井伊直虎ブームも落ち着いた井伊谷宮へ

神社

ふと思いついて地元の観光地や名所、景勝地をウロウロしてみることにしました。

第1回目は静岡県浜松市北区引佐町にある“井伊谷宮”です。

引佐町井伊谷地区の“井伊”という地名の由来は、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で一躍有名となった井伊直虎を輩出する井伊家が由来から。

このため井伊谷宮の名前から『井伊家が由来の昔からある神社なのでは?』と思いがちですが、(かくいう私もそうでしたが)井伊谷宮に祀られているのは井伊家の人物ではなく、後醍醐天皇の第4皇子で南北朝時代に征東将軍として関東各地を転戦したとされる宗良(むねよし)親王、創建は明治5年と意外と新しい神社です。

とはいえその宗良親王も南北朝時代に当時の井伊家に匿われていたという事なので、井伊家ゆかりの人物を祀る井伊家に因縁のある神社ではあります。

『おんな城主 直虎』放送中は観光客で賑わっていましたが、放送が終わると潮の引いたように観光客がいなくなりました…。

本殿に続く参道も人気が無くて寂しい感じです…。

新型コロナの影響もあるかとは思いますが、大河ドラマ放送前もこんなもんでしたから完全に元に戻った感じですかね。

参道脇には絵馬史料館があり、古今東西に伝わる様々な絵馬が収集展示されているそうです。

せっかく井伊谷宮に来たのでついでに覗いて行こうかと思ったんですが、この雰囲気は開いてなさそうですね…。

この記事を書くために色々と調べているときに分かったんですが、絵馬史料館を見学する時は社務所に一声かけないといけないみたいですね。

絵馬史料館の見学料は大人200円、小人100円です。

今回は残念ですが、井伊谷宮は近所といえば近所なのでまたそのうち見学に来ますかね。

参拝前のお清めをしようと手水舎に寄ったんですが、新型コロナ対策のために水が止められました。

お清めできないのがなんか気持ちが悪いというか落ち着かないというか、何とも変な感じではありますが、不特定多数の人が柄杓を共有するのもこのご時世では良いことが無いですからね。

仕方がないと思いつつも、完全に水が抜けてる水盤というもなかなか珍しいので、貴重なものが見れたとちょっと感動してみたり。

本殿に参拝…の前に、井伊谷宮に宗良親王が祀られているということを上でも書いてますが、境内には宗良親王の御墓があるのでまずはそちらへ向かいつつ、境内をウロウロしてみました。

本殿の斜向かいにあるのが社務所。

先ほどの絵馬史料館見学や、お祓いの申し込みはこちらまで。

左手の方に荒縄を巻いた筒状の物が見えますが、これは手筒花火の撃ちガラですね。

手筒花火というと豊橋あたりが有名なんですが、東三河に近い西遠(遠州地方の西側の地域)にもいくつか手筒花火を作成し、打ち上げる団体があり、井伊谷にも1つ手筒花火の団体があります。

