フライトシムで日本旅行 レグ102 薩摩硫黄島飛行場→鹿屋航空基地

フライトシム

Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中をあちこち飛び回って妄想日本旅行中です。

今回のフライトでは鹿児島枕崎市の南に50㎞程の沖合にある硫黄島の薩摩硫黄島空港から、鹿屋市にある海上自衛隊の“鹿屋航空基地”までフライトしてみました。

海上自衛隊鹿屋航空基地

海上自衛隊鹿屋航空基地は鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊の管理する航空基地。

飛行場コードは

  • ICAOコード:RJFY
  • IATAコード:無し

IATAコードが無いことからも分かる通り、海上自衛隊の管理する軍用飛行場なので民間機の運行はありません。

近代日本史や太平洋戦争に詳しい方ならご存じかと思いますが、鹿屋航空基地は1936年に旧日本海軍によって建設された鹿屋航空基地をルーツをしています。

太平洋戦争中は旧日本海軍の戦闘機部隊の拠点となっていたことから現在も滑走路の脇にゼロ戦用の掩体壕(シェルター)が遺され、当時の面影を偲ぶことが出来ます。

大戦末期には特攻隊の出撃基地となっていたため、特攻隊を扱う小説や映画、ドラマの舞台となることも多いため、戦史や近現代史に詳しくないという人も名前くらいは耳にしたことがあるかもしれません。

太平洋戦争終結後はアメリカ第5空軍の部隊が進駐していたようですが、駐留期間は意外にも1945~48年までと他の基地に比べると短期間だったようです。

1950年に警察予備隊が編成されると同年には鹿屋駐屯地となり、部隊が編成・配備されています。

1954年に海上自衛隊が創設されると鹿屋駐屯地は海上自衛隊鹿屋航空基地へと改称。

翌年には元警察予備隊(保安隊)だった陸上自衛隊の部隊が国分駐屯地へ移駐し、鹿屋基地全域の管理が海上自衛隊に移管されて現在に至ります。

鹿屋航空基地の飛行部隊

鹿屋航空基地に所在する飛行部隊は海上自衛他の創設当初から変遷がありますが、2021年時点では

  • 第1航空群隷下
    第1航空隊(P-3C、P-1)
  • 第22航空群隷下
    第22航空隊鹿屋航空分遣隊(UH-60J)
  • 航空教育集団隷下
    第211教育航空隊(TH-123)
    第212教育航空隊(SH-60K)

4個航空隊が所在しています。

鹿屋航空基地の飛行場施設

MSFSに収録されている鹿屋航空基地には滑走路が2本あります。

滑走路は平行に配置され、滑走路方位はどちらも08/26。

滑走路長は

  • 08R/26L:7,377ft(約2,250m)
  • 08L/26R:3,993ft(約1,200m)

となっています。

実際にはランウェイ08R/26Lのさらに南側にヘリパッドが3つ直線的に配置されてごく短い滑走路のようになっていますが、ヘリパッドの方はMSFSには滑走路としては収録されていません。

BingMapのテクスチャーとしてヘリパッドはあるものの、機能はしていないといった感じでしょうかね?

鹿屋基地に所属する第1航空隊が運用している対潜哨戒機のP-3Cはターボプロップ機とは言え元々は旅客機ですし、P-1は専用設計の対潜哨戒機ですが機体規模はボーイング737とそうそう変わらない。

対潜哨戒機は旅客機に比べると離着陸時の重量が少ないと思いますが、このサイズの飛行機が常時離着陸しているくらいですから中型ジェット旅客機クラスのサイズの飛行機なら問題なく離着陸できそうですね。

MSFSのデフォルト機だとボーイング747以外のすべての飛行機ということになりますが、乗客や貨物の搭載が無く、燃料の搭載も50%程度という状態なら747でも問題なく着陸出来そうな感じです。

航法援助施設は

  • ローカライザーDME:IJA(ランウェイ26Lへの進入誘導用)×1基
  • VORDME:JAT(ランウェイ08R/26L南西側に設置) ×1基
  • NDB:JA(ランウェイ08R/26Lの南東1.5㎞の辺り) ×1基

の3つがあります。

ローカライザーが設置されているので夜間や悪天候などの視界不良な時にも安心して着陸が出来ます!

フライトプラン

鹿屋航空基地の滑走路は2本あり、うち1本は長さが約2,250mと中規模な地方空港並みに長いです。

デフォルト設定であればMSFSに収録されているすべての飛行機が着陸出来ると思いますが、今回は出発地が硫黄島に設置された場外飛行場の薩摩硫黄島空港でこの飛行場の滑走路長は約600m…。

ということでジェット旅客機は薩摩硫黄島飛行場から離陸できませんし、ビジネスジェットでもかなり厳しい?

となるとターボプロップかレシプロエンジン搭載の小型機ということになり、使用可能な飛行機が限られてきますが、MSFSは単発の小型機が多いので選択肢が意外と豊富で悩む…。

鹿屋基地までの飛行距離も短いので、いつも通りセスナ152にしておきましょうかね。

今回の飛行ルートはこんな感じ↓

鹿屋基地まで一直線に飛んでもいいんですが、枕崎市にある旧枕崎飛行場の上空に寄り道してみたいと思います。

過去には硫黄島と枕崎飛行場を結ぶ定期路線があったようなので、その時の航路をトレースするような感じになるのかな?

