フライトシムで日本一周 レグ10 硫黄島基地→南鳥島基地

フライトシム

『一般人の立ち入ることのできない特別な飛行場に行ってみる』というのもフライトシムの遊び方の一つですが、今回はそんな特別な飛行場の一つ、小笠原諸島の“南鳥島”にある海上自衛隊南鳥島航空基地(通称マーカス)まで飛んでみました。

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南鳥島

南鳥島は日本最東端の島で、行政上は東京都小笠原村に属しています。

とはいえ本土から1,800㎞も離れているので、東京といわれてもピンとこない人がほとんどではないでしょうか?

硫黄島と同じく太平洋上に浮かぶ孤島なので、太平洋戦争中は硫黄島のような激戦が繰り広げられ…。

ということは無かったみたいですね。

当時の米軍の戦略としては、グアムー日本本土間の中継地や、日本本土を空襲して攻撃を受けてグアムまで帰還できない爆撃機の緊急着陸先として硫黄島の攻略が絶対不可欠だったわけですが、南鳥島は硫黄島から東に1,200㎞も離れているため、それほど重要視されていなかったようです。

ちなみに南鳥島、過去にはリン鉱石採掘のために民間人が居住していましたが、リン鉱石の枯渇と価格の暴落により日本海軍の進駐の前年には全住民が退去。

このため硫黄島のような島民の強制退去は行われず、帰還したがる島民もいなかったようです。

太平洋戦争後は米軍による小笠原諸島の統治時代を経て日本に返還され、1968年に海上自衛隊が南鳥島航空派遣隊を編成。

滑走路は存在しますが、硫黄島と同じく飛行部隊は常駐せず、主に南鳥島に駐留する隊員や、生活物資の輸送のために使われているようです。

発見者にちなみ「マーカス島」と呼ばれることもありますが、こう呼んでいるのは海上自衛隊の人くらいしか聞いたことはありません。

南鳥島の駐留部隊

飛行場の管理と基地の運営は海上自衛隊ですが、常駐する飛行部隊はいません。

人の入れ替えや物資の輸送に航空自衛隊か海上自衛隊のC-130が週に1回程度飛来するのみで、硫黄島の様に訓練部隊が展開することもありません。

周囲で海難事故が発生した場合の中継基地といった位置づけの基地ですね。

海上自衛隊の他には気象庁の南鳥島観測所があるので気象庁の職員と、島内の施設維持管理のために国土交通省関東地方整備局の職員が駐在しています。

島民はすべて公務員で全部で30人もいないようです。

南鳥島の飛行場施設

南鳥島に設置されている滑走路は

  • 滑走路長:1、372m
  • 滑走路方位:05/23

となっています。

かつては太平洋を横断する旅客機が給油のためにテクニカルランディングすることがあったようですが、これはレシプロ旅客機の全盛期のお話し。

ジェット旅客機が一般的になり、飛行距離が格段に伸びた現在では給油のために南鳥島に降りてくることも無いでしょうし、そもそも滑走路が短すぎるので現在の旅客機が降りたら乗客や貨物を乗せた状態では離陸できなくなってしまうでしょうね。

滑走路が短いため離着陸できる飛行機が限られるため、自衛隊の輸送機や飛行点検機を選定する際には『南鳥島に安全に離着陸することが出来るかどうか?』という基準があるんだそうです。

Prepar3Dに収録されている南鳥島にはDMEとNDBという航法援助施設がそれぞれ1基づつ設置されています。

南鳥島へのアクセス

昭和初期まではリン鉱石の採掘のために民間人が住んでいましたが、リン鉱石の採掘が中止されて以降民間人は全て退去し、現在は自衛隊が管理する島となっているため民間人は立ち入り禁止。

上陸するには自衛隊の定期便に乗るしかありませんが、マスコミの取材でもない限りは南鳥島に立ち入ることは不可能です。

近隣を航行する船にたまたま乗っていて、運悪く急病になればもしかしたら行けるかも…。

ただし医師の常駐する最寄りの島は硫黄島で、南鳥島からだとC-130で3時間かかりますし、行ったところで簡単な治療しか受けられません。

高度な医療が必要となれば本土までいく必要があり、仮にここから直接羽田まで飛んだとしても4時間近くかかります。

南鳥島近海に眠るレアアース

南鳥島近海でレアアースが見つかったというニュースがありましたが、どうもビジネスにならないような感じですね。

技術的には採掘できたとしても、南鳥島まで来て作業する人たちの人件費や本土までの輸送費用を考えると割に合わないんでしょう。

石油と同じで価格が高騰するまでは放置になるんじゃないでしょうか?

南鳥島は戦前までリン鉱石の採掘で栄え、民間人も住んでいたようですが戦争と同時期に採掘が終了しています。

「軍による強制疎開だ!」と言われることが多いですが、実際はリン鉱石の暴落で採算が取れなくなって撤退したそうです。

レアアースも同じような道をたどりそうな感じがしますね。

南鳥島までのフライト

硫黄島から南鳥島までは直線距離で約1,300㎞あるので、所要時間は前回の入間基地から硫黄島までのフライトとそんなに変わりません。

今回は長距離の洋上飛行を行うため、自機のナビゲーションにNDBとDMEを使いましたが、この2つの無線標識はカバーエリアが400㎞程度しかないため、途中まではGPSナビも併用してのフライトになります。

今回も約3時間のフライトなので、今回も動画はダイジェスト。

全篇ノーカットで見たいという奇特な方がいたら「ノーカット版希望!」とでもコメントを残しておいてください。

サマリー

硫黄島を飛び立つと見渡す限りの海で、南鳥島近海まで景色に変化はありません。

経路上に島一つ無いので参照物もなし。

輸送機のパイロットはよくも寝ずに飛べるもんだなと感心しました。

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