ます。

構図によってはなかなか面白い写真が撮れたり…。

もちろん真正面から見るのが正しいんでしょうけど、後ろからのショットもなかなか良いですよね。

釈迦如来座像と阿弥陀如来座像が並んでいる所なんですが、何か今にも喋りだしてありがたいお話しをしてくれそうな感じです。

案外真正面から見るよりも、背中から見たほうが生々しさが感じられるような?

背中で語るタイプの如来像なんですかね?

こうして珍しい仏像の写真をバシバシ撮影してますが、実は今回の展示は写真撮影OKとなっています!

流石にフラッシュを焚いたり、三脚を使ったりする撮影や、動画の撮影は他のお客さんの迷惑にもなるので禁止となっていますが、スマホやデジカメなんかで撮影する分には問題なし!

そしてSNSへのアップも大歓迎という事なので、遠慮なく撮影させていただき、こうしてブログにもアップさせていただきました。

『信仰の対象を軽々しく撮影する事』への是非はあると思いますが、お寺さんとしてはこうして撮影してあらゆる媒体に拡散してもらうことで、仏像や美術品、宗教に対する興味を持ってもらい、参拝して欲しいという思いがあるんでしょうね。

ありがたい話です。

仏像以外にも平安時代や鎌倉時代の仏教に関連する展示品も多数展示されていて

さして詳しくない私でも楽しめる展示でした。

このイベントは2021年の4月25日までの開催となっていますので、遠州・三河地方やその近くにお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。

動画撮影は出来ませんでしたが、撮影した写真を編集してちょっとした動画にしてみました↓

私の貧困な語彙力や知識ではうまく説明しきれませんし、写真では仏像の存在感や空気感を感じることはできないので、ぜひ浜松市美術館まで行ってみてください!

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