例年であれば8月か9月あたりに井伊谷宮の境内で手筒花火の打ち上げが行われます。

残念ながら2020年は新型コロナの影響で中止。

どうしても人が密集するイベントになってしまうので、たぶんあと数年は開催できないんでしょうね…。

社務所の前にある石碑は“慈母観音石”。

石の形が子供を抱えて立つ母親のように見えることから奉納されたそうで、以来安産・子育て信仰の対象となっています。

結構この手の石碑って日本中にありますよね。

ここは観音像になってますが、場所によってはマリア像に見立てるなんてのもあります。

安産・子育てにご利益のある絵馬がお供えされてますが、絵馬自体は境内の授与所にあるみたいですね。

そういえば七五三でお祓いしてもらった時にここでなんかやったような記憶があるなぁ…。

ちょっと奥まったところにあるこの石は“難転厄割石”。

植物の南天は昔から『難を転ずる』に通じるとして縁起がいい植物とされています。

井伊谷宮の境内に自生する南天の実を盃に入れ、自らの厄を転じて割ることでお祓いになるそうで。

ただし、南天の実には毒性があるので実を入れて割った後の盃には口を付けないほうが良いでしょうね…。

あくまでゲン担ぎの儀式としてやりましょう。

難転厄割石の前を通って境内の奥まったところを進むと、長く続く石垣が見えてきます。

この石垣に囲まれているのが宗良親王のお墓。

宗良親王御墓は井伊谷宮ではなく宮内庁の管理になっているためか立ち入り禁止となっていますが、毎年9月22日の例祭(宗良親王の命日)の時と1月1日~5日までのお正月の期間は一般に公開されており、このタイミングで参拝することが出来るようです。

例祭の時期は過ぎてしまったので次の公開であるお正月にでも参拝に行ってみたいと思ってますが、新型コロナの影響で初詣自体ができるかどうかわからないような状態ですからね…。

こちらも手筒花火と一緒でしばらくは無理かもしれません。

『せめてカメラで撮るくらいはできないかな?』なんて考えて石垣の周りを一回りしながら撮影してみましたけど、鬱蒼と生い茂る木々に阻まれているのと、意外と石垣が高くてカメラを持った手を伸ばしたところで中の様子は撮影できませんでした。

まぁ見えないものはしょうがないですし、無理に中を見ようとして怒られるのもかなわないので、元来た道を戻ります。

宗良親王御墓の正面には龍潭寺との連絡通路が整備されています。

“おんな城主 直虎”の放映中はこの通路を使って井伊谷宮と龍潭寺の間を行き来したという人も多いんじゃないでしょうか?

実はこの後GoPro片手にこの通路を通ったんですが、通路脇に龍潭寺の檀家さんのお墓が普通に並んでいるので撮った動画は公開出来ない感じ…。

別にオカルトとかそういうんじゃなくて、個人情報がらみの話になって後々ややこしいことになりそうなんですよね。

墓石に先祖代々の物故者の名前が刻んであったりするんで…。

本殿に戻って参拝と撮影のお礼をして、今度は本殿の北側の当たりを散策。

本殿の向かって右側には何やら新しい建物が出来てますね。

ここは資料館と休憩所を兼ねたような建物らしく

豪華絢爛なお神輿が飾ってあったり

宗良親王ゆかりの品々が展示されていました。

宗良親王親王について学べる学習漫画の紹介もありました。

この漫画は井伊谷宮の授与所で絶賛販売中!

展示室の奥には休憩所があるんですが、椅子が細いので長時間の滞在には不向きかも…。

2階になっているので展望台っぽい感じではあるんですけど窓に格子が嵌められているので視界が悪い。

ていうか周囲が気に囲まれてて視界が悪いし、その先の景色も田んぼや家ばかりでそんなに景色が良い場所でもないしなぁ。

この下の階も休憩室になってましたが、こちらの方はベンチや座布団が置かれているのでゆっくり出来そうですね

井伊谷宮までのアクセス方法です。

公共交通機関を利用する場合は浜松駅北口にあるバスターミナルから奥山方面行のバスに乗って約1時間、“神宮寺”バス停で下車し徒歩15分です。天竜浜名湖鉄道の気賀駅、金指駅も最寄りになりますが、この駅を使う場合はタクシーを使ったほうが良いでしょうね。

車の場合は新東名三ケ日引佐連絡路にある“浜松いなさIC”から約10分といったところ。

隣の龍潭寺と合わせて境内を散策するのもいいですが、車やバイク、自転車のお祓いや、七五三、結婚式もやっているようですので、観光客よりも地元の人たちに密着した神社って感じですかね?

大河ドラマも終わってしまいましたが、井伊谷は井伊家ゆかりの土地や建物以外にもパワースポットが色々とある土地ですので、ふらっと寄ってみるのはいかがでしょうか?

すぐ隣に龍潭寺もあり、そちらは日本庭園も有名なのでセットで行くのがお勧めですよ。

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