以前私がやらかした交通事故の後始末を振り返りながら、交通事故を起こしてしまった時の事故対応のフローについて書いてみましたが…。
今回はこの時の経験を踏まえて車に積んでおいて良かった物、あの時あったらよかった物について書いてみたいと思います…。
Table of Contents
ドライブレコーダー
最近は煽り運転対策でドライブレコーダーを取り付ける人も多いかと思いますが、事故った時の現場検証に役立つので絶対に車に取り付けておいたほうがいいです。
値段や性能がピンキリで種類も多いのでどんなものを付けたらいいのか悩むと思いますが、私の場合は次の3点をクリアするドライブレコーダーを選んでいます。
1.LED信号機に対応していること
LED信号機は機構的に常時点灯ではなく、人には認識できないサイクルで点滅しているため、カメラのフレームレートによっては信号機の光が映らなくなってしまいます。
2.液晶モニターが搭載されていて、現場で動画の確認ができること
現地で警察に動画を見てもらうことができれば現場検証の面倒が減ります。
ただし、場合によっては警察が到着する前に事故当事者に破壊される可能性があるのと、動画の内容によっては自分が不利になる可能性もあるので気を付けましょう。
3.音声が記録できること
こちらの音声を拾ってしまうと場合によっては不利になる可能性がありますが、事故の相手から暴言や脅迫を受けた場合の証拠を残すことが出来ます。
数年前ならいざ知らず、最近はほとんどの製品がこの3つをクリアしているようなのでますます選ぶのが大変になっています。
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ドライブレコーダーの記録用にマイクロSDカードを買う必要がありますが、これもマイクロSDなら何でもいいわけではありません。
せっかくドライブレコーダーを取り付けたのに録画出来ていないという不具合がまれに起こるんですが、過去の経験上ほとんどSDカードの不具合が原因でした。
通常のマイクロSDカードはドライブレコーダーのように長時間連続してのデータの書き換えや真夏の車内のような酷暑、逆に真冬の極寒といった過酷な使用環境には不向きなので、このような環境にも対応できる高耐久の物をお勧めします。
それといくら高耐久を謳っていてもこの手のフラッシュメモリーは消耗品なので定期的に交換しましょう。
私の場合は毎日の通勤に使う車のドライブレコーダーに64GBのマイクロSDカードを装着していましたが、大体2年で使用不能になりました…。
使用状況や容量によって消耗度合いが変わってくるので参考程度に考えてもらえたらいいですが、確実に記録を残したいのであれば毎年買い買えるくらいの感じでもいいんじゃないでしょうか?
反射ベスト
事故防止に直接つながるものではありませんが事故の後の交通整理の時に着たり、事故で動かせない車に引っ掛けておいたりすることで、他の車が2次的に事故を起こす可能性を減らすことが出来ます。
反射ベストというと夜間や薄暮時に使うものというイメージがありますが、日中でも有るのと無いのとでは見え方がだいぶ違いますからね。
海外では道路工事現場の作業員は反射ベストの着用を義務付けられているようですが、これも作業員が目立つことで車が突っ込んでくる可能性を少しでも減らすためです。
日本でも道路沿いの工事現場では必ず着るように言われますね。
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反射ベストも色々な種類がありますが、常時使うものではないので安くてコンパクトに畳んで収納できるものであればいいんじゃないでしょうか?
人が着る反射材に加え、事故った車への追突防止用にダメ押しで“追突防止反射シート”というものを付けておくとより遠くからも目立つので事故防止に役立ちます。
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三角表示板と非常信号灯
三角表示板はディーラーオプションにもなっているので新車購入時から車に積んでいる人も多いんではないでしょうか?
道路交通法施行規則によると
“高速自動車国道等において故障その他の理由により自動車を運転することができなくなったときは、当該自動車等が故障その他の理由により停止しているものであることを表示するために運転者が後方から進行してくる自動車の運転者が見やすい位置に停止表示器材を置かなければならない”
とあるので、高速道路上で何らかの理由により車を駐車しなければならなくなった場合は停止表示器材(=三角表示板)を置かなければいけません。
三角表示板を置く場所については道路交通法施行規則に明言されていませんが、JAFや保険会社のHPを見てみると“停車している車両の50m以上後方に設置”するようですね。
各社から色々なタイプの商品が出ているのでどれを選ぶべきか悩むところですが、道路交通法施行規則には停止表示器材の規格が制定されているのでこれに適合している“公安委員会認定品”となっているものを買えば間違いはないでしょう。
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ちなみに三角表示板の設置義務は
“高速道路上でやむを得ない理由により車を停める必要があるとき”
だけなので一般道で三角表示板を設置しなかったとしても特に問題はありません。
また、積載義務も今のところないため、車に積んでいなくても特に問題は無いんですが、2次災害防止を考えると絶対に車に積んでおいたほうがいいと思いますよ。
三角表示板に加えて発炎筒を使うこともありますが、事故の状況によってはガソリン漏れなどの理由で火気厳禁な場合もあります。
そんな時に備えてLED式の非常信号灯を持っておくといいかもしれません。
発炎筒と違って何度も繰り返し使えますし、発光時間も数時間と発煙筒に比べてはるかに長い(発煙筒の燃焼時間は5分程度なのに対し、LED式の非常信号灯は20時間連続点滅する)というメリットがあります。
ちなみに発炎筒は煙の中に炎の光が乱反射してより遠くまで視認できるため晴天時に、LEDは発光自体は強いものの単体では光の拡散が弱いので雨天や濃霧、積雪時に、といった感じで使い分けると良いかもしれません。
事故以外にも遭難したときに居場所を知らせるビーコンとしても使えるので、キャンプや登山に行くことが多い人は万が一のために発炎筒とセットで持っておくのがいいかもしれませんね。
筆記用具
事故相手の住所や年齢、勤め先といった情報や、保険会社の契約状況、事故現場の住所などなど、事故直後の一番動揺しているタイミングで記憶したり整理したりしなければならない情報が山ほど出てきます…。
『そんなもんスマホのメモ機能にまとめれば何とでもなるでしょ?』って思うでしょ?
警察や保険会社にスマホで電話しながらメモ取ったりメモの内容を見返したりするのが結構大変なんですよ…。
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A5サイズくらいのメモ用紙とボールペン、クリップボードをセットにしてダッシュボードにでも入れておくと、状況を整理したり聞き取った内容を纏めたり、まとめた情報を警察や保険屋に説明するといったことが物凄く楽になります。
メモ用紙にあらかじめメモしておくべき内容を記入しておくと漏れがなくていいですよ!
まとめ
今回は私がやらかした交通事故の経験から車に積んであると便利なものをピックアップしてみました。
もちろん交通事故を起こさないように安全運転をすることが一番なんですが、万が一に備えておくことも大事なことではないかと思います。
往々にして準備万端整えておくと心配していたトラブルは発生しなくなるものなので、願掛けのつもりでそろえてみるのもいいかもしれません。
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