新型コロナの影響で好きな所に旅行に行くこともままならないので、フライトシミュレーターで日本旅行をしたつもりになって遊んでます。
前回は静岡県浜松市にある航空自衛隊浜松基地から、同じく静岡県の牧之原市と島田市に跨る富士山静岡空港までフライトしてみました↓
今回は前回降り立った富士山静岡空港を出発し、すぐ隣にある航空自衛隊静浜基地に向かいます。
Table of Contents
航空自衛隊静浜基地
静浜基地は静岡県焼津市にある航空自衛隊の基地。
飛行場コードは
- ICAOコード:RJNF
- IATAコード:旅客利用が無いため無し
となっています。
静浜基地は航空自衛隊のパイロットを養成する基地の一つで、プロペラの付いた初級練習機(T-7)を使用してパイロットの基礎的な飛行教育が行われる基地です。
航空自衛隊でパイロットの養成コースに進むためには実機を使った実技試験が行われますが、この実技試験が行われる基地でもあります。
またパイロットの実技試験以外にも、静岡県内で自衛官の採用試験をする際は静浜基地で身体検査や面接試験を受けることがあるので、自衛官でなくても行ったことがある人がいるかもしれませんね。
私が自衛隊を受験した当時は静岡在住だったので、面接試験と身体検査を受けるために静浜基地に行きました。
ちなみにこの基地の名前の由来ですが、『静岡市と浜松市のほぼ中間に位置するから間を取って静浜にした!』というのは真っ赤な嘘です…。
実際にはこの基地の開設当時にあった“旧志太郡静浜村”から来ています。
静浜基地の施設
Prepar3dに収録されている静浜基地の滑走路は
- 長さ:4,918ft(約1、500m)
- 方位:9/27
となっています。

航空基地というと滑走路があるためにかなり広大な所が多いんですが、静浜基地は滑走路が短いため航空自衛隊の基地の中でもかなり小さい部類になります。
静浜基地のイベント
例年5月中旬に航空祭が開催されます。

静浜基地は滑走路が短いので戦闘機や大型機の着陸が難しい…。
このことから静浜基地の航空祭で見ることのできる航空機は、近隣の浜松基地よりもどうしても少なくなりますが、これはあくまで地上で展示される飛行機に限っての話。
もちろん他の基地の航空祭と同様に飛行展示があり、これは浜松基地からのリモートとなるので航空自衛隊の保有する飛行機の飛行を一通り見られます。
これに加え静浜基地で運用されているT-7練習機の飛行展示を見ることも出来るわけですが、意外とT-7の飛行展示って他の基地で見ないですよね。
静浜基地に静岡県警航空隊が同居しているため、航空祭では県警ヘリの飛行を見ることも出来ますが、これも他の基地の航空祭ではなかなか見ることが出来ない。
そう考えると静浜基地の航空祭ではレアな飛行展示を見ることが出来ますね。
そして基地の敷地が狭いので、基地の航空祭よりも間近に飛行機の飛ぶ様子を見ることが出来るのも特徴でしょう。
飛行展示ではなかなかレアなフライトを見ることが出来るわけですが、太平洋戦争中に静浜基地の前身である藤枝基地に駐留していた「芙蓉部隊」所属機のカラーリングを施したT-7や、歴代の使用機(T-6、T-34、T-3)を展示したりと、戦闘機や大型機の地上展示が出来ない分、独自色の強いものが展示されていて面白いのではないかと思います。
ちなみに航空祭で地上展示されているT-34とT-3は既に退役済みの機体なんですが、実は今でも定期的に整備がされていていつでもエンジンをかけられる状態にしてあるとかいう噂があったりしますけど、本当なんですかね?
航空自衛隊静浜基地へのアクセス
フライトシムなら富士山静岡空港からひとっ飛びですが、現実的には不可能なので一般的なアクセス方法を記載しておきます…。
車で
東名高速道路の「大井川焼津藤枝スマートIC」が最も近く、ここで降りて約10分で基地の正門に到着。
ETCがなければ、名古屋方面からは「吉田IC」、東京方面は「焼津IC」で降りることになりますが、どちらも基地からは少し遠いですね。
公共交通機関で
JR藤枝駅が最寄り駅で、北口4番乗り場から「飯淵(いいぶち)」行きに乗車して約20分、静浜基地入口で下車、徒歩5分で基地正門に到着します。
またはJR藤枝駅南口の1番乗り場から「相良(さがら)営業所」行きに乗車して約20分、宗高新町(むねたかしんまち)で下車して徒歩8分で基地正門です。
東名高速バスの「東名大井川停留所」で下車して徒歩で向かうという手もありますが、ここからだと約30分かかるようですので、こちらはあまりお勧めは出来ません…。
静浜基地周辺の観光スポット
焼津さかなセンター
焼津観光どころか静岡観光でここは外せないというくらいのメジャースポット。
東名焼津ICを出てすぐのところにあります。
似たようなお土産どころは日本中にありますが、地方によって取り扱っている魚が違うので行ってみると意外と面白いんですよね。
焼津はまぐろやシラスに桜えびが全国的に有名ですが、個人的には干物を推したい!
干物=アジだと思っている人は種類の多さに多分びっくりするはずです。
施設内には地物を食べることが出来る食堂があるのでこちらもお勧め!
営業時間や休業日の情報は焼津さかなセンターのHPでご確認ください。
焼津漁港
焼津さかなセンターから車で10分ほど東に向かうと焼津漁港があります。
焼津漁港はマグロの水揚げ日本一の漁港で、周辺の食堂でもマグロ料理を提供しています。
私はホンマグロやクロマグロよりバチマグロ(メバチ)やビンチョウマグロが好きで、焼津漁港までわざわざ買いに行ったりするんですよ。
近くに住んでいればいつでもか気軽に買いに行けますが、遠方でなかなか買いに行くことが出来ない方はふるさと納税の返礼品にも『マグロ食べ比べセット』なんてのがあるので是非お取り寄せしてみてください↓
焼津小泉八雲記念館
小泉八雲というと島根県の松江所縁の怪談で有名な小説家というイメージがありますが、焼津には毎年海水浴に来ていたらしく、焼津を舞台にした小説も執筆しているそうです。
文豪の記念館にありがちな作品の展示だけでなく愛用品や夫人への手紙など、小泉八雲の人柄にスポットを当てて収蔵品をセレクトしているそうです。
入館無料ですので、焼津の辺りを訪れたついでにふらっと覗いてみるのもいいかもしれません。
詳しい情報は焼津市のHP、焼津小泉八雲記念館のコーナーで確認できます。
航空自衛隊静浜基地 までのフライト
富士山静岡空港のランウェイ30をテイクオフしたら右へ旋回。
静浜基地は富士山静岡空港を離陸するとすぐに視界に入るので、真正面に静浜基地をとらえたらそのまま静浜基地へ向かいます。
今回はテロップを付けてみましたがいかがでしょうか?
編集に手間がかかるので何かいい方法がないか模索中です。
サマリー
静浜基地のすぐ近くには目立った観光地はありませんが、少し離れると焼津があり、新鮮な魚介類を食べることが出来ます。
それと小泉八雲のゆかりの地だということも初めて知りましたが意外でしたね!
静岡在住なのでフライトシムではなく本当に小泉八雲記念館に行き、ついでに焼津さかなセンターにでも寄ってみたいと思います。
次のフライトはこちらから↓
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