交通事故の第1当事者になってしまった時の話

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私のやらかした交通事故の後始末を振り返りながら、不幸にも事故の第一当事者(事故を起こした張本人)となってしまった場合の事故対応のフローや、あると便利なアイテムについてお話ししたいと思います。

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事故の経緯

ものすごいざっくりした見取り図ですが、当時の関係車両の配置はこんな感じ。当時の状況を説明すると…

1.緑の車が道路わきにある直売所の駐車場に入るため右折しようとしていた

2.水色の相手車両は緑色の車が駐車場に入るのを待つために停車中

3.私の車が水色の車に後ろからっ込む…

といった感じで、もう誰が何と言おうと責任割合は10:0で私が完全に悪いです…。

まず初めにすることは?

自動車学校の授業や企業の交通安全講習でも多少は習った気がしますが、いざとなると動転してなかなか動けないものです。

ところがこの時は意外にも頭が冴えわたり

『もうどう転んでも俺が悪いのは覆りようがないから、とにかく相手と警察の心証を良くすることだけを考えよう!』

という変な自己保身モードに切り替わりました。

ところで交通事故を起こした場合にまず初めにすべきことは何でしょう?

警察に電話?救急車の手配?保険屋さんに連絡?家族に連絡?

どれも違いますよ。

ケガの確認と救助

事故を起こしたときにまずやるべきことは『相手のケガの確認と救助』です。

幸い進行方向右側に駐車場があったのでそこに私の車を止めさせてもらい、一目散に相手の車の所に駆け寄って事故相手にまずは謝罪し、すぐに相手の方がケガをしていないか確認しました。

幸い出血等はなく、本人は『むち打ちになっただけだから救急車はいらない』と言っていますが、油断はできません!

自力歩行は出来るようなのでとりあえず車から降りていただき、駐車場で少しお話を伺いつつ状態を観察してなんとなく状況を確認します。

事故相手の氏名や年齢、生年月日名を質問しましたが、受け答えはとてもスムーズだったのと、嘔吐や失禁等もないのでとりあえず脳と内臓にダメージはなさそう。

手の動きや歩き方を見た感じ、手足や腰などを極端に庇うようなしぐさも無かったので骨折や打撲も無さそうです。

やたらと首筋をさするのは、むち打ちで首回りと肩が痛むのでしょう。

なぜか救急車を呼ぶことを拒否されていたので、とりあえず現段階では呼ぶ必要はないだろうと判断。

ここで初めて警察に通報します。

警察への通報

『交通事故の時には警察と消防どっちに先に連絡したほうがいいの?』と思う方も多いですが、結論から言うとどちらに連絡しても情報が共有されるので、どちらから先に連絡しても問題はありません。

相手が出血を伴うような大怪我や、嘔吐しているような状況であれば先に消防に電話して救急車を呼んだほうがいいでしょう。

消防と警察で情報が共有されるとは言え、交通事故を起こした場合は警察に通報する義務があるので救急車を手配出来たら速やかに警察へ連絡を!

警察に連絡すると『事件か事故か?』『誰が電話しているのか?』『けが人がいるのか?』『救急車が必要か?』『事故現場はどこか?』といったことを聞かれます。

『事故現場はどこか?』という質問ですが、携帯で通話している場合であれば無理に答える必要はありません。

警察は通話中の携帯電話の位置情報を調べることができるので『出先なので詳しくわからない』と伝えれば物の数秒で現在地を割り出してくれます。

このタイミングでは警察も詳細な状況を聞き出す気は無いようなので、とにかく落ち着いて必要最低限のことを話すようにしましょう。

保険屋への連絡事項

警察へ通報したら次は自分が契約している自動車保険の会社に連絡します。

この時確認されるのは

・保険の契約内容

・事故相手の情報(氏名、性別、生年月日、住所、勤務先)

・相手車両の情報(車種、破損状況、ナンバー、自賠責と任意保険の会社名)

といった事ですかね?

