MSFS2020のフライトトレーニング
5回目は“TRAFFIC PATTERN”です。
Table of Contents
Traffic pattern
トレーニング概要
今回はセドナ空港のランウェイ21から離陸し、左周りでトラフィックパターン(左パターン)を一周してランウェイ21に着陸します。

使用する機体はいつも通りセスナ152です。
訓練内容は
- トラフィックパターンへの進入
- 安全に各レグへ移行する事
- 飛行場と直角に飛行する(クロスウィンドとベースレグ)
- 飛行中の他の飛行機との位置関係を認識して避ける
の4つになります。

ロード画面には今回のトラフィックパターンが表示されていました。
こうしてみるとパターンは長方形というより楕円形に近いですね。
トラフィックパターンはポイントごとに以下のような呼び名がつけられています。
- クロスウィンドレグ
- ダウンウィンドレグ
- ベースレグ
- ファイナル
フライトトレーニングの内容
離陸→クロスウィンドレグ
トレーニングはセドナ空港のランウェイ21に静止した状態からスタートします。
まずはトラフィックパターンに入るために離陸しないといけません。

セドナ空港の標準的なトラフィックパターンでの飛行高度は“滑走路の標高+1,000ft”ということなので、現在の高度計の表示に1,000ft加えた高度“5,800ft”が目標高度になると思ったんですが、なぜかインストラクターからは5,400ftを指示されます。計器表示と400ft(約120m)も離れてるのが気になりますがなんなんでしょうね?
トレーニング3でやった通り55ノットで離陸して75ノットを維持しながら上昇していきますが…。
フルスロットルにしても速度が上がらず、5,400ftまで上昇出来そうにありません。
後で動画を見直すとフルスロットルで通常2,600回転まで回るはずのエンジンが2,000回転までしか回ってませんね…。
そりゃ加速できないし上昇もできるわけがないですよ…。
ちなみに今回のトレーニングでは経路上にマーカーが設置されているのですが、マーカーの付近を通過しないとクリアできません。

一発でクリアしたいので一旦トラフィックパターンから外れて空港上空を旋回。
無理やり目標高度まで上昇させてクロスウィンドレグに到達しました。
※エンジン回転が上がらないのはソフトのトラブルかと思いましたが、どうも入力デバイスに割り当てられているチョークノブのポジションの問題だったようです。チョークを開けているつもりだったんですが、入力が逆方向になっていて閉めてしまっていたようですね…。
クロスウィンドレグ
飛行機は基本的に向かい風の状態で離陸します。
インストラクターの説明の時に出てこないのですが、トラフィックパターンのコース上で風上に向かって離陸して直線的に上昇する区間を“アップウィンドレグ”と呼びます。
アップウィンドレグで目標高度に到達したら左に90°旋回してトラフィックパターンの次の区間、“クロスウィンドレグ”に移行します。
“クロスウィンド”というのは風向に対して90°交差している状態から名付けられたようですね。

旋回するときは旋回角度が30°を越えないように操縦桿を軽く左に倒し、高度を維持するために昇降計の針を0ft/mにキープするように操縦桿を前後に微調整。
ピッチ角の微調整なら操縦桿でなくピッチトリムで調整したほうが良さそうですが、旋回終了後にトリムをとり直す必要があって面倒なことになるので旋回中はピッチトリムを使いません。
クロスウィンドは“離陸した滑走路方位から左に90°”となっているんですが、今回のトレーニングでは90°をキープすることなくそのまま180°旋回してダウンウィンドレグに向かうように誘導されました。
ダウンウィンドレグ
トラフィックパターンの経路上、滑走路と並行に風下方向に向かって飛ぶ区間を“ダウンウィンドレグ”と呼びます。
単純に水平飛行するだけの区間ですが、ここで降下する準備をしておきます。
速度を75ノットにしてピッチトリムを調整し必要に応じてフラップを展開。
今回は車輪が固定されているタイプの飛行機ですが、格納できるタイプの飛行機であればここで車輪を出したりと色々忙しい区間です。
今回はエンジン回転数がアイドルに近くて速度が出せず失速ギリギリ…。
この状態ではピッチトリムを調整しても飛行姿勢を水平に維持できないので操縦桿を引いて無理やり高度を維持してます。

エンジンが問題なければこんな面倒なことにはならないんですけどね…。
ベースレグ
着陸する滑走路の端が自機の後方45°あたりに見えたところで左に90°旋回してベースレグに進入します。
飛行場(ベース)に進入するためのコースであることからこの区間を“ベースレグ”と呼ぶそうです。
ベースレグへの旋回もダウンウィンドレグ進入時と同じく、機体の傾斜角が30°を越えない様にしつつ高度5,400ftをキープして旋回します。

やっぱりベースレグも180°旋回するように誘導されますね。
冒頭のトラフィックパターンの説明では長方形の経路を飛行するとしていましたが、今回はほぼ楕円形の経路を飛んでいます。
機首や型式によって違うということですかね?
ファイナル
滑走路に進入する最後の経路が“ファイナル”。

前回のトレーニングでやった通り、65ノットをキープしながをスレッショルドに向かって降下し、スレッショルドの少し手前まで来たら画面中央にエンド側が来るように少しピッチ角を上げてフレア姿勢を取りスロットルをアイドルまで絞ります。
滑走路の解放
今回は着陸したらその場で停止せず、最寄りの誘導路に移動して滑走路を解放してから停止するように指示を受けます。

ラダーの効きが敏感なので誘導路に向かう前に十分速度を落としておきましょう。
ラダーペダルを使っているのならラダーではなくフットブレーキを使ったほうがうまくカーブできるかもしれません。
サマリー

誘導路上で機体を完全に停止させたら今回のトレーニングは終了。
トラフィックパターンのフライトでは今までのトレーニングのすべての要素が要求されるので難易度が高いですね!
難しいですがこれがスムーズに出来ないと『他の空港まで行ったはいいけれど降りられない』ということになるので、スムーズにトラフィックパターンを飛べるようになるまで何度も繰り返し練習してみましょう。
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