北方領土の択捉島から北海道本土に戻り、引き続き北海道内の飛行場をあちこち飛び回ってます。
今回は網走郡大空町にある女満別空港から紋別市にある“紋別空港”までのフライトです。
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紋別空港
紋別空港は北海道の道東地区、紋別市にある地方管理空港。
法的な正式名称は“紋別空港”ですが、“オホーツク紋別空港”という愛称が付けられているようです。
紋別空港の飛行場コードは
- ICAOコード:RJEB
- IATAコード:MBE
となっています。
元々の紋別空港は1960年代にコムケ湖とシブノツナイ湖の間に開港。
ところがせっかく開港した紋別空港は規模が小さくてジェット旅客機の運航に対応できず、空港の付近を走るJR名寄本線の廃止もあり、1999年に現在の場所に移転しています。
旧紋別空港の滑走路は今も残っていてコンチネンタルオートモティブという自動車用電子機器を開発するメーカーのテストコースとなっているようです。
ちなみに新紋別空港開港後の2001年にはコンチネンタルオートモーティブのテストコースに個人所有機の自家用機が誤って着陸するという事故が発生しています。
紋別空港への就航路線
ジェット旅客機に対応する滑走路を設けて現在の場所に移転した紋別空港ですが、2020年現在は全日空(ANA)の羽田線のみが運航されています。
紋別-羽田線は1日2往復で、使用機材はボーイング737。
旧紋別空港時代までさかのぼると、過去には丘珠や旭川、新千歳にも路線があったようですがいずれも短期間で廃線となっています。
紋別空港の飛行場施設
Prepar3dに収録されている紋別飛行場の滑走路は
- 滑走路長:6,555ft(約2,000m)
- 滑走路方位:14/32
737が運航するほどなので余程大きな飛行機でもなければ問題なく離着陸できそうな感じですね。

I航法援助施設はランウェイの東西に1基づつ設置されたVOR/DMEとILS。
ILSでの着陸進入に対応しているのはランウェイ32です。
今回は東側にあるVOR/DME『KME』をターゲットにして紋別空港に接近し、最終的にはILSを使ってランウェイ32へランディングしたいと思います。

飛行計画
フライトプランナーを使うとGPSナビに予定経路が表示されるようになるのですが、どうやら予定経路の表示が描画処理やシミュレーションの足を引っ張っている模様…。
というわけでフライトプランナーはナビログの作成にだけ使うことにして、フライト中は計画された経路がコクピット上の計器に表示されない様にしてみました。


いつも通りVOR to VORのルートを作成するとこんな経路に。
ほぼダイレクトルートになっていますが特に問題も不満も無いのでこの経路でナビログを作成します。
フライト中に確認するのにいちいちナビログのウィンドウを表示させるのも面倒なので、ナビログを適当な裏紙に書き写し、これを参照しながら飛ぶことにしました。
プリントアウトしてもいいんでしょうけど、紙がもったいないので…。
手書きであればログの横に概略的な地図を描いてランウェイへのアプローチ方法の検討も出来ますしね。
紋別空港へのフライト
飛行計画も立案出来たので紋別空港へ飛んでいきたいと思います。
今回は距離もそこまで長くないのと、もう少し計器を活用したフライトに慣れたいのでCommander114を使います。
やっぱりこの機体は操縦しやすいですし、航法計器が正面の計器パネルに集中しているので計器類が操作しやく、認識しやすいのが良いですね。
このブログはいつもフライト後に書いているんですが、ふと新旧紋別空港の位置関係が気になって改めて動画を見直してみました。

旧紋別空港への誤着陸事故も女満別空港から新紋別空港へフライトした際に発生したそうですが、新紋別のVOR/DMEをターゲットにしていれば間違わないような?
おそらく女満別空港をテイクオフしてそのまま北上し、海岸沿いをフライトしていたんでしょうね。
新紋別空港も割と海岸に近いので周辺の地形に不慣れだと間違えるのかもしれません。
紋別空港周辺の観光
観光スポット
流氷
冬季限定になってしまいますが、オホーツク海に面した紋別の名物みたいなもんでしょうかね?
女満別からもアクセスできますが、紋別の方が海に近いのでこちらの方がアクセスしやすいかな?
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
流氷は海岸沿いからも見えるかもしれませんが、どうせなら砕氷船に乗って間近に見てみたいですよね!
レビュー記事をいくつか読むと、どうも冬場の流氷ルアーだけではなく、夏場はカレイ釣りが出来るみたいです。
オホーツクとっかりセンター
アザラシだけを飼育・展示する日本でもかなり珍しい動物園。
1日8回餌やりの時間があるそうで、この時には間近で食事風景が見られるとか。
しかも餌代を払えば直接アザラシに餌をあげられる!
餌をあげるだけでなく直接触ることも出来るみたいですね。
動物好きにはたまりません!
道の駅 オホーツク紋別
旅行に行くと大して用事も無いのに道の駅に寄り道してしまいます…。
その土地ごとの名物やメディアがまだ見つけていない地元の一押しを見つけるのがまた楽しかったりするんですよ!
カニ爪のモニュメントはいったい何なんだ?
いや、カニの爪なのはわかりますけど、なぜ爪だけモニュメントにしたの?
道の駅にはたいてい食堂がセットであるんですが、ここのホワイトカレーがまた旨そうですね。
カニ肉らしきものがライスの上に鎮座してます。
紋別の宿泊
空港周辺にはホテルが無いので、宿泊するなら紋別の市街地になりますね。
じゃらんで調べてみたところ、お勧めはこの3つのホテルのようです。
3軒とも比較的リーズナブルで、大人1名一泊朝食付きで大体7,000円くらい?
東京の変なところにあるビジネスホテルより安いです。
部屋はビジネスホテルっぽい感じですが、天然温泉を引いているところもあるようなのでトータルで見るとお得感がありますね。
サマリー
今までは計器飛行は難しいもんだと思い込んでいましたが、ナビログでちゃんと経路を確認して概略図でも作っておけばそこまで難しくは無いことに気づきました。
もちろん今回のフライトは日中で気象状態が良いという設定なので、夜間や悪天候で視界が悪いとどうなるかわかりませんが、単純に2点間の移動であれば簡単に出来そうです。
あくまでシミュレーション上での話ですけどね。
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