色々とトラブルはありましたがどうにかMicrosoft Flight Simulatorの最新作、MSFSをインストールすることが出来ました!
どんなフライトシミュレーターでも飛行機の基本的な操縦方法は同じなんですが、タイトルやシリーズ事に細かいキーアサインが違うのでまずは操作方法に慣れるためフライトトレーニングをして↓
飛行機の操作方法や視点切り替えの方法、さらに基本的な航法まで覚えることが出来たのでいよいよ今回からMSFSで日本旅行を始めようかと思ったんですが…。
残念ながら前回のブログに書いた通りアップデートに失敗してMSFS2020は使えなくなってしましました↓
それでも幸いにして今回とその次のレグの2回分はアップデート前にフライトできましたので、まずはその様子をブログにアップしたいと思います。
MSFS2020導入前にPrepar3Dで佐渡空港までフライトしたので、今回はその続きということで佐渡空港から石川県の能登空港に向かいます。
能登空港
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能登空港は石川県の能登半島北部にある地方管理空港。
飛行場コードは
- ICAOコード:RJNW
- IATAコード:NTQ
2014年より『のと里山空港』という愛称で呼ばれているそうですが調べるまで知りませんでした。
ちなみにMSFS2020やPrepar3Dといったフライトシムで飛行場を検索する時、飛行場の名称以外にもICAOコードで検索することが出来ます。
MSFSの過去のシリーズではIATAコードでも検索出来たような記憶がありますが少なくともFSX以降はICAOコードのみ検索可能です。
ICAOコードは世界中のあらゆる飛行場に割り振られていますがIATAコードは商用空港のみに割り振られているので世界中の飛行場を網羅しているのが売りのフライトシムには使いづらいのかもしれませんね。
話を能登空港に戻しましょう。
能登空港に就航するエアライン
2020年現在ANAのみで、就航路線は能登空港-羽田空港間の1路線だけです。
運行本数は1日2往復とかなり少ないようですね。
日本航空学園輪島校
能登空港を利用する事業者は複数あるんですが、中でも有名なのは日本航空学園でしょう。
日本航空学園といえば山梨にある本校が甲子園の常連として有名ですが、能登空港には日本航空学園輪島校として“日本航空高等学校石川校”と“日本航空大学”が開設されていています。
日本航空高校石川校は全日制の高校で
- 大学進学を目的とした『普通科』
- 航空業界への就職を目的とした『航空工学コース』(メカニック専攻とアビオニクス専攻)
- 運航乗務員を目指す『パイロット専攻コース』
- 客室乗務員を目指す『キャビンアテンダント専攻コース』
といったコースが用意されています。
高校生からパイロットを目指す学校は全国的にも珍しいので地元石川県以外にも日本中、さらには世界中から生徒が集まるようです。
生徒は基本的に寮生活を送るようになっていますが、通学可能な地元の生徒については自宅からの通学も認められているとか。
カリキュラムか航空業界に特化しているので卒業生は殆どが航空業界に行くのでは?と思っていたんですが、Wikipediaの卒業した著名人の項目を見るとスポーツ選手を多く輩出しているようです。
能登空港の飛行場施設
Prepar3Dの時のように飛行場データをキャプチャしようと思ったんですが、このブログをまとめる前にMSFSが使えなくなってしまったので今回はGoogleMapのキャプチャーを張ってます。

Wikipediaによると能登空港の滑走路方位は07/25で長さは2,000mとなっていますが、MSFSも実在の滑走路のデータを精密に再現しているということなのでシミュレータ上はほぼ同じ長さでしょう。
自動生成とはいえBingMapのデータをベースにして空港のモデリングをしているそうですからね。
MSFSでもPreper3dのように航法援助施設が実装されていて、空港南側にVOR/DMEが設置されていましたがILSは設置されていませんでした。
フライトプラン

MSFS2020では出発空港と目的地の空港を選択すると自動的にルートを出してくれるようです。
飛行方式は
VFR(有視界飛行方式)
- ダイレクトルート
- VOR to VORルート
IFR(計器飛行方式)
- 高高度エアウェイ
- 低高度エアウェイ
の計4種類を選択できます。
ルートの設定方法は
- 機種の選択
- 出発地の選択
- 目的地の選択
- 飛行方式の設定
と順番に選択していくと自動的にルートが設定されるので、飛行ルートの設定はPrepar3Dと比較するとかなり楽です。
今回は出発地を佐渡空港としていますが、MSFSでは地図上の任意の地点を出発地として選択することができ、この場合は飛行している状態からシミュレーションをスタートできるのもなかなか便利!
もちろん今までのフライトシムでも地図上の任意の地点からスタート可能ですが、シミュレーションを開始すると対地高度0mて地上に停止した状態からのスタートになるため市街地や水上からスタートとなってしまい離陸ができないなんてこともありましたからね…。
Prepar3Dで遊覧飛行をしようとすると目的地の最寄りの飛行場からスタートする必要がありましたが、MSFSなら目的地の上空からスタート出来るので移動の手間が省けるようになりました!

