CaptainSim製のボーイング767が好きでよく飛ばしているんですがなかなか着陸が上手くいきません。
今まで特に練習もせず勘で飛ばして勘で降ろしていましたけどこれではいつまでたっても上手く着陸することはできませんよね…。
そこで今回は集中的に着陸の練習をするためにタッチ&ゴーをやってみることにしました。
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練習場所
767のような比較的大きな飛行機を飛ばすためにはそれなりに長い滑走路が必要になります。
Prepar3Dにデフォルトで収録されている飛行場はおよそ3万に上りますが、今回は空港の選択画面にデフォルトで表示されているランドルフ空軍基地にしてみました。

ここを練習場所に選んだ理由は
1.滑走路長が長い(ランウェイ15R/33Lは8,398ft(約2,500m))
2.滑走路が2本平行に並んでいる(ベースレグからファイナルへ移行する時にオーバーシュートしても隣のランウェイに進入できる)
3.周辺の地理を多少知っている(新規導入機のテストフライトでよく使う)
4.ILSがすべての滑走路に設定されている
というものですが実際のところは“飛行場選択メニューで初めから表示されているため選ぶ面倒がない”というのが一番大きいです…。
つまりランドルフ空軍基地を選択したことに深い意味はありません!
フライトプラン
ランドルフ空軍基地はデフォルトではランウェイ33L がActiveRunway(使用可能滑走路)となっているので、離陸はランウェイ33Lから。
タッチ&ゴーの練習なのでひたすらトラフィックパターンをグルグル回るわけですが、このサイズの旅客機の場合トラフィックパターンの飛行高度は“滑走路の標高+2,500ft”らしいので、ランドルフの標高761ft≒800ftとして今回の飛行高度は気圧高度で3,300ftとします。
ランウェイ33Lから離陸したら上昇しつつ左に180°旋回してダウンウィンドレグに入り、飛行高度を3,300ftに安定させます。
いつもファイナルレグが短くて姿勢や速度・高度の修正が間に合わなくなるのでダウンウィンドレグを長めにとってファイナルレグが長くなるように調整。
飛行場から10マイル以上離れたところで180°左に旋回してランウェイ33Lに正対、ファイナルレグに入って着陸態勢を取ります。
767の航法コンピューターの計算によると着陸時の速度はフラップ25°の時に139ノットになるようなので、ファイナルレグに進入する時点で140ノットまで減速して速度を維持しながら降下を開始して139ノットで接地。
ランウェイに接地したら再び離陸してまたトラフィックパターンに戻ります。
タッチ&ゴーの練習
1回目
1回目は航法無線機の設定を忘れていたのでダウンウィンドの途中で慌てて設定しました…。

これを設定しないと飛行場からの距離がわからないのでダウンウィンドレグをどこで切り上げたらいいかわかりませんからね…。
1回目はファイナルレグを長くとりたかったので飛行場から17マイルの地点で旋回を開始しました。

進入角度が若干高いうえに進入速度が遅いので、接地寸前にフレアをかける時に失速しそうになりましたが、1回目はまぁまぁ悪くない感じですね。
2回目
1回目が上手くいったので2回目は飛行場から15マイルの地点で旋回してファイナルへ。

進入速度は1回目と同じく133ノットで。
今度は適正な進入角度でアプローチできたので理想に近い感じの着陸になりました。
3回目
コツがつかめてきたのでダウンウィンドレグをもう少し短くして飛行場から12マイルの地点でベースレグに移行します。

3回目も上手くアプローチできましたが…。

減速のタイミングが悪く接地直前に姿勢を崩してしまいました…。
メインギアがランウェイ手前のブラストパッドに接地した上にバウンドしまったので、3回目はこのままゴーアラウンド。
姿勢が崩れた時点でゴーアラウンドの判断をするべきでしたが、深く考えずにそのまま設置してしまいました。
実機なら大事故ですね…。
4回目
気を取り直して4回目。
さすがに疲れてきたので今回の練習はここまでにしておきましょう。
アプローチはかなりいい感じに出来るようになってきたので最後は飛行場から10マイルの地点でベースレグに移行。

自分でいうのもなんですが、アプローチはほぼ完璧じゃないでしょうか?
ただ、最後の最後でフラップのセット角度を間違えてますけど…。
可能な限りソフトに接地できるようにした結果接地点が目標の少し奥になってしまいましたが、個人的には満足のいく出来ですね。

最後の着陸はインスタントリプレイで外部視点からも見てみました。
接地点をあと100mくらい後ろにしたかったですが個人的にはそれ以外はパーフェクトだったと思います。
今回のフライトの様子もYouTubeにアップしてます↓
サマリー
今回のフライトはMSFS2020のフライトトレーニングにあった“Traffic Pattern”を参考にしてみましたが、飛行高度と着陸速度を決めておくだけでこんなに簡単に着陸できるようになるとは思いませんでした。
やっぱり勘やその場の勢いでうまく着陸できるほど飛行機の操縦は簡単ではないということですね。
別の飛行機でも同じようにアプローチ前に高度と速度をあらかじめ決め、これらを管理することが出来れば上手く着陸できそうです。
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