今回は青森県にある海上自衛隊の大湊航空基地を離陸し、本州と北海道を隔てる津軽海峡を渡って北海道は函館市にある“函館空港”までフライトしてみました。
ここからしばらく北海道内飛行場を巡る旅となります。
Table of Contents
函館空港
函館空港は北海道函館市にある空港で、函館市中心部から東側に約9㎞ほどの場所、渡島半島の付け根のあたりに位置しています。
旅客数・貨物取扱量ともに新千歳空港に次ぐ、北海道第2位の規模の空港で、冬季の大型機の着陸にも対応する長いランウェイを持っています。
日本の飛行場は戦前に旧日本陸海軍の飛行場、または逓信省の飛行学校の跡地を発展させたものが多いのですが、函館空港にはそのような歴史が無く1961年に純粋な民間空港として開港した比較的新しい飛行場です。
当初は1,200mの短い滑走路しかありませんでしたが、旅客機のジェット化に対応するため開港から10年後の1971年に滑走路を2,000mに延伸。
旅客需要の増加に対応するため、同時期に空港ターミナルビルの建て替えも行っています。
ロシア極東空軍のベレンコ中尉がMig-25で亡命事件を起こしたのが、それから暫く経った1976年のこと。
自衛隊にいた頃に当時の事を知る先輩から聞いた話によると、ロシア極東軍がMig25戦闘機を奪還するために北海道に上陸する可能性があったらしく、陸上自衛隊が函館空港の警備をしたり、在日米軍が大型輸送機を函館空港に乗り付けて機体の回収に来たりと大騒ぎだったそうですが、結局ロシアは機体の回収を断念。
在日米軍による機体調査ののちにMig25は当時のソビエト連邦へ返還され、ベレンコ中尉事件は終結しました。
話を函館空港の歴史に戻しましょう。
開港当初は国内線専用でしたが、1994年にはロシア極東のユジノサハリンスクとの定期便が就役して国際線の乗り入れがスタート。
翌年は全日空857便ハイジャック事件が起こり、再び大事件の舞台となります。
1999年には冬季のジェット旅客機の運用をしやすくするため滑走路を3,000mに延伸。
2005年には3代目となるターミナルビルの供用を開始しました。
函館空港への就役路線
2020年7月の時点では国内線と国際線の路線が有りますが、新型コロナの影響で国際線は当面の間運休中です。
運航状況やスケジュールは各エアラインや函館空港のHPをご確認ください。
国内線
- JAL…羽田、伊丹、丘珠、奥尻
- ANA…羽田、伊丹、新千歳
- AIRDO…羽田、セントレア
国際線
国際線はすべて台湾の桃園国際空港行き。
就役しているエアラインは
- エバー航空
- タイガーエア台湾
- タイ航空
- ニュージーランド航空になります。
コードシェアで運航会社がややこしいことになっているので、詳しくは各エアラインのHPを見てください。
函館空港の飛行場施設
Prepar3dに収録されている函館空港の滑走路は
- 滑走路長:9,820ft(約3,000m)
- 滑走路方位:12/30
地方空港としてはかなり長い滑走路がありますが、これは前述のとおり冬季にジェット旅客機を運用する際に着陸距離に余裕を持たせるため。

函館空港周辺に設置されている航法援助施設にはVORとILSがあり、ILSはランウェイ12への着陸進入に対応しています。

滑走路長が長いので、Prepar3Dに収録されているデフォルトの機体はすべて問題なく着陸することができますが、今回の出発地大湊基地は滑走路長が500mしかありません。
Commander114でも燃料搭載量を調整すれば大湊基地から離陸できないことは無いと思いますが、失敗してやり直しというのも面倒なので、今回はヘリコプターを使って函館空港までフライトしたいと思います。
函館周辺の観光スポット
フライトシムで飛ぶだけではイマイチ旅行に行った気にもならないので、いつも通り函館周辺の観光スポットや名物を探して旅行した気になってみました!
函館の街歩きガイド
旅行に行く前にネットや雑誌なんかで色々と情報を収集していくかと思いますが、結局のところ地元を良く知るガイドさんの案内が一番!
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
時期や季節ごとに見える景色もお勧めのお店も違うことがありますからね!
それとネットや雑誌でも取り上げていないような穴場や、まだ現地の人しか知らないブレイク前の物などを見つけるためにはあちこち自分の足で歩き回ったほうがいいですし、何よりそっちの方が楽しい!
まぁ今はスマホ片手にGoogleマップでどこへでも行くことはできますけど、現地のガイドさんと話しながら散策するというのも面白いもんですよ。
観光タクシー
『歩くのメンドクサイ…』という向きには観光タクシーのチャーターがお勧め!
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
タクシーなら距離的に歩きで行くのは難しい所にもサクッと移動できるのが良いですね!
貸し切りにするとそれなりにお金はかかりますが、そこそこの大人数なら割り勘で安く出来るかもしれません。
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
タクシー会社は何社もあり、各社得意とするエリアや客層に違いがあると思いますので、事前に問い合わせしてこちらのリクエストを伝えてから交渉するのがいいかと思います。
セグウェイツアー
函館大沼プリンスホテルの広大な敷地に広がる草原、シラカバやミズナラの林をオフロードセグウェイで巡るツアー。
(↑画像クリックで予約サイトにジャンプします)
運が良ければエゾリスやキタキツネに出会うこともあるそうです。
オフロードセグウェイっていうのが面白いですよね!
流石にあんまりデコボコしていたり泥でぬかるんでいたりするような所は走れないかもしれませんが、北海道の雄大な大自然の中をセグウェイで走り回るのは気分が良さそう!
バイクやバギーのようにエンジン音がしないので、野生動物に近づきやすそうなもの良いですね。
函館空港へのフライト
大湊基地は海上自衛隊の護衛艦に搭載する艦載ヘリの母基地なのでこれにちなんだ飛行機を。
今回はPrepar3Dにデフォルトで実装されているMH-60R対潜哨戒ヘリでフライトします。
MH-60RはPrepar3Dに実装されているUH-60の外装違い。
たぶん現実ではエンジン出力や搭載機器の違いから多少飛行特性や操縦特性が違うのでしょうが、Prepar3Dではこの辺りの違いは再現されていない?
単純に私が違いに気づかないだけなのかもしれませんけどね。
サマリー
練習がてら函館空港のエプロンで何度か離着陸してみましたが、前回に比べたら多少マシになったような、そうでもないような…。
毎日飛ばしてもいられないのでなかなか上達しませんね…。
函館の街は五稜郭から眺める夜景が綺麗なのでナイトフライトをしてみるのも面白かったかもしれません。
夜景のきれいな土地をフライトするシリーズでも始めてみようかな?
次のフライトはこちらから↓
コメント