エアガンレビュー:東京マルイ電動ガン M16A1

サバイバルゲーム

散発的ながら約20年に渡ってサバイバルゲームに参加し、その間に色々なエアガンを所有・使用してきましたが、せっかくなのでそれらのエアガンのレビューを書いてみたいと思います。

第1回目となる今回は、私が生まれて初めて手にした東京マルイの電動ガン『M16A1』です。

Table of Contents

実銃について

M16はアメリカのフェアチャイルドエアクラフトのアーマライトディビジョンが開発したAR10というライフルがをベースとなった自動小銃です。

AR10では元々7.62㎜(.308)だった口径を5.56㎜(.223)にサイズダウンしてAR15というライフルが開発され、AR15は紆余曲折を経てアメリカ軍に正式採用され“M16”という正式名が付与さました。

採用後に発生した様々な不具合を改修したものがM16A1と呼ばれるタイプのライフルになります。

実銃の詳細な情報を書き出すと終わらなくなってしまうので、詳しいことを知りたい方はWikipediaでも見てください…。

エアガンについて

M16A1は東京マルイの開発・販売する電動ガンの第2弾としてリリースされました。

当初はホップアップ(BB弾を発射する際に回転を与えて飛距離を伸ばす機構)はありませんでしたが、その後可変ホップアップ機構(BB弾に与える回転量を調整できる)を搭載したスーパーバージョンがリリースされます。

私が手にしたのはこのスーパーバージョンです。

スーパーバージョンとそれ以前のモデルの識別ですが、外観は全く同じなので実銃のダストカバーにあたる部分を開けてホップアップダイヤルの有無を確認するしかありません。

おぼろげな記憶だとホップアップ無しモデルの発売が1992年頃、初期不良の改善と可変ホップアップ機構を搭載したスーパーバージョンの発売が1993年頃だったと思うので、もう30年近く前のモデルになりますね。

ちなみにM16A1は東京マルイのラインナップから消えてしまっているので、2020年現在新品の購入は出来ません。

スペック

東京マルイの製品ラインナップから外れてしまいHPを見てもスペックを確認できないので現物から寸法を測ってみした。

  • 全長:990㎜
  • 銃身長:510㎜
  • 重量:2.3kg(マガジン・バッテリー含まず)
  • 口径:6㎜
  • パワーソース:電動エア(ラージバッテリー)

確か当時の販売価格はバッテリーと充電器抜きで¥29,800(税抜き)だったと思います。

初速を計測しようと思いましたが、手持ちのバッテリーが次世代電動ガン用のニッケル水素ミニSバッテリーしかなく、昔のニッカドラージバッテリーとの変換コネクタがないので測れませんでした…。

エアガンのレビューサイトを見るとノーマルで72~75m/sくらいのようですね。

ホップを適正に合わせた場合の飛距離は40m前後といったところでしょうか?

購入の経緯

高校の時に1つ上の先輩がサバゲをやっていたんですが、彼が新しくエアガンを買うということで格安で譲ってもらいました。

確か本体にバッテリーと充電器込みのフルセットに300連マガジンも付いて\20,000だったかな?

これだけのセットだと当時の定価\35,000くらいだったので、かなり安く譲ってもらうことが出来ました。

それ以来かれこれ20年ほど保有してます。

レビュー

外観

レビューのために久しぶりに引っ張り出してきましたが、改めて見てみると時代を感じる懐かしいデザインですね。

M16A1の外観上の特徴といえばまずはレシーバーと一体となったキャリングハンドル。

このA1からさらに発展したA2以降のモデルにもキャリングハンドルはありますが、A3以降のモデルでは取り外し可能になり、ここ数年でリリースされている最新型のM4タイプのエアガンにはキャリングハンドルは付属しないこともあるようで。

M16ファミリーのどのモデルでもキャリングハンドルには必ずリアサイトがついていますが、A1までのモデルではヴィンテージ(サイトの左右調整)調整のみが可能となっています。

リアサイトはL字型でピープ(のぞき穴)が2つあり一つは昼間用の小さな穴、もう一つは夜間用の大きな穴となっているはずですが、東京マルイのA1ではピープのサイズはどちらも同じになっています。

A2以降はエレベーション(サイトの上下調整)も調整可能になりましたけど、M16ファミリーはフロントサイトポストでもエレベーション調整ができるのでゼロイン(照準点の精密な調整)するときややこしくなりそうですよね…。

どっちで合わせたらいいんだろ?

