エアガンレビュー:東京マルイMP5 PDW(電動ガン)

サバイバルゲーム

過去に所有していたり人から借りたりしてサバイバルゲームで使ってきたエアガンをメーカーへの忖度なしにレビューしていきます。

今回は東京マルイ製の電動ガン“MP5 PDW”です。

Table of Contents

実銃

MP5 PDWはドイツのH&K(ヘッケラー&コック)社の開発したMP5サブマシンガンシリーズのバージョンの一つ。

サブマシンガンというのは拳銃と同じサイズの弾丸を連射できるように設計開発された銃の一種で、日本のお役所用語では『短機関銃』とか『特殊けん銃』と呼ばれるものです。

元々は第1次世界大戦のヨーロッパにおける塹壕戦で『敵の塹壕に乗り込んだ時に出合い頭に撃ち合いになっても撃ち負けない銃が必要である』というニーズから生まれたもので、“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”的な思想で開発されていました。

このため当時のサブマシンガンは命中精度が悪いものが多く、ユーザーであった軍隊も精度をそれほど求めていなかったわけですが、この流れを大きく変えたのがこのMP5シリーズになります。

命中精度を向上させるために各部品の加工精度や作動方式を変更することでコストが跳ね上がることになりましたが、結果的には狙撃が出来るほどの命中精度を達成し『とにかく敵兵に当たればいい』という軍事的な用途から『犯人に過度なダメージを与えず、流れ弾で民間人や人質に被害を与えたくない』という警察向けの用途までカバーできるようになります。

この精度のおかげで世界の名だたる対テロ部隊がこぞって採用することにより『サブマシンガン=MP5』となるほどにメジャーな銃器となりました。

映画やドラマに登場する武器としても敵味方問わず使用することがあるので見たことがある人も多いのではないでしょうか?

MP5シリーズはあらゆる組織や機関で使用されているためとにかくバリエーションが多く、様々な特殊用途向けのバリエーションも存在しますが、PDWも割と特殊なニーズに対応するために開発されたものです。

PDWというのは“Personal Defense Weapon”(パーソナル・ディフェンス・ウェポン(個人防護用兵器))のアクロニムで、撃墜されて敵地に不時着したパイロットや車両の搭乗員といった“それなりに強力な火器が必要だが乗り物のスペースの都合であまり大きな武器は携行できない”兵員の自衛のため、または“戦闘経験の少ない後方配置部隊の兵員の自衛のため”に開発されたという所から来ています。

フルサイズのライフルは大きすぎて戦闘機や戦闘ヘリのコクピットには入りませんし、戦闘に不慣れな後方配置部隊の兵員には扱いずらい…。

かといって拳銃では火力不足な上に取り扱いにはライフル以上のスキルが必要…。

ということで白羽の矢が立ったのがMP5。

拳銃弾を使用するためライフルに比べれば火力は劣りますが、拳銃よりも大柄で重量があるサブマシンガンであれば反動を抑制しやすく、両手で保持するためコントロールが容易で当てやすい。

そしてベースがMP5なので命中率も期待できます。

ただし、MP5でもまだ機内持ち込みには大きすぎたため、銃身を切り詰めて半分以下にしつつ、安定した射撃のために折り畳み式のストックを付けることでコンパクト化しています。

1枚目がMP5シリーズでもスタンダードなMP5A5、2枚目がPDWです。

画像のサイズが違うのでサイズ感がイメージしづらいですがスペックを見てみると…

かなりコンパクトになっていることがわかります。

銃身長が短くなっているのでおそらく命中精度は低下していますが、短期間で弾丸をバラまくというサブマシンガン本来の目的を要求されていることから問題は無かったのでしょう。

エアガン

東京マルイ製の電動ガンも実銃と同じくMP5シリーズをベースに開発され、リリースは1996年。

実銃のように『不時着したパイロットや後方部隊の…』といった開発要求は当然なかったわけですが、実銃はコンパクトで取り回しが良いことからPDWとしての用途以外にも一部の対テロ部隊で使われていたという話を聞いたことがあるので、おそらくこの話がモデルアップのきっかけになったのではないでしょうか?

