Microsoft Flight Simulator(MSFS)で日本中を飛び回って日本中を旅行した気になろうというステイホーム中の暇つぶしにはピッタリのシリーズ!
今回は鹿児島県の与論島にある与論空港から同じく鹿児島県の沖永良部島にある“沖永良部空港”まで飛んでみました。
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沖永良部空港
沖永良部空港は鹿児島県大島郡和泊町(沖永良部島)の最北部、国頭岬に位置する地方管理空港。
飛行場コードは
- ICAOコード:RJKB
- IATAコード:OKE
1969年に1,200mの滑走路を持つ空港として開港し、当初はYS-11による定期便が就航していたようです。
YS-11が老朽化により後継機のボンバルディアQ400と入れ替わると、この機体に対応するために滑走路の延伸と強化が図られ、2005年に滑走路長は1,350mとなりました。
2016年には沖永良部空港”えらぶゆりの島空港”という愛称が付けられますが、エアラインの時刻表に記載がないのであまり浸透していないような…。
ちなみにこの愛称は地元の和泊町の一般公募によって決定されたそうですので、地元では認知されているのかもしれませんね。
沖永良部空港への就航路線
2020年時点で沖永良部島に就航する定期路線は
- 日本航空(JAL):鹿児島、奄美(徳之島経由)、那覇空港
の3路線のみ。
過去には与論便もあったようですが現在は運休中のようです。
飛行場情報
MSFSに収録されている沖永良部空港は
- 滑走路長:4,390ft(約1,340m)
- 滑走路方位:04/22。

航法援助施設は飛行場の西側にVOR/DME(コールサイン:ONC)が1基設置されています。

フライトプラン
与論空港から沖永良部空港までは直線距離で約50㎞。
今回もPipistrel Virusuでフライトするので、巡航速度は120ノット(約220㎞/h)といったところ。
離陸後の上昇やアプローチの時間も考えると、飛行時間は大体30分くらいですかね?
まっすぐ飛ぶだけでは面白くないので今回も少しルートを変更して…

沖永良部島の南西側から島の長手方向を縦断するようなルートを取ります。

沖永良部島へのフライト
与論島
与論空港のランウェイ32からテイクオフし、上昇しながら与論空港上空を1周。

針路を040にして沖永良部島へ向かいます。

この辺りまで来ると海の色が沖縄周辺とは違ってくるようです。

与那国島とか石垣島、宮古島の辺りはもっと綺麗で鮮やかなコバルトブルーでしたが、沖縄本島より北の方に来るとうっすら緑や茶色がかったような暗い色になってきます。
こちら↓は下地島の辺りですが、こうして見比べてみると海の色が全然違いますね。

Prepar3DのVer.5だと海がめちゃくちゃ綺麗に見えるんですが、あまり海域ごとの変化がないので東京湾まで鮮やかなコバルトブルー!
しかも雲まで映り込んでいたりします↓

海が綺麗なのはいいんですけど、これでは現実離れしすぎてて興醒めしちゃいますよね…。
沖永良部島
15分ほど洋上をフライトしたところで沖永良部島の上空へ到達!

上陸地点はビーチロックと呼ばれる地元でも有名なサーフスポットの辺りです。
ここから北東方向にフライトして沖永良部島を縦断していきます。
正面に見える森は沖永良部島でもっと標高の高い大山。
大山の山頂には植物園と展望台が有ります。
大山の頂上に宿泊施設っぽい建物がありますね。
また例によって牛か豚の牧場かと思ったんですが…。

後から調べてみると航空自衛隊の沖永良部分屯基地のようです。
沖永良部に基地があるのは知ってましたが、こんなところにあったんですね。
植物園と展望台は分屯基地の反対側にあるようですが、流石のMSFSにもそこまで再現されてませんでした。
恐らくですが↓画像の左手前が大山野営場というキャンプ場、右奥が植物園になるんだと思います。

そのまま北東方向に進んで沖永良部島の中央部へ。
前回に引き続き地上のテクスチャがストリーミングで落とせていないらしく田畑と道路の区切り方が不自然です…。
設定上はデータダウンロード量に制限掛けてないんですけどねぇ…。

最後は沖永良部島北部にある沖永良部空港の上空へ。
この空港は管制官が常駐していないため、離着陸の際は周辺をフライトする他の飛行機に対して離着陸を宣言する必要があります。
この手の飛行場の場合着陸の際には使用する滑走路を自分で選択できるんですが、空港周辺の風の状況がわからないまま適当に滑走路を選ぶと追い風で着陸することになったりします。
これを避けるため旦飛行場周辺を低空で通過し、地上にある吹き流しを確認することにしました。

沖永良部空港のでは駐機場と滑走路の間に吹き流しが立っています。
かなり見づらいですが風向きは北西方向、風速は1~2ノット程度といったところでしょうか?

ということは…。
ランウェイ04に着陸すると追い風になってしまうので、反対側のランウェイ22が着陸滑走路となります。

右側からの風の成分の方が若干強いので飛行機が左に流されてしまいましたが、割といい感じのアプローチを経て沖永良部空港に着陸しました。
サマリー
今回は与論島から沖永良部島までフライトしました。
MSFSに乗り換えてからずっと陸地のテクスチャーに注目していましたが、意外と海面のテクスチャも海域ごとに変化があるようです。
今までリリースされたフライトシムでは世界中どこに行っても海の色はほぼ同じでしたし、アドオンで変更を加えても特定の海域のみならず世界的に同じ色合いや質感に変わっていました。
しかも海域ごとの色合いだけでなく、気象条件によって波の高さまで変わったりしますからね。
誰かがMSFSを地球シミュレーターなんて言っていましたがなかなか上手い事を言ったもんです。
凄い時代になりましたね!
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