新型コロナの影響で在宅ワークをする人が増えたことからか、自宅を開けることが少なくなってペットを飼い始める人が増えたみたいですね。
暗い話題ばかりで閉塞感のある世の中なので、ペットに癒しを求めるという人も多いかと思います。
かくいう私も犬か猫を飼いたいと思ってるんですが、なまじ色々なことを知ってしまうとおいそれとは手が出せない…。
ペットショップに行く前に一度冷静に考えてみましょう。
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寿命の話
ペットを飼う前から寿命を考えるのもなんだかおかしな話ですが、実は一番初めに考えておかなければいけないことだと思うんですよ。
品種ごとに違いはありますが、犬猫は大体10~20年、鳥は5~50年といったところですかね?
小学生くらいの子供がメインで面倒を見きれるなら問題は無いでしょうけど、いい大人がうっかりヨウムやオウムなんか飼おうもんなら、鳥より先に飼い主が死んでしまいますからね…。
最期まで面倒を見る前提で動物を選ぶのが当たり前なんですが、意外とこの辺を考慮していなかったため残された動物が悲しいことになる話もちらほら聞きます。
私も出来ることなら大型の鳥類を買ってみたいんですけどね…。
30歳を超えると自分の寿命と鳥の寿命のチキンレースになってしまうのでおいそれとは手が出せません…。
誰かに飼育を引き継ぐという手も無い話ではないですが、残されたペットが飼い主(パートナー)を失う事をトラウマにしてしまい、精神を病むことがあるという話を聞いてしまうとね…。
かわいそうすぎて手が出せません。
飼育費用の問題
エサ代がかかるのは当たり前ですが、それ以外にも色々と必要な費用があるのもおいそれとは出が出せない理由の一つ…。
去勢は絶対にしないといけないですし、犬猫の場合は定期的に予防接種をする必要がありますよね。
予防接種をしなくても長く健康に育てるためには定期的な健康診断も必要になってきます。
最近の統計では年間の飼育費用として犬で約30万円、猫で約20万円が必要になってくるようです。
ハムスターやモルモット、鳥の場合は予防接種や去勢は基本的に不要ですが、小動物の場合は対応できる獣医さんが少ないので、万が一病気になった場合の医療費が高くなりがち…。
別に医療費をケチろうって気は全くありませんが、いざと言う時の事を考えると年間100万円単位で飼育費用を支払う覚悟が無いとペットなんか飼えません。
ペットの介護
ハムスターやハリネズミ、トカゲのような小動物ならあまり気にしなくてもいいんですが、それなりの大きさの動物になると年老いた時の介護も考えないといけません。
昔の犬猫のように外飼いで半分野生のような感じだったときは『ある日突然…』みたいな感じだったのであまり介護の事を考えることもありませんでしたけど、今は家族同然に手厚く面倒を見ますからね。
獣医さんに診てもらうことも多いため平均寿命が延びて、ペットの介護について考える必要がでてきました。
トイレトレーニングをしていても寝たきりになってしまえば糞尿は垂れ流しになってしまいますし、犬猫用のおむつを履かせてもどこまでカバーできるか…。
それと犬の場合は寝たきりになると急激に寿命が短くなるので、そうならないためにも多少無理してでも散歩に連れていく必要もあります。
個人的にはシェパードやラブラドールのような大型犬を飼いたいという夢がありましたが、自分が還暦近くなった時に老犬の面倒を見ることを考えると…。
うっかり自分までギックリ腰になって寝たきりにでもなったら…。
そうなるとペットの面倒もままならなくなってしまうのでなおさら飼おうという気になれません…。
まとめ
今はペットショップや譲渡会など色々な方法でペットを入手できるようになりましたが、簡単に飼えるようになっているからこそ飼い始める前に色々と考えておくべきだと思います。
なんだかペットを飼うことを否定しているような感じに見えるかもしれませんが、可愛がるだけでは飼い主もペットも不幸にしかなりませんからね…。
迎え入れる前に自分かペットが最期の時を迎えるまでを一度でも想定してみましょう。
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