以前このブログでは、初心者向けにお勧めのアイウェアとプロテクターの記事をアップしていますが↓
今回は初心者にちょうどいいエアガンは何かという考察をしつつ、お勧めのエアガンをいくつか紹介します。
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「強いエアガン」って何だろう?
強さ=威力?
Yahoo!知恵袋なんかでよく見る質問「強いエアガンってどれですか?」に対しての回答をまず考えてみましょう。
「強い」を単純に考えると“威力がある”ということになるんだと思いますが、エアガンの威力、つまりBB弾を発射するためのエネルギーは銃刀法で上限が決められています。
このエネルギーはBB弾を打ち出す速さ(初速)や、BB弾を飛ばす距離(射程距離)に直接影響してくるので、単純にエネルギーが大きければ同じ重さの弾を速く打ち出して遠くまで飛ばすことが出来ることになりますが、過去にこのような高エネルギーでBB弾を発射できる改造エアガンで傷害事件を起こす人がいたため、現在は法律で規制され、現在の銃刀法では0.98J以上のエネルギーで弾を打ち出す玩具銃を準空気銃と規定しており、販売や譲渡、所持、使用のいずれも禁止しています。
この準空気銃の規定のため、どれだけ“強い=威力がある”エアガンが欲しくても0.98Jでどのエアガンも頭打ちになってしまう。
さらにサバイバルゲームに持ち込むとなると、チームやフィールドのルールでBB弾の初速(銃口から発射されるBB弾の速度)の上限が決められています。
なので拳銃だろうとライフルだろうと決められたエネルギー以上でBB弾は撃てない!
つまり、発射エネルギーは何を使っても同じになってしまうので、ずば抜けて威力のあるエアガンは存在しない、というか、存在してはいけないということになります。
威力以外のポイントで考える“強いエアガン”
「エアガンでは0.98J以上の威力は出せない」となると他の要素で強さを比較するしかない訳ですが、これがまた難しい…。
”連射が速い”とか”命中しやすい”とかがわかりやすい強さですが、連射が早くても当たらなければ意味はないですし、命中しやすいというのはエアガンの性能ではなくて人の能力に依存します。
結局のところどんなエアガン持ってても使う人の能力次第なので、自分の能力を引き出せる使いやすいエアガンが結果的に”強い”といえるのでは?
使いやすさ
サバイバルゲームのルールは色々ありますが、突き詰めて考えると“かくれんぼ”になります。
色々なタイプのゲームがありますが、どんなゲームであれ「どこかに隠れて」敵を撃つというのは共通なので、“隠れるのに都合のいいエアガン”というのが一番使い勝手がいい。
そうするとエアガンはコンパクトな方が良いですよね。
で、「敵に見つからない所から撃つ」ということを考えると、自分と敵との距離がそこそこ離れていることが考えられるので、命中精度は高いほうが良い。
敵より早く戦術的に優位な場所を押さえる必要や、攻撃後の離脱などで走りまわる必要もあるので銃の剛性(強度)もそれなりにあったほうが良いです。
それと操作しやすいことも大事な要素。
とまぁ、こんな要素をまとめていくとサブマシンガン系かカービン系の電動ガンが一番使いやすいエアガンになります。
おすすめの電動ガン
これらの事を考慮しつつ、過去に使ったことがあったり、使っている人達のインプレッションやレビューを参考にしてて“初心者にも使いやすいエアガン”をいくつかピックアップしてみました。
東京マルイ スタンダード電動がン G36C
今まで色々なエアガンを使ってきましたが、この東京マルイの電動ガン“G36″は一番使いやすかったですね。
ストックを折りたためば全長が2/3程度になるので茂みの中でも邪魔になりません。
元々メカボックスの作動音が静かな上に、構造的に音がこもりやすいようで、サプレッサー(銃口につける消音器)を銃口に取り付けると発射音が殆ど聞こえなくなくなります。
こうなると待ち伏せや襲撃に使った場合、どこから撃たれているのか分からなくなる!