事故直後で気が動転している時に矢継ぎ早にこれだけのことを聞かれてもなかなか答えることが出来ないと思うので、万が一に備えてインタビューシート作っておいて車に常備しておくと便利かもしれません。

私の場合は聞かれる内容をある程度知っていたので相手の怪我の状況を確認するタイミングで聞き出してメモしていましたが、インタビューシートまでは準備していなかったので相手に何度も質問することになってしまいました…。

事故の相手に『この人は解決のために真摯に行動してくれている』と思わせて心証を良くするためにも、なるべくこういう事務的な処理はスムーズにやっておきたいところです。

2次災害の防止措置

私の車は近くの駐車場に移動できましたが、相手の車はリアシャシー(後輪のタイヤ周り)が完全に曲がってしまっていたため、完全に移動不可能な状態になってました…。

この状態で事故車両を路上に放置して他の車を巻き込むわけにもいかないので、警察と保険屋に連絡する前に直売所の人たちに交通整理を頼んでいました。

連絡がひと段落ついたタイミングで交通整理に参加しますが、ふと思い出して私の車から“三角表示板”と“追突防止用の反射シート”、“点滅信号灯”を持ち出して事故現場の周辺に設置することにしました。

相手の車にも三角表示板くらいは載ってたかもしれませんが、あいにく私が追突したおかげでハッチバックのリアゲートが開かなくなってしまいましたからね…。

とりあえずは私の手持ちの物を使うことにしました。

この3点は万が一の時に絶対に役に立つので車に常備することをお勧めします。

これらのアイテムを置いたからといって事故現場の交通整理をしなくてよくなるわけではありませんが、ドライバー目線で見ればはかなり目立つので交通整理をする時の安全性が高まります。

3つまとめて買っても5,000円程度ですからね。

たった5,000円で安全が確保できるのであれば買っておいて損はないと思いますよ。

そして現場に到着した警察に対して『当事者は解決のために努力を惜しまないで行動している』というイメージを与えることが出来るので、警察からの心証が多少はよくなるはず。

警察への対応

交通整理をしていると警察が到着しました。

警察が到着するとすぐに免許証と車検証、自賠責の証書の携帯を確認されるので、これらの書類がすぐに出せるよう警察の到着前に準備してましょう。

書類の確認が終わったらいよいよ詳細な事情聴取です。

実況見分

まずは事故現場の周辺を歩きながら事故直前の運転状況を確認する実況見分が行われました。

今回のような状況であれば『なぜ追突したのか?』『どこで相手の車に気づいたか?』『相手の車に気づいたときに何キロ出していたか?』『ブレーキをどこで踏んだか?』ということを確認しつつ、巻き尺で色々な所の距離を測って事故発生時の状況を整理していきます。

もし覚えていないこと、分からないことがあれば「そこは覚えていません…」と正直に言いましょう。

本人も不明な点は警察の方で推測しながら『○○の時はこうだったんじゃないの?』とアドバイスというかヒントのような事を言ってくれるので、それを参考にしながら状況を思い出しましょう。

思い出せないからと言って適当なことを言うと嘘をついていると判断されて処罰が重くなる可能性があります。

ヒントを出されても分からなければ正直に『分かりません』と答えれば良いと思います。

実況見分の後で聞いてみましたが、事故現場のブレーキ痕や車の破損状況から事故の状況がほぼ推測できるそうなので、いい加減なことを言うとすぐに分かるそうです…。

事情聴取

実況見分の次は事実確認のための事情聴取があり、ここで事故発生後から警察が到着するまでにやったこと、起きたことを聞かれます。

ここでも嘘は通用しないのでとにかく正直に話しましょう。

このあたりで多少落ち着いてきて反則金や点数のことが頭にチラついてくるかもしれませんが、行政処分がどうなるかはお巡りさんにもわからないので聞いても意味はありません。

事情聴取が終わるころに『行政処分は大体これくらいじゃない?』という感じで教えてもらえますが、この後の事故相手の気持ち次第(怪我の治療のための通院日数や、心証など)で行政処分の内容が大きく変わってくることもあるので参考程度にしておきましょう。