MSFSでもナビログを表示する機能があり、Prepar3Dのような文字情報だけでなくルートを横から見た2次元的な情報も追加されています。
Prepar3Dでは経路設定の画面で変更していた巡航高度はMSFS2020ではナビログで設定できるようですね。
こちらの方が巡航高度変更後の飛行経路がイメージしやすくて良いです。
今回はVFRフライトでVOR to VORのルートを巡航高度5,500ftでフライトすることにしました。
能登空港周辺の観光スポット
MSFSで上空から見ることのできる景色を眺めていると家にいながらも旅行した気になってきますが、どうせなら本当に能登半島を旅行してい見たいものです。
新型コロナのせいでなかなか旅行に行くことも出来ませんが、いつか行けるようになるその日のために面白そうな観光スポットを色々と探してみました!
箸作り体験
能登半島は古くから漆器作りが盛んな土地で、主に輪島市で生産される“輪島塗”はふるさと納税の返礼品にも選ばれるほど↓

伝統的な地場産品というと頑固な職人さんが一子相伝で作っていて観光客がふらっとやってきてお遊びみたいな感覚で制作体験するなんて出来ないというイメージがありましたが↓
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
案外お気軽に製作体験できるプランがあるみたいですね!
体験できるのは作るのが比較的簡単そうな塗り箸で半分くらい出来上がった状態からのスタート。
作業自体はそこまで難しくも無いみたいですが、それでも輪島塗の伝統技法の一部を体験できるというそれなりに濃い内容のようです。
観光地でのアウトドア系のアクティビティを楽しむのも良いですが、たまにはこういったワークショップのようなものも良いですよね!
出来上がった塗り箸はお持ち帰りできるので旅の思い出にもなりますし、お土産にも良いかもしれません。
リンゴ狩り
青森や長野に隠れて目立ちませんが、実は石川県もリンゴの産地。
特に能登半島にリンゴ農家さんが集中しているようです。
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
さすがにリンゴの収穫可能な時期というのがあるので年中体験できるというものではありませんが、リンゴが旬の時期に行けばもぎたての新鮮なリンゴを好きなだけ味わうことが出来そうです!
果物の中でも特にリンゴ好きなんでリンゴが旬の11月になったら能登半島をブラブラしてみたいですね~。
これ以外にも色々なアクティビティがあるので、気になる方はぜひこちらで検索してみてください↓
能登空港へのフライト
MSFSには標準状態で様々な飛行機が収録されていますが、まずはフライトトレーニングでも飛ばしているセスナ152で飛んでみることにしました。

前評判通り機体や景色のグラフィックが綺麗なのはもちろんなんですが、正確に再現されている地上の表現が素晴らしい!
今までのフライトシムは地上のテクスチャがアメリカの穀倉地帯や市街地の衛星写真をデジタル処理して平均化したような画像だったので日本の田舎を飛んでいると激しい違和感がありました…。
MSFSは今までのフライトシムとは違い、衛星写真や航空写真をそのまま地上のテクスチャにしているので地上の景色は現実と全く同じ!
もちろん衛星画像や航空写真を使用しているため多少のタイムラグはありますが飛んでいても全く違和感がありません!
綺麗な景色を堪能するためにオートパイロットで飛ぼうかと思ったんですが、PCの処理負荷を考えてしばらく様子見してマニュアルで飛ばすことにします。
セスナ152ではPrepar3Dで飛ばしていたCaptainSimの767ほど高度なナビゲーションは出来ませんが、高度・速度・進路の固定や変更、GPSを使ったルートのトレースくらいは問題なくできるので長丁場のフライトになったら試してみたいと思います。

アプローチ高度が安定しませんが接地寸前に上手く機体を安定させて割とソフト目に接地!
フライトトレーニングでの練習の成果がイマイチ発揮されてませんね…。
滑走路を解放するために一番手前の誘導路に入りましたが…。

間違えて航空学園のエプロンに入ってしまいました…。
能登空港のエプロンに行きたいのですが、またランウェイの戻るのも面倒なので通路を探して無理やり能登空港のエプロンへ行きましょう。

途中で空港の駐車場の裏手を通りましたが、駐車してる車のメーカーや車種が分かる程細かく表現されてましたよ!
手前のハッチバックはルーテシア?奥の黄色いのはプリウスっぽいですね。
この通路は明らかに飛行機が通っていい通路ではなさそうですがエプロンに向かうために気にせず進んでいきますw


能登空港のエプロンに入りましたが駐機位置に停めるためには回り込まないといけないようですね。

ぐるっと回って。

スポットイン!
無理やりですが能登空港に到着しました。
飛ぶこと自体はPreper3dの時と大して変わりませんが機体や景色のグラフィックがとても綺麗でリアルなので大画面のモニターかVRゴーグルを使ってみたいですね↓
VRゴーグルを使ったら没入感が凄いことになりそうですね!
本当に飛行機を操縦しているような感覚が味わえそうです。
サマリー
Prepar3Dに収録されているデフォルト機もリアルだとは思うんですが、MSFS2020はGのかかり具合や機体が揺れた時に出るゴトゴトといった感じの騒音、飛行中の風切り音などが違和感なく表現されているような気がします。
もちろんPrepar3Dでもこの辺りは表現されているんですが音に関してはかなりバランスが悪く、たまにエンジン音よりも風切り音の方が大きい時がありますし機体が揺れても何の音もしません。
機体の振動や騒音で失速の予兆を感じることが出来るのでこういう面でリアリティが向上していると体感が無くても操縦しやすいように感じますね。
後はVRがあればほぼ完璧ですが、VRゴーグル高いからなぁ…。
次のフライトはこちらから↓
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