『人生の楽園』は本当に楽園なのか?失敗した人と成功した人の違い

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毎週土曜の夕方にテレビ朝日系列で放送されている『人生の楽園』という番組があります。

番組の内容を簡単に説明すると“定年退職や脱サラした人たちが田舎に引っ込んで商売をしながら悠々自適のセカンドライフを楽しみながら、地域の人たちと交流する様子を紹介する”というものです。

何とも言えない暢気な感じで結構好きな番組なんですが、この番組で紹介された人たちをマネして失敗する人が多いようで…。

番組を見ていると田舎でのセカンドライフは割とうまくいっているように見えるんですが、なぜ失敗してしまうのでしょうか?

私の周囲で『人生の楽園』を求めて成功した人と失敗した人から聞いた話からその理由を探ってみたいと思います。

Table of Contents

なぜうまくいかないのか?

まずはセカンドライフが失敗した、または失敗する理由をいくつか挙げながら説明していきましょう。

立地条件:田舎での商売はそもそもうまくいかない

番組では田舎に引っ込んで悠々自適の生活を送る様子がとても魅力的に映されていますが、はっきり言って田舎で客商売をするのは至難の業です。

余程の観光地の周辺ならいざ知らず、誰も聞いたことの無いような田舎でお店を開いたとして誰が来るんですか?

『田舎といったって地元の人がいるだろうし、口コミで評判が広まればお客さんは集まるだろ?』なんて思うかもしれませんが、そんなことはまずありません。

確かに初めは物珍しさから地域の人たちも遊びに来てくれるでしょうけど、その人たちが毎日お金を落としてくれるかというと絶対にそんなことは無いわけで…。

そもそもの人口が少ないところで口コミを期待してもほぼ無駄です。

まともに生活できるレベルの商売を始めたいのであれば田舎ではなく、そこそこの規模の駅の周辺にするべきです。

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業種の選択:『みんなやってるから…』は通用しない

あの番組でよく取り上げられるのは『定年/脱サラ後に夫婦二人三脚で経営する飲食店』ですが、これが簡単そうに見えて一番難しい…。

開業のハードルは比較的低いんですが、そのハードルの低さのおかげで競合が多いため、安定して経営するのがどの業種よりも難しく、多くの飲食店は3年以内に廃業します。

江戸時代の江戸の町のように『男所帯がほとんどで自炊する家が少なく、毎食が外食』なんて土地ならいざ知らず、地方の県庁所在地のような所でも飲食店はまず長続きしません。

『そんなこと言ったって番組では地域の人で満員だったよ?』なんて言うかもしれませんが、あれは番組の演出ですからね…。

事業計画:見積もりが甘い

失敗する人の多くは『稼げなくてもいいから悠々自適に生活したい』なんて考えで安易に商売を始めてしまうようですね…。

『あんまり商売っ気出しすぎてお客さんが来すぎて忙しくなると面倒だから』なんて意識が働くのかどうかわかりませんが、心配しなくてもそんな簡単にお客さんは来ません!

むしろ開業当初こそ接客に力を入れないといけないわけですが、ここで変に遠慮して後々致命傷になることが多いんじゃないでしょうか?

それと『いざとなれば年金があるし』なんて思ってる人も失敗する傾向が強いようですが、大体みんな資金繰りに困って年金で借金返済してますからね…。

私の周りで失敗した人はみんな『商売始めなきゃ年金で暮らせたのに』と言いながらコンビニのバイトや工事現場の旗振りをして借金を返済しています。

なぜうまくいくのか?

失敗した人達を分析して同じことをしなければ、成功はしなくとも少なくとも失敗はしませんし、成功した人たちを真似ればもしかしたら成功するかもしれません。

ここでは私の身の回りでセカンドライフをそれなりに上手く送っている人達の共通点を纏めてみましょう。

本当にやりたいことをする

『子供のころからの夢や趣味は仕事にするべきではない』なんて言う人がいますが、セカンドライフに関しては逆で、昔からの夢や本当に好きな趣味を仕事にしないと上手くいかないようですね。

なかには長続きしないといわれる飲食店を経営している人もいますが、その人も本当に子どものころからの夢を叶え、なんだかんだ10年以上続けています。

『○○をやらずに死ねるか!』と思えるくらいの情熱が無いことには成功はおろか長続きもしないでしょう。

ただ、いくら好きなことでもなかなか踏ん切りがつきませんよね…。

収入源を複数確保する

私の周りで成功している人には商売を始める前に安定した副業を“起業”している人が多く『もし脱サラして独立したいなら、まず副業だけで食えるようになれ』なんてよく言われます。

収入源を複数確保することで本業が上手くいかなかったときの保険にするだけでなく、人脈を作って潜在的な需要を喚起したり、副業で得られたアイデアを本業にフィードバックしたりと、副業のために起業する必要までは無くとも、副業を持つことで色々なメリットもあるようです。

副業としてわざわざ会社を興す必要は無いかと思いますが、フランチャイズ店舗のオーナーとして事業のシミュレーションをする、顧客を獲得するというのもいいアイデアかもしれません、

始める前の入念な準備とリサーチ

セカンドライフの商売でちゃんと生活できている人達は決して思い付きで起業しているわけではなく、サラリーマン生活をしている時から入念に準備し、開業する場所やビジネスモデル、営業方法などを徹底的にリサーチしています。

たまに本当に思い付きで起業して成功する人もいないわけではありませんが、そんな人はまれでしょうね。

ある人は起業前に全国各地の同業者の元へ修業に行き、自分が経営する場合の店舗の立地やイメージ、客層、価格や、必要な経費等をリサーチしたそうです。

また、リサーチすると同時に狭い業界ながらも日本中に顔を売ることが出来たため、その後の顧客の獲得につながっているとか。

『段取りで仕事の8割が終わる』なんてことを言う業界で働いていたことがありますが、商売も始めるまえからスタートしているんですね。

最近はWeb上で色々な仕事を受注することが出来るクラウドソーシングというサービスがありますが、これをうまく活用すれば起業後のビジョンやビジネスモデルのイメージがしやすいかもしれませんよ↓

まとめ

こんな記事をアップしてますが私も『人生の楽園』は好きで、ほぼ毎週楽しみにしてますが、あの番組のマネをしてもそうそう簡単にはいかないようです。

放送することで多少客足が伸びることは有るようですが、放送後5年もすると業種に関係なく殆どの方が経営難から廃業しているようですからね。

新型コロナの流行後あの手の番組は『あの時取材したあの人は今…』みたいな総集編をやることが多いですけど、あの番組ではやってなかったですよね?たぶん取材しようにもお店が無くなってしまってできないパターンが多いんじゃないでしょうか?

必ず失敗するというわけではありませんが、あの番組を見たからと言って安易にマネするのはお勧めできません。

ただ、やりようによっては成功する可能性も無いわけではありませんので、入念なリサーチと準備をすれば『本当にやりたかったこと』『叶えたかった夢』を実現できるかもしれません!

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