地元の人もあまり通らないような変な道をバイクで走るシリーズ。
今回は静岡県道68号線の浜松市北区引佐町奥山地区から、北区三ヶ日町へと抜ける区間を走ってきました。

スタート地点は方広寺の門前のあたり。

方広寺は臨済宗方広寺派の大本山で、地元では半僧坊と呼ばれるお寺です。
座禅体験をしたり精進料理を食べたり、境内を散策したりと、いろいろな体験ができるんですが、修業も出来るそうです。
昔ここの僧侶からスカウト?されたことがありまして、話を聞いてみると会社が休みになる盆暮れに“短期集中修業コース”みたいなものをやっているそうで、このコースに何度か通うと数年で出家させてもらえるとか。
しかも形式上の出家とか得度ではなく、本人が希望すればそのまま僧侶として働けるように色々と手配してくれるなんてことも言われましたが、親族の葬式後の直会の席上だったのでどこまで本当かわかりませんけどね。

そんな思い出のある方広寺の門前を出発して、県道68号へ

いきなり不穏な感じの景色が広がりますが

すぐに2車線の快走路となります。
若干拍子抜けな感じですが、まだ奥山の集落からそう離れてはいないですからね。
少しの間いくつも連なる田畑とポツポツと点在する家を眺めながら走っていくと…。

いい感じに木漏れ日の入る林道になります。
この手の道って殆ど交通量が無いと思うじゃないですか?

それが意外とあるんですよ…。
もっと広くて走りやすい道路がいくつもあるんですが、旧引佐町と旧三ケ日町・浜名湖方面を結ぶ最短ルートなので結構この道を走る車が多い。
県外ナンバーの車も結構見かけるんで、もしかしたらナビの設定によってはこの道を案内されることでもあるかも?

通行するだけの人も多いですが、この道の周辺で作業する人たちもいます。
あと、カモシカや鹿、猪といった比較的大型の野生動物も生息しているんで、これらの動物にも注意しましょう。
たまに自転車でこの道を走る人を見かけますが、この辺り稀に熊の目撃情報が上がるんで、自転車で走るときはクマよけにラジオで大きめの音を鳴らしながら走ったほうが良いですよ!

数年前に通った時は全区間が鬱蒼とした木々に覆われていて、日中でも暗く寂しい感じの道でしたけど、木が伐採されて開けている個所がありました。
山頂に近いところなので見晴らしが良いです!
こういう景色を楽しむならやっぱりバイクや自転車で来るべきだろうな~。
普通車でも余裕で通れる道なんですけど、さすがに景色を見るために道端に停めると邪魔ですからね…。

しばらく下り坂を降りると再び2車線の道路となって、険道な区間も終了。
ここからしばらくは谷側が開けているので景色を楽しみながら走れます。
この辺りは旧三ケ日町エリアなんですが、三ケ日は昔からミカン栽培が盛んな地区。

オレンジロードほどではありませんが、68号線沿いのこの辺りも南側の斜面で日当たり当たりの良い場所が多いので、みかん畑がいくつもあります。
今まで収穫時期にこの辺りに来たことがないんですけど、多分その時期には規格外品の路上販売が始まるんでしょうね。
あれ安く買えて良いんですけど、そんなに毎日みかん食うわけでもないから腐らせちゃうんだよなぁ…。
どうせだったら規格外品全部三ケ日みかんジュースにしてくんないかな?
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そういえば最近の三ケ日はミカンだけじゃなくて肉牛の飼育も盛んなんですよ。
JAみっかびでは“みっかび牛”ブランドとして全国展開を推進しているようで、HPにもみっかび牛のページがあります。
三ケ日牛を食べることのできるレストランや食堂、買うことのできるお店などが紹介されているので、ツーリングやサイクリング、ドライブのついでに行ってみるのもいいかもしれませんね。
逆にみっかび牛を食べるついでに今回のルートを走ってみるってのはどうでしょう?
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