MSFS フライトトレーニング Attitudes & Instruments

フライトシム

MSFSのインストールがようやく終わり、早速美しく再現された世界をあちこち飛び回ろうかと思ったんですが、まずはMSFSの操作方法に慣れるためにフライトトレーニングをやってみることにしました。

今回は2つ目のトレーニング “ATTITUDES & INSTRUMENTS” に挑戦してみます。

Table of Contents

ATTITUDES & INSTRUMENTS

トレーニング概要

今回は飛行計器の説明と姿勢制御の方法についてのトレーニングです。

飛行機を飛ばすうえでの基礎中の基礎の項目ですね!

訓練空域は1つ目のトレーニングの時と同じく、アリゾナ州にあるセドナ空港の周辺。

飛行機は前回と同様セスナ152です。

トレーニングは高度6,100ft、方位244°を94ノットで飛行している状態からのスタートとなります。

飛行計器

スタート時はインストラクターが操縦しているので、プレイヤーが操縦する必要はありません。

まずはインストラクターの指示に従って計器を確認していきます。

セスナ152の計器パネルにはアナログなメーターが沢山取り付けられているので複雑そうに見えますが、実は飛行に必要な最低限度の計器がそれぞれ独立して設置されているシンプルな構成になっています。

上の画像はロード中の画面のキャプチャーなんですが、都合よく番号を振ってあるのでこの番号の順に説明していきましょう。

  1. 対気速度計(Airspeed)
    車やバイクでいう所のスピードメーターですが、飛行機の場合は周囲の空気と機体との相対的な速度差=“対気速度”を表示するようになっています。
    なぜ表示される速度が地面との相対的な速度差=“対地速度”では無く対気速度なのかというと、飛行機の場合は追い風や向かい風の影響で翼に発生する揚力が変化するから。
    乱暴な言い方をすると“対気速度=揚力の量”なので、自機の揚力を把握するためには対地速度がわかるよりも対気速度がわかったほうが都合がいいわけです。
  2. 姿勢指示器(Attitude Indicator : AI)
    機体の3次元的な姿勢を示すいかにも飛行機らしい計器です。
    円形の計器の中心にある自機のシンボルは固定され、それ以外の球状になっている部分は機体姿勢の変化に合わせて動くようになっています。
    固定されている自機シンボルと可動部分との位置関係で機体姿勢を把握出来るようになっているわけですね。
  3. 高度計(Altimater)
    自機の高度を表示する計器で一般的には気圧高度計となっています。
    高度計の中には規正気圧値を表示する窓があり、左下のノブを回して適時気圧を補正する必要がありますが、フライトトレーニングでは規正はしません(デフォルト設定なら“Bキー”を押すと自動で規正してくれます)。
    これは気圧の変化に合わせて都度高度計の指示高度を補正するため。
    例えば同じ空港の同じ場所にいるのに高気圧の時と低気圧の時で表示される高度が違ったらまずいですからね…。
    時計の様に針が3本ついてますが、長くて太めの針は100ft、短くて太い針は1,000ft、長くて細い針は10,000ftを示しています。
  4. 旋回計(Turn & slip Indicator)
    説明が難しいのですが、旋回の質(クオリティ)を可視化するための計器です。
    ヨークに隠れていてうまく見えませんが計器中央部には飛行機のシルエットが書かれていて、これは機体の動きに合わせて現在の左右の傾斜角度を表示。
    シルエットの下には湾曲したガラス管が入っていて、このガラス管の中には液体(水またはシリコンオイル)と樹脂製のボールが入っています。
    樹脂製のボールは機体にかかる重力によって旋回中は自由に動き回るのですが、旋回中にボールが常にガラス管の中央部に来るように旋回すると常に一定の旋回率で旋回出来るようになります。
    セスナ152の場合は半径2マイルの円周を2分で旋回できるとか。
  5. 方位計(Heading Indicator)
    自機の進行方向を表示するための計器です。
    コンパスみたいなものですが、飛行中の偏差を修正するためのノブが計器の左下に付いています。(MSFS2020のデフォルト設定では“Dキー”を押すことで偏差修正が出来ます)
  6. 昇降計(Variometer)
    機体の上昇率や降下率を表示する計器です。
    計器の上半分で上昇率、下半分で降下率を表示します。
    水平飛行する場合や、着陸進入時のパス(降下経路)に乗るために使いますが、私の場合は飛行中は高度計よりも昇降計を見る方が多いですね。
  7. エンジン回転計(Tachometer)
    車やバイクについているタコメーターと同じものです。
    違いはエンジンの運転時間の表示がある事くらいですかね?
    車は走行距離や暦日で定期整備を行いますが、飛行機の場合は飛行距離ではなく飛行時間や運転時間で定期整備を行うため、このようなカウンターがついています。
    余談ですが、レシプロ機の場合は車と同じくRPM(1分間の回転数)で表示されますが、ガスタービンエンジンの場合は設計上の最大出力発生時の回転数を100%としてパーセンテージで回転数を表示しています。

これ以外の計器は航法計器になるので今回は説明しません。

(というかフライトトレーニングでは計器航法をやらないのでこの後も説明はありませんが…)

飛行中の姿勢維持

計器の説明が終わったら巡航・上昇・降下・旋回時の姿勢維持についての説明が始まります。

巡航(CRUISE ATTITUDE)

