浜松市北区にある鍾乳洞の「竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)」に行ってきました。
この日は気温30度を超える猛暑日でしたが、洞窟内は年中15℃前後なので快適。
鍾乳洞の外にも地元の牛乳や果物で作ったジェラートも有名なので、夏場の浜松観光にはお勧めのスポットです。
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竜ヶ岩洞とは?
静岡県浜松市北区引佐町田畑地区にある竜ヶ石山にある鍾乳洞で、1981年に地元の洞窟愛好家によって発見されました。
その後観光鍾乳洞として整備され、1984年から営業開始。
鍾乳洞は総延長1046mですが、現在一般公開されているのはそのうち400mほどの区間です。
営業開始当初は洞内に分岐があり長短2つのルートが設定されていましたが、崩落の危険があるからか片方は閉鎖されてしまったようです。
現在は鍾乳洞の他に資料館や売店、土産物屋、食堂が併設されています。
普段から割と観光客が多いのですが、夏場になると涼を求めて遊びに来る人が多いですね。
竜ヶ岩洞へのアクセス
車で
最寄りのICは新東名浜松引佐連絡路にある「浜松いなさIC」で、ここから車を走らせること約10分。
浜松市街からは国道257号を北上して「井伊谷」交差点を左折、県道303号を道なりに進むと右手に案内看板が出ています。

駐車場のキャパがあまりないのですが、意外と客回転が速いので少し待っていると駐車スペースが空きます。

バイクの駐輪場もありますが、人通りがそこそこあるトイレ前なので、ちょっと停めづらいかもしれません。
公共交通機関で
JR浜松駅から遠州鉄道バスの「奥山行き」に乗って約1時間半、「竜ヶ岩洞入口」バス停で下車して徒歩5分ほど。
天竜浜名湖鉄道の金指駅から同じく遠鉄バスの「奧山行き」に乗ることも出来ます。
バスは1時間に3本程度です。
タクシーだと浜松駅から片道4000円くらいですかね?
浜松駅から竜ヶ岩洞に行く場合はレンタカー使ったほうが安いかもしれません。
竜ヶ岩洞に行ってきました
鍾乳洞
まずは鍾乳洞に入ってみました。


入り口横の券売機で入場券を買います。
昔は手売りだったのにいつの間にか自動券売機が出来てる!
入場料は大人・高校生が1000円、中学生以下が600円です。(2020年現在)

鍾乳洞の中はペットを連れて入ることが出来ませんので、受付横のペットハウスに預けていきましょう。
無料で預かってくれるみたいですね。
入り口には蝙蝠の飼育ブースがありますが、日中に行ったからかあまり活発には動いていませんでした。


むかし聞いた話だとここで展示しているコウモリは竜ヶ岩洞に住んでいるコウモリではないらしいんですが、いつの間にやら竜ヶ岩洞のマスコットになってしまったようで。
まぁ洞窟というとコウモリのイメージがありますからね。
なんだか妙に可愛いらしいコウモリグッズも販売中です。
コウモリの隣には洞窟の見どころが書かれたマップがあります。
マイナスイオン濃度の表示がありますけど書きっぷりを見ると毎日濃度が変わるようですね。
今日は30,000個らしいですがそれは果たして多いんだか少ないんだか…。

見どころを確認したらいよいよ鍾乳洞へ!

入ってすぐのところにこんな看板がありました。
この日は外の気温が30℃を越えていましたが、鍾乳洞に入って10mも進むと空気がヒンヤリとしていて涼しいです。


足元はコンクリ舗装か鉄板敷にしてあり、濡れているところも多いため滑りやすいのですが、場所によっては手すりもあるのでサンダル履きでも意外と平気で歩き回れます。
後半は天井から水が落ちてくる所が多いので、汚れても良い恰好で来た方がいいですね。
洞窟内には鍾乳石の出来方の解説パネルや