事故現場の片づけ

レッカーの手配

事情聴取が終わったら事故現場の片づけをします。

相手の車は後輪のタイヤハウスが完全につぶれていたので自走どころか5人がかりで押しても動かない状況でした。

仕方がないのでレッカーを手配して動かしてもらうことにしますが、第1当事者の保険の付帯サービスでは事故相手の車にレッカーを手配出来ないんですね…。

このような場合はとりあえず事故相手が契約している任意保険の付帯サービスでレッカーを手配、レッカー費用は後日第1当事者の契約している保険会社に請求されるそうです。

当たり前ですがこの場合は事故相手の保険は使わないので等級が下がることはありませんが…。

一瞬事故相手が『なんで俺の保険使ってレッカー移動しないといけないんだよ!』とキレそうになってましたが、ここでこじれたらヤバかったですね…。

状況を説明して納得していただけましたが危ない所でした。

ちなみにこのような状況で相手がレッカーの付帯サービスを付けていなかったり、そもそも任意保険に入っていなかったりした場合はどうなるか?

自腹切ってでもレッカーを手配するしかないんでしょうね。

事故現場の掃除

事故であちこちに散らばっている破片も二次災害の原因となるので可能な限り広い集めて道路を綺麗にします。

保険屋への連絡や警察の事情聴取も終わってこの辺りでいっぺんに疲れが出てきますがもうひと頑張りしましょう。

道路の破片があらかた片付いたところでお巡りさんは撤収。

帰りがけにお巡りさんから『あなたの事故対応は完璧だった!』と褒められましたが、やらかしてるだけに素直に喜べないですよね…。

馬鹿正直に「保身のために頑張りました!」とも言えないし…。

撤収

警察が引き上げるのと同じくらいのタイミングでレッカーが到着し、最後にもう一度事故相手に謝罪して、以後の対応は保険屋が行うことと、少しでも体調に変化があればすぐに病院に行ってもらうようにお願いして現場を離れました。

事故後の対応

相手への補償

『事故処理は保険屋頼みにはしないで、せめて1度は菓子折りでも持って謝罪に行ったほうがいい』なんて言う人がいますが、ケースバイケースだと思います。

今回は幸いにして相手の怪我がむち打ち程度、下手に謝罪に行くことで賠償交渉がこじれる可能性もあると考え、事故後の交渉事はすべて保険屋に任せました。

事故当日に連絡先を交換しているのでもし何かあれば私に直接連絡が来るのでしょうが、結局あの後1度も連絡がないので直接の謝罪はいらなかったと判断しています。

『どうしても直接相手に謝罪をしたい』というのであれば絶対に保険屋に同行してもらうこと!

相手と話しているうちにうっかり変なことを言って保険屋の交渉がこじれる可能性があるので、事前に打ち合わせをしてから保険屋と一緒に相手の所に行きましょう。

改めて謝罪するとしても当日か翌日の夜に電話で様子を伺うくらいにとどめておいたほうがいいでしょうね。

行政処分

人身事故になってしまったのでバッチリ免許の点数を引かれて反則金も支払いましたが、そんなことよりも免許のゴールドがなくなってしまうことの方がダメージが大きかったですね。

任意保険の保険料率は免許の色によって変わってくるのでこの次の免許更新または免種追加以降は保険料が値上がりします。

事故で保険を使っているので翌年以降3年間は事故あり等級になりますし、免許のゴールド割引もなくなると毎年の保険料が数万円変わってきますからね。

安全運転は結果的には節約につながります。

まとめ

事故を起こさないように運転することは非常に大切なんですが、万が一事故を起こしてしまった時のために一度シミュレーションしておきましょう!

私がお巡りさんに褒めてもらえるほどスムーズに対応できた理由は過去に職場の安全教育で『交通事故のシミュレーション』をやっていたからです。

シミュレーションの状況は全然違いましたが事故発生後の

1.相手の怪我の確認

2.警察・消防へ通報

3.保険屋へ連絡

4.現場保全と2次災害の防止

という手順はどんな事故でも変わらないはずです。

家族や友人・知人を巻き込んでロールプレイをしてみるのが一番効果が高いと思いますが、一人で手順を考えながらシミュレーションしてみるのもいいと思いますよ。

暇なときにでもいかがでしょうか?

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