自衛隊入隊予定者へのアドバイス

自衛隊の思い出

以前“自衛官になりたい人達へのアドバイス”という記事をアップしましたが↓

今回は無事採用試験に合格した後に気を付けるべきことを、二十数年前の記憶と現役当時に思ったことを再構成し、参考になりそうなことを書いてみたいと思います。

Table of Contents

体力よりも運動習慣が大事!

教育隊では頭よりも体を使うことが圧倒的に多いので、体力づくりために入隊前に走り込みや筋トレをしたほうが良いとは思いますが、まずは体力よりも運動をする習慣をつけることのほうが大事です。

学生さんであれば部活やサークル活動などでほぼ毎日何らかの運動をしているかと思いますが、引退後も軽くで良いので体を動かす習慣を維持してください。

私が思うに着隊時に必要な体力は

  • 何分かかってもいいので3㎞を歩かず、休まずに走る
  • 腕立て、腹筋を連続して10回程度できる

といった程度で十分だと思います。

時間がかかってもいいのでこれだけのことを毎日できれば教育隊の訓練には問題なくついていけると思いますよ。

わざわざジムに通うようなことをしなくてもいいので、毎日運動する癖を付けましょう。

運動する習慣がない人は消費カロリーや歩数なんかが記録できるスマートウォッチを付けてると日々の目標値や運動量が把握しやすくなるのでお勧め!

Apple watchとかが流行ってますが、教育隊では高機能なスマートウォッチの持ち込みが制限されたり、訓練中に破損するリスクがあるのでなるべく安くて機能を絞った、耐久性のあるものがお勧めです。

特に気を付けるべきは無理なトレーニングをしないこと!

ケガや故障で訓練に参加できないとなれば、せっかく採用試験に合格していても教育隊到着時の身体検査で落とされるかもしれません。

実際のところ合格通知から入隊まではそこまで期間がないと思いますので、可能であれば採用試験の準備段階から運動する習慣を身につけたほうがいいです。

自衛隊についての勉強は必要?

事前に自衛隊の知識を身に着けておく必要は全くありません。

そもそも教育隊は“何も知らない素人をいっぱしの自衛官に鍛え上げる場所”ですので、自衛官として必要な最低限の知識と常識は教育隊で身に付きます。

自衛官として必要な知識と常識というのは、主要装備のスペックや装備品の運用状況、戦略や戦術といったものではありません。

もちろん長い目で見ればその手の知識も必要ではあるのですが、こういうものは教育隊修了後に行く職域・職種別の学校や部隊が担当する領域です。

教育隊で学習する知識と常識とは、基本教練や自衛隊に関連する各種法令、規則類、勤務要領(部隊配置後に割り当てられる当直や歩哨、不寝番)などの実務に絡む物事で、ミリタリーマニアがあまり興味を持たない、ネットや書籍などには出てこない内容の物です。

個人的にはマニアックな法令や規則を予習する時間があったら英語の勉強をしたほうがいいと思います。

最近は若い隊員でも海外での勤務やアメリカをはじめとした諸外国の軍隊との共同訓練をすることが多いですし、他の自衛隊はわかりませんが航空自衛隊の場合は教育隊で行われるの英語能力検定の成績次第で選択できる職種の幅が広がります。(航空管制官や警戒管制員、情報関係の職種など)

もし検定試験の成績が悪かったとしても日常会話程度ができるとなれば配属先の部隊でかなり重宝されるので勉強しておいて損はありません。

訓練や研修に来た外国人のアテンドや、彼らとの懇親会に参加できれば偉い人達に顔を覚えてもらいやすくなるので、英語能力があると出世しやすいというのもありますし、単純に人脈が広がるので後々仕事をする時に楽ができるようになります。

入隊前に身に付けておくと便利なスキル

教育隊では制服や迷彩服などの衣類(被服といいます)が渡されますが、まず最初にやることは“名札と階級章の縫い付け”といったお針仕事(裁縫って言ったほうがわかりやすい?)なので裁縫のスキルは必須!

難しい縫い方は出来なくてもいいのでなみ縫いとまつり縫いのやり方はマスターしておきましょう!

時間に余裕があれば駐屯地や基地の売店に入っている洋品店に頼むことも出来ますが、教育隊では新隊員が殺到して洋品店が注文を捌ききれなくなってしまうので基本的には自分で縫い付けするしかありません。

裏技として器用な同期に頼むというのもない話ではありませんが、見つかれば教育隊の班長や助教(教官)に怒られますし、ほぼ初対面の人に雑用を頼むとその後の教育隊での人間関係に支障をきたすので止めておきましょう…。

裁縫スキルの他にも洗濯とアイロンがけのスキルがあると楽ですが、この辺りは班長や助教が教えてくれるので洗濯機やアイロンの簡単な使い方だけ覚えておけばいいかと思います。

後は缶詰の開け方(缶切りの使い方)を知っていると便利でしょうね。

最近は缶切りがなくても開けられる“プルトップ”や“パッ缶”と言われるタイプの缶詰が多いため、そうでない昔ながらの缶詰の開け方を知らない人や缶切りの使い方を知らないという人も多いですが、自衛隊では今でも昔ながらの缶詰を使うことが多いです。

これは非常食を飛行機から投下することもあるためで、着地時の衝撃に耐えられる昔ながらの缶詰を採用する傾向にあるから。

陸上自衛隊は缶詰からレトルトパックに移行していますが、部隊によっては市販の非常食を購入しているところもあるため、もしかすると缶切り必要な缶詰が支給されるかもしれません。

非常食の入れ替えのために定期的に配られることがあるので缶詰の開け方を知らないと食事がとれないなんてこともあるかもしれませんよ?

ちなみに缶切りは付いてきますが、付属の物は小さくて使いづらいのでこんな缶切りを持っていくと良いかも↓

マルチツールナイフとかがあると他の事に色々と使えて便利ですけど、教育隊では刃物持ち込み禁止だったりするので、スイスアーミーとかウェンンガーのツールナイフを持って行くのはやめときましょう!

それにあんまり高いものや良いものを持ち込むと盗まれますからね…。

これ以外のスキルは特に必要ないんじゃないでしょうか?

射撃や格闘技も教育隊で教えてくれますし、下手に覚えて自己流で行くと班長や助教から怒られます…。

自衛隊の中でも教育隊は特に安全管理や訓練の画一性を求められるので“一人だけやり方が違う”というのは認められません。

そういった意味では協調性というのも必須スキルの一つになると思います。

後は車の免許ですかね?

免許がないと仕事にならないようなポジションに配属されれば優先的に官費で免許を取らせてくれたり自衛隊の中にある自動車教習所で免許を取ることが出来ますが、そうでなければ自腹で免許を取らなくてはなりません。

入隊までに時間があれば最低でも普通自動車免許、余裕があれば準中型免許くらいは取っておきましょう。

旅行がてら合宿免許で取るというのも自衛隊での寮生活の練習になっていいかもしれませんよ。

といった感じで今回も思いつくままにアドバイスらしきものを書き連ねてみましたが、これ以外にも気になることをコメント欄に残していただければ随時記事にしていきますのでよろしくお願いします。

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