Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中の飛行場をあちこち飛び回って妄想日本旅行するシリーズ。
前回に引きつづき鹿児島県の離島を巡るアイランドホッピングです。
今回は鹿児島郡十島村、吐噶喇列島の諏訪之瀬島にある諏訪瀬島飛行場を出発し、熊毛郡屋久島町(屋久島)にある“屋久島空港”までフライトしてみました。
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屋久島空港
屋久島空港は鹿児島県鹿児島県熊毛郡屋久島町の屋久島東部にある地方管理空港。
飛行場コードは
- ICAOコード:RJFC
- IATAコード:KMU
日本の離島や地方にある飛行場・空港というと旧日本軍の航空基地がルーツになっていそうなイメージがありますが、調べてみると屋久島空港の開港は太平洋戦争後の1956年。
旧軍は全く関係なかったみたいですね。
開港当初の滑走路長は500mほどしかなかったようで、これはセスナ機がギリギリ離着陸できるかどうかといった距離。
流石にこの滑走路では旅客需要どころか屋久島の住民の生活物資の空輸にすら問題があるということで滑走路は延長され、1,500mまで滑走路が延伸されています。
1993年に屋久島が世界自然遺産として登録されてからは屋久島への観光客が増加しているそうで、これに対応するために滑走路のさらなる延長とエプロンの拡張を計画しているようです。
観光客の増加は喜ばしいことではあるんですが、ごみ処理やし尿処理などの環境施設の建設や整備が上手く進んでいないようで…。
観光産業を発展させるためには空港を拡張してキャパシティを増やせばいいという単純な話では無いようです。
屋久島空港への就航路線
2021年時点での就航路線は国内線のみ。
日本トランスオーシャン(JTA):伊丹、福岡、鹿児島
3路線が就航中で、使用機材はATR72-600というターボプロップ双発のコミューター機です。
屋久島空港の飛行場施設
MSFSに収録されている屋久島空港の滑走路は
- 滑走路長:4,880ft(約1,490m)
- 滑走路方位:14/32

航法援助施設としては滑走路の南側にVOR/DMEが1基(コールサイン:YKE)設置されています。

滑走路はジェット旅客機を運用するためには短いですが、1,500mもあれば空荷で燃料をギリギリまで減らしたA320なら離着陸出来ないことは無い?
まぁ出来るかもしれませんけど、それじゃ航空会社が全く利益を得られないので、そんな“乗客も貨物も載せない”なんてアホみたいなフライトは絶対に組みませんw
もちろんフライトシムなら好きな飛行機を好きな条件で飛ばせるので、腕に自信があれば屋久島空港にボーイング747で降りることも不可能ではないでしょうね。
フライトプラン
フライトシムではそれなりに飛行時間を積んでいますが、まだまだ747で屋久島空港に降りられるほどの腕は無いので別の飛行機を使います。
今回も“Textron Aviation”の製造するビジネスジェット“Cessna Citation CJ4”です。

飛行経路はこんな感じで↓

と、MSFSのマップを表示させてはみましたが、これではどこを通るのかが全く分かりませんね…。
GoogleMapに表示させるとこんな感じになります↓

諏訪之瀬島を離陸して北北東方向に進み、中ノ島と口之島の西側を通り、口永良部島上空を通過して屋久島に降りようという計画です。
諏訪之瀬島から屋久島まで直接飛んでも良いのですが、せっかく途中にいくつか島があるので島伝いに飛んでみようかと。
今回のルートをフライトログにすると↓

7,500ftで巡行するようになっていますが、あんまり高いところを飛ぶと島の様子が分からないので3,000ftくらいを基準として、島の上空では適宜高度を落とすような感じで。
適宜ルートから外れながら飛び、なるべく島の真上を通過するようにしたいと思います。
屋久島へのフライト
サマリー
実は今回のフライトの前にも屋久島の周りを飛んでいるんですが、流石のMSFSでも世界遺産の一部となっている縄文杉は実装されていませんでした。
というか、いくら巨大な木であってもフライト中の飛行機から探し出すのは無理ですね…。
せめて縄文杉の周りに何かしらの建物でもあれば見つけやすいんですけど、島自体が世界遺産登録されている関係上、下手に人工物も置けないですし、仮に建物があったところでそれがMSFSに反映されるかどうかはまた別の話。
開発を担当しているAsoboスタジオは今後も世界の主要都市やユニークな飛行場のグラフィックを向上させるワールドアップデートを計画していくそうですが、樹木の再現まではしなくとも世界遺産のポイントのマーキングくらいはしてくれないかなぁ?
世界遺産を巡る旅とかできたら楽しそうじゃないですか?
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