竜ヶ岩洞に住む生き物の解説なんかもありました。


色々写真を撮ってみましたけど鍾乳石の名づけ方に昭和を感じる。
もっとも観光地として整備されたのが昭和末期なんで仕方ないんですけどね。



令和世代が好きなSNSで映えそうなところももちろんありますよ。



洞窟資料館
鍾乳洞の出口は洞窟資料館になっていて、鍾乳洞の成長の仕方や竜ヶ岩洞で採取された岩石標本が展示されています。
じつはこの向こうにある売店側から資料館に入ることが出来るので、資料館の見学だけならタダでできます。



竜ヶ岩洞開発のジオラマも展示されていました。



竜ヶ岩洞開発の物語はマンガになっています。
博物館隣のミュージアムショップで絶賛発売中!
竜ヶ岩洞ミュージアムショップ


ミュージアムショップでは化石標本や鍾乳石の標本、お土産物などの販売をしているほか、飲み物も取り扱っています。

歩き回ってのどが渇いたので竜ヶ岩洞の湧き水でも…。
と思ったら富士山の天然水でした…。

むかしはここで竜ヶ岩洞の水を売ってたんですが、今はもう売っていないみたいですね。

代わりに富士山の天然水と三ケ日みかんのジュースを買いました。
この三ケ日みかんジュースが旨いんですよ!
青島みかんなので酸味はそこまで無いんですが、甘さも控えめでしつこくないので後でノドや口がべたつきません。
夏場はこれをキンキンに冷やして飲むと最高に旨いですよ!
ミュージアムショップの2階は食堂になっています。
浜松名物のうなぎや浜松餃子も良いですが、最近の浜松観光の推しはハモ料理。


ハモは浜名湖でよく獲れるらしく、ここ数年で浜松市内の色々な所で食べられるようになりました。
夏はハモ、秋は自然薯、冬はカキの料理がお勧めです。
竜ヶ岩洞のお土産
売店を出るとお土産物屋さんがあります。


鍾乳洞の入り口にあったコウモリグッズはここで売ってました。
ぬいぐるみがかわいい。



浜松土産は全部あるんじゃないかというくらいに充実してますね。
みたらし団子や三遠南信地方では割とメジャーなおやつの「五平餅」も売ってますが、暑い時期にはちょっと食べたくないかな…。



夏場におすすめなのは「マテリア」のジェラート。

ここは食券制になっているのでまずはこちらで食券を買いましょう。
値段はSが250円、Mが430円、ダブルが480円で、カップかコーンか選べます。


豆乳と甘酒を使った「おんな城酒アイス」や珍しい「ポポー」という果物を使ったアイスもありますが、今日は一番人気の「ホワイトクリーム」

ホワイトクリームは地元の酪農家が生産する牛乳を使ったジェラート。
甘さは控えめでしっかりと牛乳の味がする、シンプルながらも飽きの来ないジェラートで、マテリア開店当時からの定番です。
むかしはこの辺学校給食にデザートとして提供されていましたが、今はどうなんでしょうね?

お土産物屋の裏には顔はめパネルがありました。
こういう昭和感あふれるやつ結構好きなんですけど、自分で顔ハメしようとまでは思わないなぁ…。
一人じゃ写真取れないですしね…。
竜ヶ岩洞岩石園
一息ついたので少し周辺を散策してみました。
洞窟入り口の左側には岩石園があり、火山の断面図や岩石標本が露天で展示されています。


岩石園の上には「夢現の岩穴」という開運スポットも。


直売所
竜ヶ岩洞の周りには野菜の直売所もあります。
この辺の農家で作った野菜以外にも、時期になればタケノコや山菜なんかも売ってるみたいですよ。
駐車場のすぐ隣にはお好み焼き屋さんがありました。
浜松でお好み焼きというとタクアンの入った遠州焼きが有名ですが、火の通ったタクアンはあまりおいしくない気が…。



まとめ
鍾乳洞は天気に関係なく行けるので気楽に訪れることが出来て良いですね。
気温が一年を通じて一定なので夏は涼しく、冬は暖かいとまでは言えませんが、少なくとも寒くは無いのでどの季節に行ってもそれなりに楽しめそうですね。
今回はアイスしか食べていませんが食堂の料理も評判が良いので、食堂を目当てに竜ヶ岩洞に行く人も多いようです。
市街地から遠いのがネックですが田舎ののんびりとした空気を感じに遊びに来てはいかがでしょうか?
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