枕崎飛行場は2013年に廃止されて滑走路が閉鎖されていましたが、現在はエプロン地区をヘリパッドに改修して枕崎ヘリポートとなっています。

MSFSには枕崎ヘリポートは存在しないことになっているのですが、恐らく地上テクスチャーくらいは再現されていると思うので、どういう状態なのか上空から確認して可能であればタッチアンドゴーでもしてみましょう。

鹿屋航空基地へのフライト

例によって今回もフライトの様子をキャプチャーしていますが、景色の変化に乏しい洋上区間については編集しています。

枕崎ヘリポート(旧枕崎飛行場)

薩摩硫黄島飛行場を離陸したら北北西に進路を取って一路枕崎ヘリポートへ。

地上のテクスチャーだけ見ると滑走路は健在のようですが…

接近してみるとアスファルト舗装に見えたのはどうもソーラーパネルのようですね。

Wikipedia情報によると枕崎飛行場閉鎖後の敷地の利用方法で紆余曲折があった末にメガソーラー発電所を誘致。

滑走路だった部分は「枕崎市枕崎空港跡地第一発電所・第二発電所」となっているそうです。

小規模な飛行場とはいえ滑走路の敷地面積は広大ですし、飛行機を運行する都合上周囲に高い建物も無いですからね。

メガソーラー発電所を建設するにはピッタリだとは思いますが、ソーラーパネルの反射光はヘリの離着陸に影響しないもんなんでしょうか?

ヘリポートは滑走路があった土地の東側、旧枕崎飛行場のエプロン地区に設置されていることが確認出来ました。

いくつかの施設が3DモデルになっていますがMSFSでは飛行場として登録されてはいないため、地表に“ヘリポート風”のテクスチャが張られているだけです。

滑走路跡地はソーラーパネルに埋め尽くされているため、現実世界では絶対に着陸出来ませんが、MSFSのシステム上は“ソーラーパネルの絵が描かれた草原”という扱いなので、多分問題なく着陸できるでしょうね。

流石に大型のジェット旅客機となると厳しいかもしれませんが、小型機なら何の問題もなく離着陸きるんじゃないでしょうか?

旧種子島空港も『滑走路の模様をした草原』ってな感じの扱いでしたから↓

枕崎飛行場跡も似たような物でしょう。

滑走路が残っていればタッチアンドゴーをしてみようかと思いましたが、いくらテクスチャーとはいえソーラーパネルが置かれた場所に着陸するのもなんとなく興醒めするので、枕崎飛行場の跡地を一周して鹿屋基地へ向かいます。

海上自衛隊鹿屋航空基地

枕崎飛行場の上空を一周したら進路を東北東に向け、錦江湾の入り口を横断。

天候が悪化して分厚い雲が低く垂れこめてきました…。

現地の天候をリアルタイムで反映させるライブウェザーをONにしているためですが、こんな感じで動的に気象状況が変化していくというのもなかなか面白いもんです。

MSFSの前作FSXにもライブウェザーの機能はあったのですが、気象状況の変化は15分間隔であまり滑らかに変化することも無くリアルさに欠けるため、ほとんど使っていませんでした。

当時使っていたネット回線がとんでもなく遅かったためまともに動かなかったというのもありますが、飛行場の上空は晴天で無風なのに着陸の許可を取ろうとすると『猛吹雪で視界が悪いためIFRフライトプランが出ていないと着陸出来ません!』なんて言われたりとか…。

あれから14年…。

そんなショボいシステムがここまで進化するとは!

シミュレーションの進化に感動しているうちに鹿屋基地のランウェイ08Rに着陸。

右奥の方に見えるのがヘリパッドですかね?

天気ばかり気にしていて鹿屋基地を上空から見るのを忘れてました…。

サマリー

今回は薩摩硫黄島飛行場から海上自衛隊鹿屋航空基地までのフライトでした。

鹿屋基地は旧日本海軍の戦闘機部隊の拠点の一つだったため、今も基地内にはゼロ戦用の掩体壕(シェルター)が残っていたり、基地内にある鹿屋航空基地史料館には太平洋戦争中に開発、運用されていた大型飛行艇“二式大艇”が展示されていたりと、太平洋戦争中の戦争遺構や資料が今でも多く残る基地です。

鹿屋航空基地史料館は鹿屋基地の敷地内にありますが、入館に当たって特別な手続きも必要としないため気軽に見学することが出来ます。

ただし、展示内容が展示内容なだけに気軽に足を運ぶと色々後悔することになるかもしれません。

特攻隊員の遺品とか遺書が展示されてますからね、そんなの見ちゃうと色々と考えさせられますよ…。

↑鹿屋航空基地史料館の営業情報についてはこちらからご確認ください。

2021年2月時点では新型コロナ対策で入館者人数制限がかかっているようです。

事前予約が無い場合は入館を断られるとのことなので、事前の電話予約をお忘れなく!

鹿屋航空基地史料館までのアクセスは

  • 公共交通機関で
    鹿屋バスセンターからバスで5分、『航空隊前』で下車し徒歩3分
  • マイカーで
    国分ICから車で100分

となっています。

ちなみに鹿屋航空基地史料館の目の前には“鹿屋市観光物産総合センター”という道の駅のような施設があり、こちらでは地元の産品が買える他、海軍カレーを食べることが出来るそうで。

流石は海軍の街です。

新型コロナ禍のこのご時世にツアーは組まれてませんが、日本旅行なんかはこの手の自衛隊の史料館の見物ツアー組んでたりするんですよ。

この手のツアーだと史料館側もガイドを付けてくれたり、旅行会社も慣れていて詳しい人をガイドにつけていたりするので、色々と興味深い話を聞くことが出来るかもしれません。

新型コロナが収束したらぜひ参加してみてください!

次のフライトはこちらから↓

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