実銃や最近リリースされているリアルなGBB(ガスブローバック)タイプのエアガンなんかだと、フロントサイトポストはネジになっているのと、プランジャーが付いているためプランジャピンを押し込まないと回転できないようになっているんですが…。

東京マルイのA1はフロントサイトがねじ止めになっているところは再現されているものの、プランジャはモールドになっているため周り止めの機構はついていません。

フロントサイトの基部のネジを軽くカシメている?

サイトポスト側の雌ネジがセルフロックナットのような感じになっているようなので勝手に緩んでしまうことはないのですが、フロントサイト自体がプラスチックなのであまり頻繁に調整するとネジ穴がバカになってフロントサイトポストを紛失することになりそうです。

フロントサイトを保護するためにあったサイトポスト両側のガードは知らないうちに両方とも折れてしまいました…。

本来なら強度が必要な部分なんですけどプラスチックで出来てますからね。

フロントサイト周りは社外品で金属製のパーツが出回るくらいだったので、カスタム目的以外にも補修用のニーズがあったのかもしれません。

フロントサイトの後ろにある断面がおにぎり型のフォアエンドもA1の特徴の一つですね。

このフォアエンドは結構握りやすいんですが左右で違う部品を用意する必要があるため費用がかさんでしまい、A2以降のモデルではコストカットのために廃止、上下分割式のフォアエンドに変更されています。

さらに改良されたA4、そこから派生したM4シリーズになるとオプションパーツ装着用のレールインターフェイスに変更されました。

サバゲーでの使用感

フロントサイトもそうなんですけど全体的にプラスチックを多用した外装なので剛性がないんですよね…。

特にフォアエンドとレシーバーの接続部分の強度が弱いので捻ったり曲げたりする力が加わると折れます。

これはA1に限った話ではなく外装がプラで作られていた頃のM16シリーズすべてに言えることなんですが、少し強引に振り回すとこの部分で折れてしまうというトラブルをよく聞きました。

対策のためにレシーバーを金属製のものに変る人も多かったんじゃないでしょうか?

幸い私の場合は折れることもなく生存していますが、やっぱり1m近いとサバゲでどこかにひっかけたりぶつけたりして破壊するリスクがあるんで取り回しには結構気を使いました。

電動ガンは外部パワーソースが不要で外気温の影響も受けず、夏でも冬でも安定した性能で打てるのはよかったんですが、おもに強度の不安から20年間でサバゲに投入したのは1度きりでしたね…。

その後しばらくはバックアップ用にしていましたが、最後にバッテリーをつないで撃ったのはいつのことやら…。

おそらくメカボックス内部のグリスとチャンバーパッキンが完全に硬化していると思うので、撃てるようにするには完全に分解してオーバーホールする必要があるでしょう。

カスタムパーツがいくらでも市場に出回っているので交換用の部品に困ることはありませんが、苦労してまで復活させる気もないので近いうちに粗大ごみになるかと思います…。

まぁ苦労してレストアしたところで長すぎて取り回しが面倒なのと、ピカティニーレイルのような拡張性を持たせるためのデバイスが無い上、M16単体ではスコープすら取り付けられないのでノーマルのままではサバゲーには持ち込みたくは無いですね。

インナーバレルが長いおかげで命中精度だけは良いので、スナイパーライフルのカスタムベースとしてはありかな?

もしM16A1を使ってサバゲで活躍したいのであれば何らかのカスタムは必須でしょうね。

東京マルイのラインナップからはなくなってしまいましたが、新品であれば中国系のメーカーが現在も販売しているようです。

カスタム

どうしても東京マルイ製がいいというのであれば中古品もまだ流通しているようですが、中古品を狙うのであればネット通販やオークションでも購入するよりも現物を確認できるリサイクルショップで探したほうがいいかもしれません。

それかA1のベースとなっている“M16 ベトナムバージョン”のパーツを取り換えてA1に改修するという方法もあります。

M16A1の電動ガンが出たばかりの頃ですが、当時はベトナム戦争物の映画が好きな人達が映画を再現する“リエナクトメント”というイベントで使用するためにM16A1をベトナム戦争当時のモデルに改修するためのキットなんかも売られてましたからね。

その逆もまた可能なわけです。

先ほども少し触れましたが、東京マルイのM16シリーズは社外のカスタムパーツが恐ろしく沢山リリースされているのでその気になれば“カスタムパーツを集めて1丁組上げる”といったことも不可能ではありません。

もちろん電動ガンについての深い知識が必要になりますが、こだわりの1丁をゼロから組み上げるというのも結構面白いかもしれませんよ。

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