操作性の面では、単射と連射を切り替えるセレクターが左右両側についているので、左利きの人にも使いやすいですし、バリケードの位置や形状に合わせてライフルを左右に持ち替える時にも扱いやすい。
東京マルイ 次世代電動ガン M4 CQB-R
サバイバルゲーム定番“M4シリーズ”は、スタンダード電動ガンと次世代電動ガン、さらにはガスブローバックで色々なモデルが発売されています。
中でも“CQB-R”というタイプのM4は、他のタイプのM4に比べて銃身が短くなっている上、ストックの長さが変えられるので、茂みの中や建物の中での取り回しが良い。
スコープやライトなどを銃本体に取り付けるための“ピカティニーレイル”というマウントが初めから装備されているので、ピカティニー規格に準拠したオプションアイテムが無加工で取り付けられるのが一番のメリット。
実銃はアメリカ軍の特殊部隊や法執行機関の突入部隊なんかで使われているため人気が高く、ゲームで使う人も多いです。
使う人が多いということは『トラブルが発生した時に色々とアドバイスを貰える』ということでもあるので、メンテナンスやカスタムに不安のある人はこれを選んでおけば安心かもしれません。
また、“使う人が多いことからオプションパーツやカスタムパーツが豊富にそろっている”というのもメリットですね。
欠点は作動音が大きく、待ち伏せや狙撃には向いていないところ。
次世代電動ガンは発射した時に疑似的に反動を再現するように出来ているんですが、エアガンの中でカウンターウェイトが前後するためどうしても大きな作動音がしてしまうんですよ。
中にはコレを嫌ってわざわざカウンタウェイトを取り外すカスタムをする人もいます。
東京マルイ 次世代電動ガン AK105
旧ソビエトの開発したアサルトライフルAKも、電動ガンとして商品化されています。
このモデルは、上で紹介したG36と同じく、ストックを折りたむことが出来るので、フィールドでの取り回しは抜群にいいです。
欠点としては、ピカティニーレイルが前方のハンドガードにしかない上に短いというところ。
特に本体上部にレールが無いので、スコープを取り付けるために別途スコープマウントを取り付ける必要があります。
それとセレクターが右側についていて操作しづらいのも欠点ですね。
性能自体は他のエアガンと遜色はないですし、カスタムパーツも多いので、自分の使いやすいエアガンにカスタムしてしまえば問題ないですけど、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
あとは次世代電動ガンの宿命である大きな作動音…。
私の場合はこれを逆手に取り、銃口に取り付ける部品を交換して、発射音が大きくなるようにしてますが、こうすると敵に人数を誤解させたり、単純に威圧できたりするため、待ち伏せしてヒット&アウェイみたいな戦法には良いかもしれません。
ただし、1発目で場所がばれてしまうので、狙撃には全然使えなくなりますね。
東京マルイ スタンダード電動ガン MP5シリーズ
上の3機種はカービン系のエアガンでしたが、MP5シリーズはサブマシンガンと呼ばれるタイプの銃です。
90年代のアクション映画によく登場する銃で、“ダイ・ハード”シリーズにも登場しているため、見覚えのある人も多いかもしれません。
カービン系はライフル用の弾薬を使うのに対し、サブマシンガン系は拳銃用の弾丸を使うため、実銃の場合両者の火力差はかなり大きくなりますが、エアガンなら撃ち出される弾のサイズも初速も同じなので火力差は全くありません。
むしろサブマシンガン系の方が軽くてコンパクトになる傾向があるので、機動性を考えるとカービンよりもサブマシンガンの方がメリットがあるかもしれませんね。
MP5には多くのバリエーションが展開されていますが、その中でも“R.A.S”と呼ばれるモデルは、折り畳みストックとピカティニーレイルが付くのでかなり使いやすいと思いますし、ダットサイトという簡易的なスコープが標準装備になっているので、初心者でも狙いがつけやすいのではないかと思います。
セレクターが左右についているので操作性も問題無いです。
エアガン本体のデメリットはほぼ無いんですが
- 弾倉がかなり長いので伏せ撃ちがしづらい
- い弾倉を収納するためのマガジンポーチがあまり出回っていない
- 弾倉が長いわりに容積が無いため、装弾数がカービンよりも少なくなる
といった感じに弾倉に起因するデメリットが多く、最近はゲームに持ち込む人を見ないですね…。
まぁ、使う人が減っているのは、映画やゲームへの露出が少ないからなんですけどね。
まとめ
ここで紹介した4機種以外にもコンパクトなエアガンはありますが、正直なところあまりコンパクトだと初心者にはかえって使いづらいのでお勧めしません。
「拳銃ならもっと小さくて取り回しが良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それなりに正確に狙うためにはある程度銃本体に長さが必要になってきます。
実は世界中のどこの軍隊に行っても、拳銃射撃の訓練はライフル射撃にある程度慣れてから始まるんですよ。
なので、エアガンでもまずはライフル射撃、とくに照門と照星の使い方に慣れてから拳銃射撃に移行をすることをお勧めします。
でないとまともに狙えないですし、まず的に当てられませんからね。
というわけでまずはライフル系のエアガンで射撃に慣れましょう。
照準の仕方については後程記事を作成します。
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