巡行というのは一定の高度と速度を保って安定して経済的に(=低燃費で)飛んでいる状態。

高度を一定に保つ=水平飛行を維持するためには

  • 姿勢指示器の自機シンボルを水色のエリアと茶色のエリアの中間(仮想水平線)に維持。
  • タコメーターを確認してエンジン回転数を毎分2,300回転に調整。

することで、無風の状態なら対気速度90ノットで水平に飛行できるようです。

ただし、実際の所は上空に吹く風の影響や、その時の気圧の変化、飛行高度によって色々と条件が変わってくるので『エンジンを2,300回転にして機体姿勢を水平にすれば絶対に水平飛行が出来る』という訳ではありません。

まぁ参考程度といったところでしょうね。

水平飛行を維持する場合の計器指示の説明が終わったあたりで操縦はインストラクターからプレイヤーにハンズオフ(移行)されます。

ハンズオフされると急に機首が急に下がりますが、高度はそれなりにあるので墜落する心配はありません。

姿勢指示器を見ながらゆっくりと操縦桿を引き、自機のシンボルが水平線と重なるようにします。

機首が下がると機体が降下して速度が上昇するので、機体姿勢を水平にしたら一旦スロットルを絞って速度を90ノットまで落とし、再びエンジン回転数を2,300回転にします。

この時の飛行高度は厳密に6,000ftである必要は無いようなので、ハンズオフした直後に降下した分の高度を無理に戻す必要は無いみたいです。

上昇(CLIMB ATTITUDE)

巡航が出来たら次は上昇です。

操縦桿をゆっくりと引き、姿勢指示器の自機シンボルが人工水平線よりも上に来る(自機シンボルが水色部分に入る)ように機首を上げます。

上昇すると速度が低下するので必要に応じてスロットルを開けてやり、90ノットを維持します。

この時の機首の角度(迎角)は特に指定されませんが、姿勢指示器の自機シンボルがほんの少しでも人工水平線の上に来て、昇降計の針が上昇側に振れていれば上昇と判定されるようです。

あまり迎角を取り過ぎると速度が急激に低下して失速、最悪の場合墜落することになるので機首上げ操作はほんの少しにしておきましょう。

上昇出来たら操縦桿をほんの少し前に押し込んで機首を水平に戻します。

機体を水平にすると対気速度が上昇してくるのでスロットルを絞ってエンジン回転数を2,300回転にし、対気速度が90ノットになるように調整します。

降下(DESCENT ATTITUDE)

次は降下です。

巡航状態からエンジン回転数を1,800回転まで落とすと機体速度が低下し、機首が下がって降下していきます。

このまま放置すると高度がどんどん落ちていくので操縦桿を軽く引きながら昇降計を見て降下率を一定に保ちましょう。

目標の高度に到達する手前でさらに操縦桿を引いて機体を水平状態にしますが、この操作により対気速度がさらに低下するのでスロットルを開けてエンジン回転数を2,300回転にし、対気速度が90ノットとなるように調整します。

このトレーニングでは目標高度が示されないのでスロットルを絞って少しでも降下できればOKっぽいですね。

降下したら適当なタイミングで水平飛行に移行しましょう。

旋回(TURN ATTITUDE)

このトレーニングの最後は旋回です。

降下後の水平飛行状態から操縦桿を右または左に傾けて旋回します。

注意しないといけないのが旋回角度で、30°以下に抑えるように指示されます。

旋回角度は姿勢指示器の上についている白い線で把握することが出来ます。

頂点両脇の短く細い白線は10°刻み、その次の長く太い白線は30°、さらに外側の白線が60°、真横にある白線が90°となってます。

旋回角度の指示は30°以下なので、左に旋回する場合であれば赤い矢印で示した白線が姿勢指示器の頂点(オレンジの三角の部分)まで来ない様に操縦桿を操作して旋回角度を調整します。

旋回するときは機首が上下にぶれやすいので姿勢指示器をチェックしながら適時操縦桿を前後に操作して水平を保つ必要があるほか、機体をバンクさせた(傾けた)状態で飛行すると高度が下がっていくので、昇降計を見て高度を一定に保つ必要があります。

FAAの規則では旋回中の高度変化の許容値が±100ft以内だったと思うので、これを基準として高度変化が最小となるように旋回したいところですが、いきなりは難しいと思います。

せめて墜落しない様、旋回中は高度がジワジワと上がるような感じで操縦するとうまくいくのではないでしょうか?

旋回操作が終わるとこのトレーニングも終了ですが、水平飛行に移行することなくフリーフライトになりますので、今回のトレーニング項目を復習してみるのもいいでしょう。

Ctrl + Alt + Xキーを押すとデブリーフィングに移行します。

サマリー

今回は飛行計器の説明と巡航・上昇・降下・旋回についてトレーニングしました。

いままで色々なフライトシムで色々な機体を飛ばしているので目新しいことも無いですが、たまにはこうして基礎的なことを練習してみるというのも新鮮ですね。

今回のトレーニングの内容は基本的な空中操作ですが、色々な説明や操作がシームレスに出てくるのでMSFS2020が初めてのフライトシムという方には少し難易度が高いかもしれません…。

日本語版が無いというのも難易度上げる要因の一つですが、トレーニングをもう少し細分化するとか、インストラクターの部分的な補助とか(例えば旋回操作ならプレイヤーが旋回角度をコントロールしている間にインストラクターがピッチコントロールの補助をするなど)、同じトレーニングを他の機体でも出来るようにしてくれたりとか、もう少し初心者に親切でもいいんじゃないですかね?

次のトレーニングはこちらから↓

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