PDWのリリース以前にシークレットサービスのような身辺警護部隊向けのサブマシンガンであるMP5クルツが先行してリリースされていたのでそのリソースを水平展開したということも考えられますが、真相は東京マルイの開発部門にでも聞いてみないとわかりませんね…。

スペック

電動ガンのPDWのスペックは

  • 全長:330㎜/570㎜
  • 重量:1,980g(バッテリー込み)
  • 銃身長:141㎜
  • パワーソース:電動エア(AKタイプバッテリー使用)

寸法は実銃とほぼ同じですが構造上銃身長は実銃よりも短くなっています。

重量はバッテリー込みで1,980gとかなり軽量ですね。

当時の定価は本体のみで\25,800でした。

レビュー

サバゲでの使用感

人生初のサバゲのメインアーム、東京マルイ製の電動ガンのM16A1は長くて取り回しが悪かったためたった一度の使用でバックアップに回ることになったという話を以前しましたが、バックアップに回った原因を作ったのがこのPDW。

次のゲームへの参加手続きと打ち合わせのために当時参加していたサバゲチームを主宰する模型店に行ったところ、たまたま中古のPDWを本体+バッテリー+充電器のセットで\15,000ほどで売っていたため即決で購入。

早速次のゲームで使ってみましたが全長が短かくて重量も軽いので林の中でも取り回しが良く、ストックは折り畳み式なのにM16A1よりも剛性があったので狙いやすい。

銃身が短いので命中精度が悪いんじゃないかと心配していましたがこれがまた予想外によく当たる!

というわけでこのゲーム以降M16A1を押し入れに追いやりサバゲのメインアームとして活躍してくれました。

銃身が短いとどうしてもサイトライン(フロントサイト(照星)とリアサイト(照門)の間の距離)が短くなるため命中精度に影響が出ますが、そこはスコープとゼロインのスキルがあればカバーできます。

個体差があるとは思いますが、私の場合はMP5シリーズ用のスコープマウントとTASCO製の等倍のドットサイトを組み合わせ、ゼロインさえちゃんとできていれば30mまでの狙撃が可能なほどの命中精度でした。

命中精度の良さに加えて静粛性の高さも好んで使うようになった理由の一つ。

ノーマルの状態でもメカボックスの作動音が小さかったんですがたまたま取り付けたサイレンサーも消音性能が高く、これを付けると作動音がごくわずかにしか聞こえないほど静かになったため遠くからの狙撃やアンブッシュ、前衛でのアタックまで幅広く使うことが出来たのも良かったですね。

ただ、メンテナンスが面倒でバッテリー交換が結構大変…。

バッテリーコンパートメントに半ば無理やり押し込むような感じでバッテリーを格納しているため、あまりバッテリーを出し入れするとバッテリーを保護するためにかぶせてあるビニール製のカバーが破けてしまうんですよ。

そこでバッテリー充電時は銃本体から取り外さない状態で充電したり、ゲーム参加中にバッテリー交換しなくてもいいようなるべく撃たないような戦術を考えたりと、多少運用に少し苦労した覚えがあります。

残念ながらMP5 PDWはあれだけ気に入って使っていたのに手放してしましましたが、機会があればまた手に入れたいですね。

まとめ

PDWを使っていた頃はバッテリー節約のためサバゲではフルオートをなるべく使わないようにしていましたが、このような撃ち方だと多弾マガジンはかえって使いづらいので純正マガジンと同じスプリング給弾のマガジンがいくつか必要になります。

最近は互換品が1本\1,000を切るくらいの値段で売られているのでとりあえず持てるだけ持っておきたいところ。

あとは静粛性を高めるためにサプレッサーも欲しい!

前に持っていた時はダットサイトを付けていましたが、最近はあんまりサイトを覗いて狙撃するようなこともないのでとりあえずはつけなくてもいいかな?

サプレッサーで多少全長が長くなりますが、これでも今どき主流のM4シリーズよりは短いので機動性はかなりいいと思いますよ。

軽くてゲーム中の持ち運びが楽なだけでなく、家からフィールドまでの移動もサプレッサーを外してストックを折りたためばかなりコンパクトになるので収納用のバッグを選ばないのもメリットですね。

ビギナーからベテランまで誰が使っても使い勝手のいいエアガンだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました